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第四章 皇女様の帰還
第8話―2 強制捜査とお見舞い
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「本当にやるのか……」
ルニ子爵領の騎士、クーロニ・ロニスは不安そうに呟いた。
クーロニは現場に出る五人の騎士たちの中では一番若く、まだ十六歳だった。
見習いの、古参の衛兵相手にも強く出られないような下っ端だ。
それが突然、十人の若い女の兵士達。
つい最近やってきた海向こうの国、地球連邦の兵士たちを指揮して、皇太子の間者を捕縛するように言われたのだ。
当然の様に彼は戸惑い、指揮と言われても碌に指示の出し方も分からなかった。
そもそも、突然始まった演説に驚きながら歓声を上げ、気が付いたらこうなっていたのだ。
何やら子爵や、上役の文官や騎士たちは青い顔をしていたが、クーロニにはポスティ殿下が何かすごいことをしようとしていて、それに子爵領全体で従うことにした。その程度の事しかわからなかった。
そんなクーロ二の心中を察したように、連邦兵の隊長であるルキという女が、緊張するクーロニの手を握った。
「緊張しているのですかぁ?」
耳元で囁くように言われたクーロニは、びくりと体を震わせた。
まだ十六のクーロニは、異性と触れ合った経験も、街で女を買った経験も無かった。
先ほどまでの緊張とは別種の緊張に、息が荒くなる。
「大丈夫ですよぉ、騎士クーロニ……私たちが……お手伝いしますからぁ。さぁ、部下が扉を叩きますから、この紙に書いてあることを大きな声で叫んでくださぁい」
そう言ってルキが差し出した紙を、クーロニは凝視した。
様々な緊張のせいで喉はカラカラで、熱っぽい頭は文面の意味を理解してくれなかった。
「ル、ルキさん……手を握っていて、ください……」
「はぁい……」
クーロニはやたらと強調されたルキの胸元をちらりと見ると、口に湧いた唾を飲み込み、息を吸い込んだ。
そして、ルキと周囲にいる兵士に頷いて見せる。
瞬間、目の前の家の扉が、二人のSSによって激しく叩かれた。
「る! ルニししゃきゅりょう! 治安騎士団である! ザシュ・ゴーウ! 貴様には、民の勝利への道を阻む、重大な疑惑がある! これより、治安騎士及び憲兵隊による、合同捜査を行う!」
そこまで叫んだ所で、クーロニは膝から力が抜け、倒れ込みそうになった。
そこを、ルキが肩を抱くようにして立たせる。
「よくできましたぁ……」
そう言った瞬間、扉の取っ手をショットガンで吹き飛ばし、SS達が宅内へと突入していく。
家の中からは、突然の出来事に対応すら出来ないザシュ・ゴーウの悲鳴が響いてきた。
「さぁ、中へ……」
「あ、ああ」
ルキと腕を組んだクーロニが家の中に入ると、行商人のザシュ・ゴーウが床に押し倒されていた。
連邦兵たちは荒っぽく家の中を捜索していた。
「な、何をしているんだ! あ、お前……見習いのクーロニじゃないか! いつも腹を空かせてるお前に菓子を差し入れて、賄賂も多めにやってる恩を忘れやが……いててててて!」
何やら叫ぼうとしていたザシュ・ゴーウの腕を、上に乗ったSSが強く捻った。
クーロニは顔を青くしているが、ルキはまた耳元で囁いた。
「騎士クーロニ、気にすることはありませぇん。この男は犯罪者なのです……あなたを非難するいわれなどないのです」
「いや、でも……この人は確かに……そもそも、本当にこの人は……」
クーロニがそこまで言った所で、一人のSSが壁を銃剣で叩き出した。
それを見たザシュ・ゴーウの顔色が変わる。
「や、やめ……」
壁のレンガが砕け、中にある小さな空洞から、木の箱が出て来た。
SSが箱をルキの元へと持ってくる。
ルキは箱を開き、中にある紙を開いた。
「これはこれは……グーシュ様の子爵領への訪問記録と、訪問中の行動……随分と細かく記されていますね」
