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第七十四話 宿敵
俺達が高崎播磨を見つけ、あれこれ話をしている時。高崎播磨もまた、俺達を見つけていた。
嬉しそうに笑って俺たちに向って手を振った。
「あの野郎・・・・オースティンを殺しやがって。」
俺がカッなったのを察知した師匠が杖で俺の胸を小突いて言う。
「・・・・逸るな。己を見失うな。」
そう言われて、俺はまた自分が殺気にとらわれかけていることに気が付いて、「あっ!」と、恥ずかしくなる。
感情の起伏に合わせて伸びる俺の角が一層長くのびていたからだ。
「なんだか、それ。剣一君のバロメーターみたいだね。」
俺の気持ちを和らげるためだろうが、軽く美野里に茶化されてしまった。それも俺の未熟の致すところ。怒る気はない。
師匠は俺の殺気が収まったことを感じ取ると、作戦について話して聞かせてくれた。
「剣一様。ウィリアム様も。
二人の仕事はあの高崎播磨を討つことではありません。二人が討つべきは、高崎播磨を従えているあの敵将です。高崎播磨と天体魔法の対策は私に任せてください。
きっと、高崎播磨もそのつもりです。
彼は去る前に言っていたでしょう。私こそ彼の天敵だと・・・・・。
彼の狙いは私。私の狙いは彼。
ならば、二人は敵将を打ち取ってこの戦争に勝利してください。」
師匠がそう言うのを見計らったかのようなタイミングで、言い終わると同時に敵兵が動き出した。
「敵襲~~~っ!! 来るぞぉ~~~~っ!!」
城壁の見張り台の上に登った兵士が大声を上げる。すると、魔物たちが一斉に雄たけびを上げながら突撃してきた。
「二人ともっ!! 敵は城壁を乗り越えてくるのが第一の目的です。
先ずはそれを阻止。そうしていれば、じきに向こうの方からから飛び込んできますよっ!
あなた方は敵の標的なのですからっ!!」
師匠は敵の狙いを指摘し、俺達に忠告する。
そして自分はアビゲイル先生とリリアンとヴァイオレット。それから数名の神官、巫女を従えて魔法の段取りを始める。個人の詠唱だけでなく複数名の力と魔法陣の力も借りる大魔法は高崎播磨との決戦用だろう。
師匠は準備万端という訳だ。
ならば、俺達も遅れは取るまい。剛剣を鞘から抜き出すとウィリアムに掛け声をかける。
「やるぞ、ウィリアムっ!!」
「おおっ!!」
俺達は掛け声を合わせると、向かってくる敵を切り伏せ、魔法を浴びせていく。
敵は俺達を見つけると狂ったような咆哮を上げて、凄まじい勢いで城壁を登りきり、向かってくる。
こいつらが信じられない速度で壁を上がってことができるのは、味方の体を足場にして登って来るからだ。とはいえ、城壁を登りながら反撃しながら登るのだから、圧倒的に状況は不利。登り切ったといっても魔物たちは全身に酷い矢傷、魔法傷を受けている。
それでも一切、臆することなく迷うことなく俺達に向かってくる。
「鬼の時と同じだ。剣一、ぬかるなよっ!
あの狂気を軽んじたときに死ぬぞっ!!」
「ああ、百も承知だ。わかってるぜっ!」
俺とウィリアムは共に死線を潜り抜け、あの狂気の恐ろしさを知っている。自分の方が強いからと言って軽んじるつもりなど毛頭ない。
城壁に取りついた魔物を狩るために他の兵士たちと奮戦していると、エイデン侯爵が声を上げる。
「お二人だけに任せきりになるわけにいくかっ!!
城壁の者共、赤騎士団と替われっ!! 足手まといになるだけだっ!!」
彼の方を振り向くと、いつの間にかエイデン侯爵の周りには100名近くの赤づくめの鎧を着た騎士達が詰めていて、エイデン侯爵の命令通り、城壁の兵士たちと交替しながら防衛任務にあたる。
「剣一様っ! この者たちは、我が軍きっての精鋭部隊。赤拵えの鎧は武勇の証。
敵の寝首を掻くための強襲部隊でありましたが、こうも完全な防衛線ならば、使い道に困ると言う物。
どうぞ、存分にお役に立ててください。」
エイデン侯爵のその言葉に続けて二人の騎士が魔物を弓矢で射りつつ前に出てきた。
「どうもっ! 私の名はデイビッド・カルヴィン。弓と土魔法には少々自信がある赤騎士団の隊長ですっ!
