10 / 49
2章
4
翌日、究明課に行くと既に長瀬さんがいた。
「あっ、太郎君おはよう!」
めちゃくちゃにこやかな顔であいさつされた。
「長瀬さん早いですね。」
「説明しないといけないからね。」
今から現世に調査に行く。ほんとなら昨日行けたはずだが、長瀬さんと神城さんという刑事がドラマの録画予約をするという完全なる私用で今日になったのだ。
「まず、現世に行く前にアバターを作るの。」
「アバター…?」
「そうアバター。」
「アバターってゲームとかのあれですよね?」
「そう、あれ。」
「なんでアバター作るんですか?」
「このままの姿で現世に行くと死んだはずの人間がいることになるでしょ?知り合いとかにあった時大変だから、アバターを作って全くの別人になって現世に行くんだよ。」
「なるほど。アバターはどこで作るんですか?」
「現世課だね。隣のビルにある。」
「へぇ~。」
「で、作ったらそのまま現世課に現世行許可書を出して奥の扉を開いたら、あら不思議、あっという間に現世って感じ?」
「現世のどこで出現?するんですか?」
「探偵事務所だね。と言っても運営は完全にこっちだから普段は無人だけど。」
「はぇ~。」
「じゃあとりあえず現世課に行こうか。」
現世課に着くと、茶髪でかわいい系?の女性がいた。
「あれ?芽唯ちゃんまた現世に行くの?」
「そうなの~。殺人事件の犯人が違うらしくて…。」
「えぇ~!?そんなことあるんだ!」
「びっくりだよね?」
「ほんとだよ~。…となりの子は?」
「あぁ~、こちらは鈴木太郎君。新人さん。」
「鈴木太郎?一周回って珍しいね。」
「この子は林ちはる。」
「私のことはちはるさんとかちーさんとかちーちゃんとか呼んでね。よろしくね!太郎君!」
「よろしくお願いします、林さん。」
林さんの眉がピクッとなった気がする。
「…それで太郎君も現世に行くの?」
「そうだよ。」
「じゃあまずアバターだね。あっ、アバターっていうのは…」
「それさっき説明しちゃった。」
「そっか…、じゃあとりあえずアバター作ろうか。」
「はい。」
そうしてアバターを作った。ゲームとかじゃなくてほんとにこれで現世に行くとなると色々考えてしまって意外と時間がかかった。
「あっ、お疲れ~。良いのできた?」
長瀬さんがお菓子を頬張りながら聞いてきた。ここでもお菓子を食べるのか。そして林さんも食べてる。
「多分…?」
「ふふ、まぁ作りなおすこともできるから気になったら作りなおせばいいよ。」
林さんが微笑みながら口にした。
「許可書は書いといたから早速行こ!」
そう言うと長瀬さんはお茶を飲み干し、立ち上がった。
「気を付けてね~。」
林さんはお菓子を頬張りながら手を振っている。類友なのか?
こうして緊張と若干の期待を胸に奥の扉を開けた。まさか1か月で現世に戻ることができるとは。
「あっ、太郎君おはよう!」
めちゃくちゃにこやかな顔であいさつされた。
「長瀬さん早いですね。」
「説明しないといけないからね。」
今から現世に調査に行く。ほんとなら昨日行けたはずだが、長瀬さんと神城さんという刑事がドラマの録画予約をするという完全なる私用で今日になったのだ。
「まず、現世に行く前にアバターを作るの。」
「アバター…?」
「そうアバター。」
「アバターってゲームとかのあれですよね?」
「そう、あれ。」
「なんでアバター作るんですか?」
「このままの姿で現世に行くと死んだはずの人間がいることになるでしょ?知り合いとかにあった時大変だから、アバターを作って全くの別人になって現世に行くんだよ。」
「なるほど。アバターはどこで作るんですか?」
「現世課だね。隣のビルにある。」
「へぇ~。」
「で、作ったらそのまま現世課に現世行許可書を出して奥の扉を開いたら、あら不思議、あっという間に現世って感じ?」
「現世のどこで出現?するんですか?」
「探偵事務所だね。と言っても運営は完全にこっちだから普段は無人だけど。」
「はぇ~。」
「じゃあとりあえず現世課に行こうか。」
現世課に着くと、茶髪でかわいい系?の女性がいた。
「あれ?芽唯ちゃんまた現世に行くの?」
「そうなの~。殺人事件の犯人が違うらしくて…。」
「えぇ~!?そんなことあるんだ!」
「びっくりだよね?」
「ほんとだよ~。…となりの子は?」
「あぁ~、こちらは鈴木太郎君。新人さん。」
「鈴木太郎?一周回って珍しいね。」
「この子は林ちはる。」
「私のことはちはるさんとかちーさんとかちーちゃんとか呼んでね。よろしくね!太郎君!」
「よろしくお願いします、林さん。」
林さんの眉がピクッとなった気がする。
「…それで太郎君も現世に行くの?」
「そうだよ。」
「じゃあまずアバターだね。あっ、アバターっていうのは…」
「それさっき説明しちゃった。」
「そっか…、じゃあとりあえずアバター作ろうか。」
「はい。」
そうしてアバターを作った。ゲームとかじゃなくてほんとにこれで現世に行くとなると色々考えてしまって意外と時間がかかった。
「あっ、お疲れ~。良いのできた?」
長瀬さんがお菓子を頬張りながら聞いてきた。ここでもお菓子を食べるのか。そして林さんも食べてる。
「多分…?」
「ふふ、まぁ作りなおすこともできるから気になったら作りなおせばいいよ。」
林さんが微笑みながら口にした。
「許可書は書いといたから早速行こ!」
そう言うと長瀬さんはお茶を飲み干し、立ち上がった。
「気を付けてね~。」
林さんはお菓子を頬張りながら手を振っている。類友なのか?
こうして緊張と若干の期待を胸に奥の扉を開けた。まさか1か月で現世に戻ることができるとは。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。