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誰?
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学校にて。
「なーんでそんな暗い顔してんねん。
あ、もしかして好きな人に振られたとか?
っておらんかあ!あってもどうせ俺やろ?(笑)」
こいつをぶっ飛ばしたいって思ったのはこの数日で今の入れて何度あったろう。
なんでこいつ自分に自信あるんだ?一種の才能だな。
「仲良いねえ。」
「良くねえ!!」
李さんに激しいツッコミを入れる。
「あんまりお調子に乗られているとあの事みんなに言っても
良いのかなあ…?!」
「え、なになにあの事って!伊晴教えろよ!」
「あかんって!あれは言わん約束やろうがボケ!!」
「ふふ。もう二人だけの秘密もあるのね。」
「その言い方やめろ!!」
「その言い方やめて!!」
「タイミングぴったし。仲の良いこと~。」
一番僕らのテーブルが周りと比べてうるさい。
目立たないマイ!キャンパス!!ライフ!!!があああああああああ
「もうこうなったら全面戦争じゃあああ!!」
「やってやらああ!何で勝負じゃあああ!!」
「じゃんけんで勝負じゃああ!!」
平和か。
待て待てメッチャ平和か。
「じゃんけんで負けたらそいつが払うってのでどうやああ!」
大きな声にみんながこっちを見ている。
「もう何でもええわあああ!!勝負じゃああ!!じゃああんけええん!!」
ポン!!の一言でお互いに手を出す。
相手はグー僕はチョキ。
ま、負けた…。
「よっしゃあああああああ!!!俺天丼やああ!!!」
くっそおおおお!!ここはてめえが負けて悔しがる場面だろおおおがああ!!
「買ってくる。」
冷静にその一言だけを残し買いに行く。
「行って来い行って来い!!」
煽りがかなりむかつく。
「ほんと仲いいなあ。ね、李さん?」
「ほんとねえ。知り合って間もないのに熟年の夫婦みたい。」
「どこがやねん!!良い迷惑やわ。」
「ふふふ照れちゃって。」
「お前ら殺すぞ…。」
くっそ、なんで僕があいつのご飯おごんなきゃならないんだよ。
しかも天丼て。いやなんでも良いけど天丼て。
普通に食べたいもん被ってて焦ったじゃねえか。
まあついでだから何回も会計するめんどくさいし僕も同じところで
買ってきましたよ感出したら大丈夫か?
いやあいつのことだから『俺とおんなじやつ買いたかったんかよ~?』とか、
『一緒の買うなきもいやろハゲ!!』
この2パターンが考えられるな。
そうこう考えていると大学の近くにある天丼屋さんに着いた。
「いらっしゃいませ~。この時間この種類の天丼しかなくてねえ。
これもあと5個はあるんだけど、それで完売だね。」
なんだと…。これで同じ種類買って行ったら確実にハゲ言われるパターン
じゃねえか。
しかし天丼は食べたい…!!どうする。
「じゃあ同じの2つお持ち帰りで下さい。」
もう良い。何言われようが天丼を今は食べたいんだ。
僕は自分の食欲に忠実に生きたいのだ。
「はーい、じゃあ3200円ね。」
高い…。ここの天丼屋さんは有名でテレビでも取り上げられる。
学生向けに安価な天丼ももちろん出しているのだが、この時間だと
売り切れてしまったようだ。
よりによって金欠の時に高い弁当を奢らされるなんて…。
「ありがとうね~。」
商品を受け取ると学校に向かって歩き出す。
あ、やば。ご飯食べる時間考慮すると次の授業までそんなに
時間ないぞ。
ちょっと走るか。
駆け足で走っていく。しかし駆け足と同時に少し違和感を覚えた。
(誰かにつけられている?)
確証はない。でも後ろを見てしまうとやばい気がする。
この距離だと男か女かもわからない。
少し行ったら角がある。
それさえ曲がってしまえばしばらく行くと学校だし仮につけられていたとしても
そこまでは追って来ないだろう。
角を曲がり少し駆け足にする。
「はっ、はっ、はっ…。」
久しぶりに走るため息が上がるのも早い。
また運動しないとなぁ。
(よし。)
学校に入った。おそるおそる振り返って見るが
誰もいない。
まあ、学校だしな…。
勘違いであれば良いんだが…。
急いでみんながいるところに戻りやつに天丼を渡す。
「おっそいねんボケ食べる時間なくなるやろがい!!」
「仕方ないだろちょっと遠いんだから。」
李さんと学は僕らのやり取りを見てニコニコしている。
やめてくれ。
「さっさと食べようぜ。頂きます~。」
「ぬえ!?あんたこれ一緒やん!一緒の買うなきもいやろハゲ!!!!」
え、凄くない?こんなに一字一句当てられるの。
「あのな、人気店だからこれしか残ってへんかったし僕も天丼
食べたかったんだから仕方ないだろ。」
「だからっておんなじところで買わんでええやんけ!!
ほら見てみまたこの2人ニヤニヤしとるやん!!」
と言いながら僕は天丼を食べる。
なんせ授業の時間がやばい。
ちなみに2人はもう食べ終わっている。
辺りも人はまばらになってきている。
「ごちそうさまでした。」
「は!?早すぎやろ!?」
「文句言ってないで早く食べろ。」
「こっちきてみんなの標準語そんなに気にならんかったけどあんたの
標準語だけ超むかつくわ!!」
どんだけ貶せばこいつは気が済むんだよ。もはや悪口だし。
てかさっさと食べろって言ってるだろ。
「3人で先行って席取っておくから凛は食べたら来なね。」
「ええ置いて行かんといてやあああ。」
ナイス李さん。
「なーんでそんな暗い顔してんねん。
あ、もしかして好きな人に振られたとか?