よろしくおねがいしますっ!」
「私の名はワイアット・サイラス。弓と槍と水魔法を得手としていますが、実際は水魔法はヘナチョコな赤騎士団の副隊長ですっ!!」
そう挨拶しながら俺に近づいてきた二人ともかなり正確に魔物を射殺している。只者ではない腕前だ。さすがエイデン侯爵の秘蔵っ子騎士団といったところか。
おまけに俺よりもまだ一回りは背の高い立派な体格をしていた。
また、乱戦極まるこの戦場でも乱れることない精悍な顔つきから、彼らがかなりの修羅場をくぐってきていることも察しが付く。
「ああっ! 二人ともいい腕してる。頼りにするぜっ!」
俺達は100名の精鋭を従えて城壁の防衛に当たる。この赤騎士。全員が物凄く腕が立つ。信頼が出来る連中だ。
「おいっ! 誰か美野里様を・・・・今聖女様を後方へっ!
敵に指一本、触れさせるなよっ!!」
ウィリアムは彼らが信頼できると判断すると、すぐさま指示を出す。
さすが我が永遠のライバル。この窮地にも機転が利き、俺が考えていたことを俺よりも先に実行してくれる。
美野里の安全が確保されれば、俺は全力で戦える。よくやってくれるぜ、全く。
こうして一点突破を試みる魔物群れを俺達は水際で食い止めていたのだが、やがて、その勢いが増してきた。
「剣一っ! 妙だっ!
こいつらやけに勢いがいいっ!!」
俺は城壁を上がり切った敵を切り伏せつつ、ウィリアムの言葉に同意する。
「ああっ! 気のせいじゃないはずだっ!
あれだよ、高崎播磨の天体魔法だっ!!」
俺が剣先で示した方向を見て、ウィリアムも気が付いた。
「シャウシュカ様の防御陣形っ!
それに北西の宿星神メズラ様の攻撃陣形っ!」
ただ一心不乱に突っ込んできているかのように見えた魔物たちだったが、鋒矢陣形の第二陣、第三陣が合流していくうちに城壁の下ではいつしか、部隊が天体魔法をベースにした突破陣形の通りに突っ込んできていた。
「まさかっ! そんなっ!こいつら狂ったように突っ込んできておきながら、こんな陣形を整えるような余裕をもっているなんてっ!!」
デイビッドは驚きの声を上げながら矢を放つ。しかし、その矢は魔物に当たっても皮一枚を傷つける程度で、致命傷を与えるどころか、皮膚の下の筋肉層に達すると外にはじき返されてしまう。
「おまけになんて堅いんだっ!!」
これはマズい。敵の強化が著しい・・・・・。明らかに押され始めている。
それにしても、どうやって敵はこの登るのも危険な壁を登りつつ、冷静に防御陣形を築けるのだっ!?
と、俺が疑問に思った時だった。ウィリアムが気付いた。
「見ろっ! 足場になっている連中の中に明らかに色が違う鎧を着ている連中がいいるっ!
敵はそこで足場になった者たちの中から色を選んで陣形を整えているんだっ!」
ウィリアムの指摘は正しい。魔物たちは今、登らんとする壁の足場になった兵士の体を利用して、目印となる兵士の色を踏み合わせて、それで陣形を形成しているんだ。
よく考えられている。これなら色分け順に足を踏み入れ、その時出来た陣形を崩さずに登り切れば、おのずと天体魔法を利用した陣形が形成されるのだ。
なんともよく考えられたものだ。
城壁の上で防御していた赤騎士団や並の兵士たちは急激に強くなり始めた魔物に混乱し始めた。
混乱は、滅びの道を啓蒙する。
やがて、混乱は臆病心を呼び起こし、兵士たちの攻撃は徐々に弱まっていき、ジリジリと後退を始める。
「下がるなっ! 踏みとどまれいっ!
ここで防御陣形を崩し、敵の侵入を許せば人類は敗北するっ!
命を捨てよっ! 敵を阻止せよっ!!
私もお前たちと共に死んでやるっ!」
臆病風に吹かれた兵士たちに対して、エイデン侯爵が檄を飛ばしながら剣を抜いて魔物に向かっていく。
その姿に心打たれた兵士たちは、再び勇気を武器に敵に立ち向かうのだった。
だが。こんなチャンスを高崎播磨が見過ごすはずはない。否。このチャンスこそ高崎播磨が狙っていたこと。
準備万端に用意を進めてきた彼が、突撃を緩めることなどありえないことだ。
「ものども~~~っ!! 続け~~っ!