「ほ、本当にあったんだ……き、貴様! 反逆者だったのか! 俺たちに菓子を配って、その裏でグーシュ様と民の勝利に仇なす、反逆者!」
クーロニの叫びに、ザシュ・ゴーウは狼狽えたように叫ぶ。
「ち、違う……確かに近衛騎士に頼まれたことがあって、金を貰ってグーシュ様に関する情報を調べた事はあるが……随分と前の話だ……橋の崩落だとか、今回の事には俺は……」
必死に自己弁護するザシュ・ゴーウだが、ルキに耳打ちされたクーロニが下した決定は、ザシュ・ゴーウにとって恐ろしい物だった。
「ザシュ・ゴーウ、子爵領と地球連邦の協定により、お、お前を地球連邦の宿営地に連行する! 以後のお前の処遇は同協定により地球連邦が決定する!」
「や、やめてくれ! 畜生……お前らおかしいぞ! こんな得体のしれない奴らと、あの変人皇女と組むなんて……どうかしてる! 反逆者はお前らじゃないか! 離せ! くそ!」
そうして、ザシュ・ゴーウはSS達によって連行されていった。
彼が叫ぶ罵詈雑言と、それを連行するSS。
そしてSSの隊長と、その横に立つ治安騎士の姿を、周囲の住人や通行人は見ていた。
「あの行商人」「反逆者」「グーシュ様の言った事は本当」「怖い」「物騒」「皇太子は庶民を監視」「地球連邦は強い」「うちの騎士もやるな」「民の勝利のために!」「民の勝利のために!」
ひしめく周囲の人間から聞こえる声は、存外に好意的な物だった。
ザシュ・ゴーウという行商人の言った事がたとえ真実であろうと、今この子爵領において、グーシュの演説に共感できないという事は、残念ながら非常な罪であると言わざるを得なかった。
そうして、群衆をかき分けてザシュ・ゴーウは広場まで連行されていった。
広場で他の容疑者と一緒に、護送用のガガーリン装甲車に乗せられ、宿営地に行くのだ。
「お、おれ、やれた、のかな?」
「もちろんですよぉ。騎士クーロニ、あなたの指揮で、あの反逆者を捕えたのですぅ。さぁ、堂々としてくださぁい」
ルキに促され、クーロニは胸を張って歩き出した。
その若い騎士の姿を見て、周囲の人間は拍手で見送った。
若い騎士と、地球連邦の少女達の活躍に、人々は皆笑顔だった。
そのため、今までのんびりとした活動しかしていなかった治安騎士と連邦兵が、突然強制捜査という名目で住人宅に押し入り、連行する権限を持った。
その事実に危機感を覚える人間はほとんどいなかった。
『ルキ増強分隊よりコマンド、容疑者を拘束。送れ』
クーロニと歩きながら、ルキは指揮車へと通信を送る。
『こちらコマンド、了解。他の分隊も容疑者を拘束、現在こちらへ向かっている。そちらの現地治安要員評価は? 送れ』
『騎士クーロニ・ロニス十六歳、男性。異性耐性、低。戦力、判断力、思考力、低。誘導効果、高。各種接待の効果は非常に高いものと思われます、送れ』
『了解。他の騎士は妻帯者が多いからな……騎士クーロニはうまく引き込めば使えるな。了解した、評価を宿営地に送信する、送れ』
一通り通信を終えると、ルキはクーロニに話しかけた。
「騎士クーロニ」
「あ、はい。なんでしょうかルキさん?」
ルキに話しかけられたクーロニは、少し赤くなった顔で答えた。
「申し訳ありませんが、この後宿営地に一緒に来ていただきませんか? 今回の報告と、今後の話し合いがありますので……」
「え、そうなんですか……それなら騎士団長に許可を……」
そこまでクーロニが言った所で、ルキは人差し指をクーロニの唇に当てた。
赤かった顔が、さらに真っ赤になった。
「大丈夫でぇす。団長閣下の許可はとってありますので……」
「あ、そうなんですね。はい、わかりました」
そうして、クーロニたちは広場へと歩いて行った。
腕を捻られ、手錠を掛けられ、逃走を図り殴られた容疑者達がうなだれる場所。
夫や妻を捕らえられ、着の身着のまま不安の中一緒に連れ出された家族達がいる場所。
