姉はすべてを支配する。さればわれらも姉に従おう。

さいきごそ

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拳塔町に行くの巻

愛憎

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「おい、いい加減、機嫌直せよ」
 俺のささやかな、しかし極めて大切な想い出を汚された気分だった。
 品のない声はいつもより倍加している気がする。
 今日の食い込みホットパンツはホワイトデニムで上は合わせたかのような白いサテンのキャミソール。その白さは妙に新鮮だ。ローライズのデニムから覗くタンガーは桃姐の大好きなピンクだった。
「目障りだから消えてくれ」
「やっと口利いてくれたな」
「もう一回いう、消えろ」
 不機嫌な俺の返答など無視してはしゃぐ桃姐に無性に腹が立つが、俺がどうこうできる相手じゃない。それが余計に俺のイライラを募らせる。
「やだね」
 そういうと、俺に馬乗りになって強引に仰向けに戻す。
「おら、騎乗位ってな」
 本当、品のねえ女だ。
「今さら上品ぶって誰が得すんだよ」
 桃姐の親父さんなら得つうか、喜ぶのは間違いない。元々娘の素行、身持ちの悪さには口には出さずとも苦慮していたのは周知の事実だ。もっとも普段から家のことから店の手伝い、一切合財文句もいわずに進んで手伝っていたから、うるさくもいわなかったんだろうが。
「あたしはあんたが惚れたあの上玉さんと違って、ボクシングもセックスも大好きな女らしさの欠片もない最低ビッチだからよ」
 まるで本当にしているかのように腰を縦横無尽にこね回しはじめる。かろうじてお互いに服を身につけているとはいえ、傍からみればセックスの真っ最中だと誤解されても仕方がないだろう。
「……なんだよ、しっかり準備万端って感じじゃねえか」
 俺の股間を見て下卑た声がいっそう熱を増す。
 確かに俺は興奮していた。
 しかしそれは、この下品なバカ女にじゃない。あのニノマエナナミにだ。
 俺はあの最高にいい女と一戦交えた。
 身勝手で馬鹿げた表現だが、あの試合はセックスそのものだった。
 ダウンして目覚めたあと、俺の股間は常軌を逸した勃ち方をしていた。
 そしてとどめの、死を覚悟したフィニッシュを食らった瞬間、俺は逝った。
 ほんとうに気持ちのいい一発だった。
 死を予感させる相当な一撃だったはずなのに、俺の顔面には痛みらしい痛みはほとんど残っていない。
 すさまじいまでの攻撃力は痛みを快楽に代えてくれるらしい。
「それともあの上玉さん、けっこう物好きだったりしてなあ。あんたにあの締まりのよさそうなカタチのいいケツ向けて一発おねだりしたんじゃねえのか?」
 なんだかこの女にニノマエナナミのことを口にされると腹が立つ。
 幼稚な挑発なのは見え見えだった。だが、ただでさえひとり昨日の想い出に浸りたいのを邪魔されたこともあって、俺は思慮の浅い怒りを吐き出した。
「桃姐に彼女の何が分かる」
「……なんだい、まるで自分は知ってるみたいないい方じゃないか。やっぱり一発、いや二発はやったな」
「さっきからいったい何様のつもりだ」
 無意識のうちに俺の声は震えていた。
「桃海ローザ様のつもりさ」
 俺の両肩を押さえ込むと、桃姐は挑発するように顔を近づけてきた。
「いい加減にしろよ、糞女」
「ああ、あたしは糞女だよ。今朝もたっぷりとひねり出したからさ。なんだったら舐めるか、あたしの糞穴」
 口より先に手が出た。俺のパンチは初めて桃姐の顔面、鼻先を打っていた。仰け反ったまま微動だにしない桃姐に戦慄を覚えたが、まだ燻っている怒りはそれを容易に吹き飛ばし、俺にいつまでも乗っかっている阿婆擦れを跳ね上げる力を与えてくれる。
「さっさと降りろよ、糞女」
 決して入ってはいけないスイッチが入ったらしい。桃姐の髪の毛を掴むと、空いた手の拳をふたたび顔面に打ち込む。
「いっつもいっつもいいように俺を弄びやがって」
 桃姐は死んだような眼で俺を見ていた。鼻血で顔を汚しながら、寂しそうな顔でじっと見ていた。こんなことは絶対にしてはいけないという冷静な判断をこんなチャンスはないというどす黒い感情があっさりと覆い尽くす。もう、止めることは無理だった。
「ざっけんな、ざっけんなよ、糞アマァ!」
 何発も何発も顔面に打ち込むたびにかたく握りこんだ拳に伝わる肉を、骨を叩くいやな感触は俺に後ろめたさと妙な気持ちよさを与える。
 桃姐の顔面を潰しているうちに俺の拳からも血が噴き出しはじめたが、もうどうにもとまらない。その原動力は確実に怒りだったが、だんだんと快楽に代わって俺を異常な興奮状態に導いていた。
「抵抗してみろよ、糞女! ええ、セックスしかアタマにねえ糞ビッチにくせにえらそうにしやがって、なんでてめえみてえなゴミクズ女が生きてんのさっぱりかわかんねえな」
 明らかに俺は無抵抗の女をいいように殴りつけて発情していた。いっそこのままこの女を殴り殺してやろうかとも思った。なぜあの桃姐が無抵抗なのかまるで考えず、ただひたすら女を甚振るためだけに拳を打ち込み続けた。
「おら、おら、おらァァァァァ」
 俺が怒声を上げて顔面を潰すたびに桃姐の白いキャミソールもショートパンツも、そしてキャンバスも噴き出た鮮血で染まっていった。
 異常ともいえる精神の昂ぶりの中、もうひとりの俺は冷静に自問していた。
 怒りの根源はほんとうに桃姐なのか。
 ニノマエナナミに――自分で望んだこととはいえ――不甲斐なく、一方的にノックアウトされた自分自身にもイラついているんじゃないのか。
 ――そして。
 ニノマエナナミには果たせなかった自分の拳を思う存分浴びせる行為、それを幼なじみで気の知れた、そして一時期、好きで好きでしょうがなかった年上の品がなくてバカみたくボクシングの強い最低で最高な女で果たしている自分に腹を立てているんじゃないのか。
 しかし、そんな考察も女を、それも好きだった女を一方的に甚振るという禁忌にも近い行為を押し止めることに寄与することはなく、むしろ凶暴さに拍車をかけるだけだった。
 俺は思った。
 もう、このままこの女を本当に殴り殺しちまおう。
 そうすれば、きっといろんなもやもやしたものから解放される。
 そう本気で思ったときだった。