っておらんかあ!あってもどうせ俺やろ?(笑)」
こいつをぶっ飛ばしたいって思ったのはこの数日で今の入れて何度あったろう。
なんでこいつ自分に自信あるんだ?一種の才能だな。
「仲良いねえ。」
「良くねえ!!」
李さんに激しいツッコミを入れる。
「あんまりお調子に乗られているとあの事みんなに言っても
良いのかなあ…?!」
「え、なになにあの事って!伊晴教えろよ!」
「あかんって!あれは言わん約束やろうがボケ!!」
「ふふ。もう二人だけの秘密もあるのね。」
「その言い方やめろ!!」
「その言い方やめて!!」
「タイミングぴったし。仲の良いこと~。」
一番僕らのテーブルが周りと比べてうるさい。
目立たないマイ!キャンパス!!ライフ!!!があああああああああ
「もうこうなったら全面戦争じゃあああ!!」
「やってやらああ!何で勝負じゃあああ!!」
「じゃんけんで勝負じゃああ!!」
平和か。
待て待てメッチャ平和か。
「じゃんけんで負けたらそいつが払うってのでどうやああ!」
大きな声にみんながこっちを見ている。
「もう何でもええわあああ!!勝負じゃああ!!じゃああんけええん!!」
ポン!!の一言でお互いに手を出す。
相手はグー僕はチョキ。
ま、負けた…。
「よっしゃあああああああ!!!俺天丼やああ!!!」
くっそおおおお!!ここはてめえが負けて悔しがる場面だろおおおがああ!!
「買ってくる。」
冷静にその一言だけを残し買いに行く。
「行って来い行って来い!!」
煽りがかなりむかつく。
「ほんと仲いいなあ。ね、李さん?」
「ほんとねえ。知り合って間もないのに熟年の夫婦みたい。」
「どこがやねん!!良い迷惑やわ。」
「ふふふ照れちゃって。」
「お前ら殺すぞ…。」
くっそ、なんで僕があいつのご飯おごんなきゃならないんだよ。
しかも天丼て。いやなんでも良いけど天丼て。
普通に食べたいもん被ってて焦ったじゃねえか。
まあついでだから何回も会計するめんどくさいし僕も同じところで
買ってきましたよ感出したら大丈夫か?
いやあいつのことだから『俺とおんなじやつ買いたかったんかよ~?』とか、
『一緒の買うなきもいやろハゲ!!』
この2パターンが考えられるな。
そうこう考えていると大学の近くにある天丼屋さんに着いた。
「いらっしゃいませ~。この時間この種類の天丼しかなくてねえ。
これもあと5個はあるんだけど、それで完売だね。」
なんだと…。これで同じ種類買って行ったら確実にハゲ言われるパターン
じゃねえか。
しかし天丼は食べたい…!!どうする。
「じゃあ同じの2つお持ち帰りで下さい。」
もう良い。何言われようが天丼を今は食べたいんだ。
僕は自分の食欲に忠実に生きたいのだ。
「はーい、じゃあ3200円ね。」
高い…。ここの天丼屋さんは有名でテレビでも取り上げられる。
学生向けに安価な天丼ももちろん出しているのだが、この時間だと
売り切れてしまったようだ。
よりによって金欠の時に高い弁当を奢らされるなんて…。
「ありがとうね~。」
商品を受け取ると学校に向かって歩き出す。
あ、やば。ご飯食べる時間考慮すると次の授業までそんなに
時間ないぞ。
ちょっと走るか。
駆け足で走っていく。しかし駆け足と同時に少し違和感を覚えた。
(誰かにつけられている?)
確証はない。でも後ろを見てしまうとやばい気がする。
この距離だと男か女かもわからない。
少し行ったら角がある。
それさえ曲がってしまえばしばらく行くと学校だし仮につけられていたとしても
そこまでは追って来ないだろう。
角を曲がり少し駆け足にする。
「はっ、はっ、はっ…。」
久しぶりに走るため息が上がるのも早い。
また運動しないとなぁ。
(よし。)
学校に入った。おそるおそる振り返って見るが
誰もいない。
まあ、学校だしな…。
勘違いであれば良いんだが…。
急いでみんながいるところに戻りやつに天丼を渡す。
「おっそいねんボケ食べる時間なくなるやろがい!!」
「仕方ないだろちょっと遠いんだから。」
李さんと学は僕らのやり取りを見てニコニコしている。
やめてくれ。
「さっさと食べようぜ。頂きます~。」
「ぬえ!?あんたこれ一緒やん!一緒の買うなきもいやろハゲ!!!!」
え、凄くない?こんなに一字一句当てられるの。
「あのな、人気店だからこれしか残ってへんかったし僕も天丼
食べたかったんだから仕方ないだろ。」
「だからっておんなじところで買わんでええやんけ!!
ほら見てみまたこの2人ニヤニヤしとるやん!!」
と言いながら僕は天丼を食べる。
なんせ授業の時間がやばい。
ちなみに2人はもう食べ終わっている。
辺りも人はまばらになってきている。
「ごちそうさまでした。」
「は!?早すぎやろ!?」
「文句言ってないで早く食べろ。」
「こっちきてみんなの標準語そんなに気にならんかったけどあんたの
標準語だけ超むかつくわ!!」
どんだけ貶せばこいつは気が済むんだよ。もはや悪口だし。
てかさっさと食べろって言ってるだろ。
「3人で先行って席取っておくから凛は食べたら来なね。」
「ええ置いて行かんといてやあああ。」
ナイス李さん。
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