そして、どこか恍惚とした表情を浮かべ、SSに囲まれた、騎士と衛兵たちが待つ、広場へと。
ルニ子爵領の騎士、クーロニ・ロニスは不安そうに呟いた。
クーロニは現場に出る五人の騎士たちの中では一番若く、まだ十六歳だった。
見習いの、古参の衛兵相手にも強く出られないような下っ端だ。
それが突然、十人の若い女の兵士達。
つい最近やってきた海向こうの国、地球連邦の兵士たちを指揮して、皇太子の間者を捕縛するように言われたのだ。
当然の様に彼は戸惑い、指揮と言われても碌に指示の出し方も分からなかった。
そもそも、突然始まった演説に驚きながら歓声を上げ、気が付いたらこうなっていたのだ。
何やら子爵や、上役の文官や騎士たちは青い顔をしていたが、クーロニにはポスティ殿下が何かすごいことをしようとしていて、それに子爵領全体で従うことにした。その程度の事しかわからなかった。
そんなクーロ二の心中を察したように、連邦兵の隊長であるルキという女が、緊張するクーロニの手を握った。
「緊張しているのですかぁ?」
耳元で囁くように言われたクーロニは、びくりと体を震わせた。
まだ十六のクーロニは、異性と触れ合った経験も、街で女を買った経験も無かった。
先ほどまでの緊張とは別種の緊張に、息が荒くなる。
「大丈夫ですよぉ、騎士クーロニ……私たちが……お手伝いしますからぁ。さぁ、部下が扉を叩きますから、この紙に書いてあることを大きな声で叫んでくださぁい」
そう言ってルキが差し出した紙を、クーロニは凝視した。
様々な緊張のせいで喉はカラカラで、熱っぽい頭は文面の意味を理解してくれなかった。
「ル、ルキさん……手を握っていて、ください……」
「はぁい……」
クーロニはやたらと強調されたルキの胸元をちらりと見ると、口に湧いた唾を飲み込み、息を吸い込んだ。
そして、ルキと周囲にいる兵士に頷いて見せる。
瞬間、目の前の家の扉が、二人のSSによって激しく叩かれた。
「る! ルニししゃきゅりょう! 治安騎士団である! ザシュ・ゴーウ! 貴様には、民の勝利への道を阻む、重大な疑惑がある! これより、治安騎士及び憲兵隊による、合同捜査を行う!」
そこまで叫んだ所で、クーロニは膝から力が抜け、倒れ込みそうになった。
そこを、ルキが肩を抱くようにして立たせる。
「よくできましたぁ……」
そう言った瞬間、扉の取っ手をショットガンで吹き飛ばし、SS達が宅内へと突入していく。
家の中からは、突然の出来事に対応すら出来ないザシュ・ゴーウの悲鳴が響いてきた。
「さぁ、中へ……」
「あ、ああ」
ルキと腕を組んだクーロニが家の中に入ると、行商人のザシュ・ゴーウが床に押し倒されていた。
連邦兵たちは荒っぽく家の中を捜索していた。
「な、何をしているんだ! あ、お前……見習いのクーロニじゃないか! いつも腹を空かせてるお前に菓子を差し入れて、賄賂も多めにやってる恩を忘れやが……いててててて!」
何やら叫ぼうとしていたザシュ・ゴーウの腕を、上に乗ったSSが強く捻った。
クーロニは顔を青くしているが、ルキはまた耳元で囁いた。
「騎士クーロニ、気にすることはありませぇん。この男は犯罪者なのです……あなたを非難するいわれなどないのです」
「いや、でも……この人は確かに……そもそも、本当にこの人は……」
クーロニがそこまで言った所で、一人のSSが壁を銃剣で叩き出した。
それを見たザシュ・ゴーウの顔色が変わる。
「や、やめ……」
壁のレンガが砕け、中にある小さな空洞から、木の箱が出て来た。
SSが箱をルキの元へと持ってくる。
ルキは箱を開き、中にある紙を開いた。
「これはこれは……グーシュ様の子爵領への訪問記録と、訪問中の行動……随分と細かく記されていますね」
「ほ、本当にあったんだ……き、貴様! 反逆者だったのか! 俺たちに菓子を配って、その裏でグーシュ様と民の勝利に仇なす、反逆者!」