「なにしてんだ、青川ァ!」
 激しく開けられたドアとともに怒号が飛び込んできた。怒っているのに、品を感じさせるその声は緑姐ろくねえだ。モデルのようなスレンダーな体型は何度もスカウトされたというだけあって均整が取れている。手入れの大変そうなケツの辺りまで伸びた黒髪も艶やかで傍目で見る分には実に女らしい。しかし、この町でいちばん暴力に近いところにいる女でもある。
「女を甚振る趣味があったァなんて意外だが、ローザに手を上げた代償は安かないよ」
「ローザァ!」
 続いて顔を覗かせたのはややふくよかな体つきの黄姐こうねえ。弟ほどじゃないが、お世辞にも痩せているとはいえない体つきは親父世代を中心にファンが多いらしい。そして緑姐とは真逆にこの町でいちばん暴力に縁遠い女だ。
「どういうことよ、青ちゃん、ローザにこんなことするなんて!」
「……ふぅ、ふぅ、ふっ」
 興奮が未だ覚めやらない俺は肩で息をするので精一杯で答える代わりにふたりを睨みつけることにした。
「…………う」
「睨んだって怖かないねえ」
 黄姐には効果があったが、緑姐は怯むどころか颯爽とリングに臨場するや一気に間合いを詰めて俺の胸倉を掴むと、ぐいと立たせた。
「レン、ローザの手当て」
「う、うん」
「さあて、聞かせてもらおうかねえ、この有り様についてさ」
 返答次第では俺もただじゃ済まない。桃姐のようにボクシングに熱心なわけじゃないが、パンチの基本を一切無視したただの暴力をふるわせたら緑姐は洒落にならない。凶暴さでいったらこの辺りじゃずば抜けている。学生時代、すでにこの界隈では有名だった緑姐は名を売りたい血気盛んな連中に因縁をつけられてはそのつど、返り討ちにしていた。中でも地元では知らない人間はいないと豪語する他の町からはるばるやってきたアウトロー軍団をひとり残らず血祭りに上げ、穴を掘って埋めた挙句、ガソリンをぶっかけてバーベキューの火種の代りにした話ははんぶん都市伝説と化している始末だ。そんな与太話を筆頭に武勇伝には事欠かない豪傑、それが緑池アンである。もっとも。そのむかし、荒れていた県北一帯をたった一人で制圧し、乱れまくっていた治安を取り戻したという伝説のヤンキー女・《リクドウ》さんには遠く及ばないと本人は謙遜していたが。ともかく、器量のよさに反してもてないのはそれが原因だ。
「答えろっていってるんだ」
「ロ、ローザ、じっとしててよ」
 黄姐を押し退けて桃姐が上半身を起こしてこっちを見ている。俺がついさっきまで殴り続けたせいで血塗れになった、大好きだった顔。
「……せ、青川は悪く、ないさ。あたしがこの子を怒らせるようなことをいったんだ。本当だったらこんなもんじゃ、済まない」
 この子、といういい方が胸に突き刺さる。それを分かった上での桃姐なりの嫌がらせだったのかもしれない。あの日、不器用な告白を袖にした仕返しにニノマエナナミをあそこに寄越したようにすごく子供っぽい嫌がらせ。
 緑姐はどう対処したらいいのか考えあぐねるように口を曲げていたが、俺を一瞥し、
「痴話喧嘩に無粋な真似はできないねえ」
 と薄笑いを浮かべて、桃姐の手当てを黄姐とともにはじめた。
「あんたは出ていきな。ローザは許しても私は」
「ごめん」
 緑姐の言葉を遮る気はなかったが、俺は黄姐の腕に抱かれて手当てを受けている桃姐にアタマを下げた。
「本当に、ごめん。俺」
「謝るくらいなら、なんで」
 ふたたび胸倉を掴むべく緑姐の手が伸びてきたが、それは桃姐によって阻まれる。
「いいんだ、いいんだよ。青川もさ、謝る必要はないだろう。普段から気分の悪い思いばかりさせていたあたしが悪いんだ。アンもレンも責めないでやってよ。女に手を上げるくらい逞しくなったってことなんだからさ」
「女に暴力をふるう逞しさはこの世に必要だとは思えないねえ」
 緑姐に言葉に黄姐も頷く。
「青川、本当にごめんよ。あんたの気持ち踏み躙るようなことばっかりしちゃってさ。あの上玉さんにも酷いこといっちゃったな」
 俺の拳で顔を潰された桃姐は普段、リングで見せる凶暴さは欠片も見当たらず、ただの弱気なひとりの女だった。
「桃姐、ごめん、俺が悪いんだ、ごめん、ごめん」
 気がついたら、俺は土下座をしていた。キャンバスに額を何度も叩きつけては、何度も悔恨の言葉を吐き出す。
「ごめん、ごめんよ」