今こそ魔王様の宿願叶う時っ! この城を落として、人類を滅ぼす重要拠点とするのだっ!!」
高崎播磨は号令と共に突撃を始め、他の魔物も大声を出して、自分を奮い立たせているのだった。
嬉しそうに笑って俺たちに向って手を振った。
「あの野郎・・・・オースティンを殺しやがって。」
俺がカッなったのを察知した師匠が杖で俺の胸を小突いて言う。
「・・・・逸るな。己を見失うな。」
そう言われて、俺はまた自分が殺気にとらわれかけていることに気が付いて、「あっ!」と、恥ずかしくなる。
感情の起伏に合わせて伸びる俺の角が一層長くのびていたからだ。
「なんだか、それ。剣一君のバロメーターみたいだね。」
俺の気持ちを和らげるためだろうが、軽く美野里に茶化されてしまった。それも俺の未熟の致すところ。怒る気はない。
師匠は俺の殺気が収まったことを感じ取ると、作戦について話して聞かせてくれた。
「剣一様。ウィリアム様も。
二人の仕事はあの高崎播磨を討つことではありません。二人が討つべきは、高崎播磨を従えているあの敵将です。高崎播磨と天体魔法の対策は私に任せてください。
きっと、高崎播磨もそのつもりです。
彼は去る前に言っていたでしょう。私こそ彼の天敵だと・・・・・。
彼の狙いは私。私の狙いは彼。
ならば、二人は敵将を打ち取ってこの戦争に勝利してください。」
師匠がそう言うのを見計らったかのようなタイミングで、言い終わると同時に敵兵が動き出した。
「敵襲~~~っ!! 来るぞぉ~~~~っ!!」
城壁の見張り台の上に登った兵士が大声を上げる。すると、魔物たちが一斉に雄たけびを上げながら突撃してきた。
「二人ともっ!! 敵は城壁を乗り越えてくるのが第一の目的です。
先ずはそれを阻止。そうしていれば、じきに向こうの方からから飛び込んできますよっ!
あなた方は敵の標的なのですからっ!!」
師匠は敵の狙いを指摘し、俺達に忠告する。
そして自分はアビゲイル先生とリリアンとヴァイオレット。それから数名の神官、巫女を従えて魔法の段取りを始める。個人の詠唱だけでなく複数名の力と魔法陣の力も借りる大魔法は高崎播磨との決戦用だろう。
師匠は準備万端という訳だ。
ならば、俺達も遅れは取るまい。剛剣を鞘から抜き出すとウィリアムに掛け声をかける。
「やるぞ、ウィリアムっ!!」
「おおっ!!」
俺達は掛け声を合わせると、向かってくる敵を切り伏せ、魔法を浴びせていく。
敵は俺達を見つけると狂ったような咆哮を上げて、凄まじい勢いで城壁を登りきり、向かってくる。
こいつらが信じられない速度で壁を上がってことができるのは、味方の体を足場にして登って来るからだ。とはいえ、城壁を登りながら反撃しながら登るのだから、圧倒的に状況は不利。登り切ったといっても魔物たちは全身に酷い矢傷、魔法傷を受けている。
それでも一切、臆することなく迷うことなく俺達に向かってくる。
「鬼の時と同じだ。剣一、ぬかるなよっ!
あの狂気を軽んじたときに死ぬぞっ!!」
「ああ、百も承知だ。わかってるぜっ!」
俺とウィリアムは共に死線を潜り抜け、あの狂気の恐ろしさを知っている。自分の方が強いからと言って軽んじるつもりなど毛頭ない。
城壁に取りついた魔物を狩るために他の兵士たちと奮戦していると、エイデン侯爵が声を上げる。
「お二人だけに任せきりになるわけにいくかっ!!
城壁の者共、赤騎士団と替われっ!! 足手まといになるだけだっ!!」
彼の方を振り向くと、いつの間にかエイデン侯爵の周りには100名近くの赤づくめの鎧を着た騎士達が詰めていて、エイデン侯爵の命令通り、城壁の兵士たちと交替しながら防衛任務にあたる。
「剣一様っ! この者たちは、我が軍きっての精鋭部隊。赤拵えの鎧は武勇の証。
敵の寝首を掻くための強襲部隊でありましたが、こうも完全な防衛線ならば、使い道に困ると言う物。
どうぞ、存分にお役に立ててください。」
エイデン侯爵のその言葉に続けて二人の騎士が魔物を弓矢で射りつつ前に出てきた。
「どうもっ! 私の名はデイビッド・カルヴィン。弓と土魔法には少々自信がある赤騎士団の隊長ですっ!