クーロニの叫びに、ザシュ・ゴーウは狼狽えたように叫ぶ。
「ち、違う……確かに近衛騎士に頼まれたことがあって、金を貰ってグーシュ様に関する情報を調べた事はあるが……随分と前の話だ……橋の崩落だとか、今回の事には俺は……」
必死に自己弁護するザシュ・ゴーウだが、ルキに耳打ちされたクーロニが下した決定は、ザシュ・ゴーウにとって恐ろしい物だった。
「ザシュ・ゴーウ、子爵領と地球連邦の協定により、お、お前を地球連邦の宿営地に連行する! 以後のお前の処遇は同協定により地球連邦が決定する!」
「や、やめてくれ! 畜生……お前らおかしいぞ! こんな得体のしれない奴らと、あの変人皇女と組むなんて……どうかしてる! 反逆者はお前らじゃないか! 離せ! くそ!」
そうして、ザシュ・ゴーウはSS達によって連行されていった。
彼が叫ぶ罵詈雑言と、それを連行するSS。
そしてSSの隊長と、その横に立つ治安騎士の姿を、周囲の住人や通行人は見ていた。
「あの行商人」「反逆者」「グーシュ様の言った事は本当」「怖い」「物騒」「皇太子は庶民を監視」「地球連邦は強い」「うちの騎士もやるな」「民の勝利のために!」「民の勝利のために!」
ひしめく周囲の人間から聞こえる声は、存外に好意的な物だった。
ザシュ・ゴーウという行商人の言った事がたとえ真実であろうと、今この子爵領において、グーシュの演説に共感できないという事は、残念ながら非常な罪であると言わざるを得なかった。
そうして、群衆をかき分けてザシュ・ゴーウは広場まで連行されていった。
広場で他の容疑者と一緒に、護送用のガガーリン装甲車に乗せられ、宿営地に行くのだ。
「お、おれ、やれた、のかな?」
「もちろんですよぉ。騎士クーロニ、あなたの指揮で、あの反逆者を捕えたのですぅ。さぁ、堂々としてくださぁい」
ルキに促され、クーロニは胸を張って歩き出した。
その若い騎士の姿を見て、周囲の人間は拍手で見送った。
若い騎士と、地球連邦の少女達の活躍に、人々は皆笑顔だった。
そのため、今までのんびりとした活動しかしていなかった治安騎士と連邦兵が、突然強制捜査という名目で住人宅に押し入り、連行する権限を持った。
その事実に危機感を覚える人間はほとんどいなかった。
『ルキ増強分隊よりコマンド、容疑者を拘束。送れ』
クーロニと歩きながら、ルキは指揮車へと通信を送る。
『こちらコマンド、了解。他の分隊も容疑者を拘束、現在こちらへ向かっている。そちらの現地治安要員評価は? 送れ』
『騎士クーロニ・ロニス十六歳、男性。異性耐性、低。戦力、判断力、思考力、低。誘導効果、高。各種接待の効果は非常に高いものと思われます、送れ』
『了解。他の騎士は妻帯者が多いからな……騎士クーロニはうまく引き込めば使えるな。了解した、評価を宿営地に送信する、送れ』
一通り通信を終えると、ルキはクーロニに話しかけた。
「騎士クーロニ」
「あ、はい。なんでしょうかルキさん?」
ルキに話しかけられたクーロニは、少し赤くなった顔で答えた。
「申し訳ありませんが、この後宿営地に一緒に来ていただきませんか? 今回の報告と、今後の話し合いがありますので……」
「え、そうなんですか……それなら騎士団長に許可を……」
そこまでクーロニが言った所で、ルキは人差し指をクーロニの唇に当てた。
赤かった顔が、さらに真っ赤になった。
「大丈夫でぇす。団長閣下の許可はとってありますので……」
「あ、そうなんですね。はい、わかりました」
そうして、クーロニたちは広場へと歩いて行った。
腕を捻られ、手錠を掛けられ、逃走を図り殴られた容疑者達がうなだれる場所。
夫や妻を捕らえられ、着の身着のまま不安の中一緒に連れ出された家族達がいる場所。
そして、どこか恍惚とした表情を浮かべ、SSに囲まれた、騎士と衛兵たちが待つ、広場へと。
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