 昨日、ニノマエナナミに介抱されているとき、俺は不覚にも泣いてしまった。
 己の不甲斐なさ、惨めさからじゃない。
 それは単純に彼女の持つやさしさからくるものだった。それともうひとつ。
 バンテージ越しに俺のアタマをなでているのが分かった。昔なら、ガキの頃ならきっと暴言つきで反発していただろう仕草。それを振りほどく気になれなかったのは単に俺が成長したというだけではないだろう。圧倒的、絶望的なまでに見せつけられた実力の差が俺から反抗心や拒絶する気力を奪っている。もう、この女にはかなわないという恐怖。
 顔も体つきも性格も男みたいなただ凶暴な女なら、腹は立ちはしても、どこかでそういう生き物なんだろうと納得はできるのかもしれないし、あきらめもつくのかもしれない。
 しかしニノマエナナミは他の女とは比べものにならないくらい顔もスタイルも性格も振舞いも、腕っぷしもなにからなにまで最高の女だ。それゆえ味わう屈辱感はハンパなものじゃない。
 昨日知り合ったばかりで素性もよく知らない女の前で泣いてしまった恥ずかしさと心地のいい太ももの感触から逃れるようにアタマを起こすと、無理はしないでくださいと声が追いかけてきた。事実、俺のひざは今現在、上半身を支えられるほどの余力は残っていないらしく、簡単に崩れ落ちた。
 差し伸べられたバンテージの巻かれたニノマエナナミの手をじっと眺める。俺はこの手で二度もダウンさせられたんだ。一時の快楽と引き換えに、俺の顔面とプライドといとも容易く打ち砕いた手。それを見ているうちにまた泣きたくなってくる。
「大丈夫ですか?」
 悲しげな瞳で俺を見つめる赤いビキニ姿のニノマエナナミに欲情が掻き立てられ、襲いかかりたい気持ちに抑えが効かなくなってくるが、あえなくそれは萎んでしまった。二発も渾身のパンチを食らった上に顔だけじゃなく心まで陵辱されつくした俺にそんな気力も体力も残っちゃいないし、仮に心身ともに充実していたとして、俺がニノマエナナミをどうにかできるわけないことはリングの上で証明された。
 隙も弱点もなさそうなこんな女をどうこうしようなんて思う愚か者は果たしてこの世に存在するんだろうか。
「あんた、弱点あんのかよ」
 絶望的なまでの比類なき強さに対する皮肉もあったかもしれない。嫌味のつもりでそんなことを吐き捨てる俺にニノマエナナミはしゃがみ込みながら、悲しげな表情でこう囁いた。「泣いている人の姿は見ていてとてもつらいです」
 どうやら俺はまた泣いていたらしい。気がつくと頬からあごを伝って涙が落ち始めている。いつの間にかニノマエナナミの手が伸び、俺の頬をなでていた。拒否するつもりで顔を背けたが、情けないことにそんな気力はすでに残っていないらしく、あっさりバンテージの巻かれたやさしい手のひらにいいよいうにされてしまう。リングでは俺を倒すために握られた手を今は慰めるみたいに静かに擦る。そして後頭部を抱きかかえるようにして押さえ込むとそっと胸に沈めた。
 ニノマエナナミの胸の中で俺は最初は声を殺し、次第に声を張り上げて泣いた。恥も外聞もかなぐり捨てて、それこそ一生分、泣いてやるつもりで、涙を徹底的に絞り出すようにやわらかな胸の中で戦慄いた。