よろしくおねがいしますっ!」
「私の名はワイアット・サイラス。弓と槍と水魔法を得手としていますが、実際は水魔法はヘナチョコな赤騎士団の副隊長ですっ!!」
そう挨拶しながら俺に近づいてきた二人ともかなり正確に魔物を射殺している。只者ではない腕前だ。さすがエイデン侯爵の秘蔵っ子騎士団といったところか。
おまけに俺よりもまだ一回りは背の高い立派な体格をしていた。
また、乱戦極まるこの戦場でも乱れることない精悍な顔つきから、彼らがかなりの修羅場をくぐってきていることも察しが付く。
「ああっ! 二人ともいい腕してる。頼りにするぜっ!」
俺達は100名の精鋭を従えて城壁の防衛に当たる。この赤騎士。全員が物凄く腕が立つ。信頼が出来る連中だ。
「おいっ! 誰か美野里様を・・・・今聖女様を後方へっ!
敵に指一本、触れさせるなよっ!!」
ウィリアムは彼らが信頼できると判断すると、すぐさま指示を出す。
さすが我が永遠のライバル。この窮地にも機転が利き、俺が考えていたことを俺よりも先に実行してくれる。
美野里の安全が確保されれば、俺は全力で戦える。よくやってくれるぜ、全く。
こうして一点突破を試みる魔物群れを俺達は水際で食い止めていたのだが、やがて、その勢いが増してきた。
「剣一っ! 妙だっ!
こいつらやけに勢いがいいっ!!」
俺は城壁を上がり切った敵を切り伏せつつ、ウィリアムの言葉に同意する。
「ああっ! 気のせいじゃないはずだっ!
あれだよ、高崎播磨の天体魔法だっ!!」
俺が剣先で示した方向を見て、ウィリアムも気が付いた。
「シャウシュカ様の防御陣形っ!
それに北西の宿星神メズラ様の攻撃陣形っ!」
ただ一心不乱に突っ込んできているかのように見えた魔物たちだったが、鋒矢陣形の第二陣、第三陣が合流していくうちに城壁の下ではいつしか、部隊が天体魔法をベースにした突破陣形の通りに突っ込んできていた。
「まさかっ! そんなっ!こいつら狂ったように突っ込んできておきながら、こんな陣形を整えるような余裕をもっているなんてっ!!」
デイビッドは驚きの声を上げながら矢を放つ。しかし、その矢は魔物に当たっても皮一枚を傷つける程度で、致命傷を与えるどころか、皮膚の下の筋肉層に達すると外にはじき返されてしまう。
「おまけになんて堅いんだっ!!」
これはマズい。敵の強化が著しい・・・・・。明らかに押され始めている。
それにしても、どうやって敵はこの登るのも危険な壁を登りつつ、冷静に防御陣形を築けるのだっ!?
と、俺が疑問に思った時だった。ウィリアムが気付いた。
「見ろっ! 足場になっている連中の中に明らかに色が違う鎧を着ている連中がいいるっ!
敵はそこで足場になった者たちの中から色を選んで陣形を整えているんだっ!」
ウィリアムの指摘は正しい。魔物たちは今、登らんとする壁の足場になった兵士の体を利用して、目印となる兵士の色を踏み合わせて、それで陣形を形成しているんだ。
よく考えられている。これなら色分け順に足を踏み入れ、その時出来た陣形を崩さずに登り切れば、おのずと天体魔法を利用した陣形が形成されるのだ。
なんともよく考えられたものだ。
城壁の上で防御していた赤騎士団や並の兵士たちは急激に強くなり始めた魔物に混乱し始めた。
混乱は、滅びの道を啓蒙する。
やがて、混乱は臆病心を呼び起こし、兵士たちの攻撃は徐々に弱まっていき、ジリジリと後退を始める。
「下がるなっ! 踏みとどまれいっ!
ここで防御陣形を崩し、敵の侵入を許せば人類は敗北するっ!
命を捨てよっ! 敵を阻止せよっ!!
私もお前たちと共に死んでやるっ!」
臆病風に吹かれた兵士たちに対して、エイデン侯爵が檄を飛ばしながら剣を抜いて魔物に向かっていく。
その姿に心打たれた兵士たちは、再び勇気を武器に敵に立ち向かうのだった。
だが。こんなチャンスを高崎播磨が見過ごすはずはない。否。このチャンスこそ高崎播磨が狙っていたこと。
準備万端に用意を進めてきた彼が、突撃を緩めることなどありえないことだ。
「ものども~~~っ!! 続け~~っ!
今こそ魔王様の宿願叶う時っ! この城を落として、人類を滅ぼす重要拠点とするのだっ!!」
高崎播磨は号令と共に突撃を始め、他の魔物も大声を出して、自分を奮い立たせているのだった。
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