 自分ではもう涙は流し切ったと思っていたが、まだ流せる涙があったと分かって驚くと同時に、ホッとしていた。ただ、種類はまるで別物。
 分かっていたんだ。桃姐がここに来た理由も、俺を挑発した理由も、黙って殴られ、抵抗しなかった理由も全部。分かってて俺は桃姐に嬉々と拳をふるったんだ。殴り殺そうとしたんだ。間抜け面であそこをおっ立てながら、大好きな桃姐をこの手で。
「男を殴るのがこの世でいちばん最高だと思ってたけど、その逆も悪かないね。もっとも好きな男に限るけどさ」
「なにいってんだい」
 桃姐と緑姐の、普段と変わらないやり取りを聞きながら、俺はいつの間にかさっきまで殴り殺そうとしていたひとの手を握っていた。
「……ッ。なんだい、この茶番」
 心底、不愉快そうに吐き捨てる緑姐の視線が痛い。桃姐の手が強く握り返される。
 この日を堺に桃姐はずいぶんとしおらしくなった。ボクシングも男漁りもやめたと誰もが思った。
 しかし、それはほんの一時だけで、数日後、俺は桃姐にまだ解体されていない集会所のリングに呼び出されることになる。そこで桃姐はいつものような挑発的な笑みと格好で佇んでいた。もちろん、愛用のピンクのグローブとリングシューズは装着済みだった。
「あたしをたっぷりと殴ってあんたも気持ちがすっきりしただろ。これでお互い抱え込んでいたもやもやが吹っ切れたことだし、こっからいつも通りといこうじゃないか」
 リングに飛び乗った桃姐は目で上がれと俺に合図を送る。
「あんたのパンチはてんでなっちゃいない。あんなんじゃいつまでたってもあたしをノックアウトなんてできやしないね」
 ばすんばすんとグローブを突き合わせる、不吉な音が集会所に響く。
「あたしさ、ボクシングもセックスもしばらくご無沙汰で最ッ高に欲求不満なんだ。それを取り返す意味でのスパーだから、ちょっとやそっとじゃやめる気はないから覚悟しな。もし殴り殺しちゃったら……かんべんな」
 手の武装を終えてリングに上がった途端、桃姐がキャンバスを蹴って襲いかかってきた。
「いくぞ」
 すごく幸せそうな顔をした桃姐は、俺を殴り殺す勢いで迫ってきた。
 この日俺は数え切れないくらいの桃姐のパンチを予告通りたっぷりと浴び、この夏は出かけるのが憚られるくらい顔面を潰されまくった。
「いい男が台無しじゃないか。もし誰からも相手にされないっつんだったら、たまには相手してやるから、気を落とすんじゃないよ」
 ボクシングとセックスが大好きな年上でスタイルはいいが品がまるでない幼なじみのバカ笑いを聞きながら俺は、あの日、桃姐に謝ったことを激しく後悔した。
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