姉はすべてを支配する。さればわれらも姉に従おう。

さいきごそ

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開幕

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「さて、今回取り上げるのはロシアの文豪、トルストイの代表作、世界的な文学作品のランキングでは常にトップになるほどの名作「アンナ・カレーニナ」であります。かのトーマス・マンはもっとも偉大な社会小説であると称賛し、マシュー・アーノルドはもはや小説ではなく、人生そのものであると定義しました。また革命家のレーニンの愛読書であったのはよく知られた話であります。我が国でも正宗白鳥はアンナとウロンスキーがはじめて出会うシーンの見事さに感服し、フランス文学の翻訳で知られる桑原武夫は読み返すたびに、いつも新しい喜びを私に与えてくれるとそのすばらしさを語っています」
 冒頭の挨拶でしょうもない妨害を受けたにも関わらず、何ごともなかったかように会を毅然と推し進める十六女さんにはただただ感心した。どこぞの子供っぽい思いつきで場を乱す先輩も少しは見習って欲しいぜ。
「なんだい、ルーキー、何かいいたげじゃないか」
「……別に」
つづいて十六女さんはこの作品は巻頭に掲げられたエピグラフの『復讐は我にあり、我これにむくいん』についてのいくつかの考察をしていた。はて、そんなエピグラフとかあったっけ?
「まあ、見逃してもしょうがない。海外小説によくある〇〇に捧ぐとか、冒頭で掲げた文章は作家個人の私信みたいなものだし、読者には関係ないことがほとんどだ。このエピグラフに関しては、作品そのもののテーマだし、そうでもないけど」
「何かの引用ですか? 確かすごく古い映画に似たタイトルありましたよね」
「聖書だな。新約のパウロ書簡のひとつ、ローマ人への手紙の中にある。『キリスト者の生活指針』だったか。他にもあったな」
「ヘブライ人への手紙ですね。旧約にも似た記述があったはずですが……」
 十代田さんが考え込むと、右隣りでひとりおとなしくしていた生土母星詠学舎うともせいえいがくしゃ二合半こなからさんがすぐさま反応した。
「レビ記にありますね。『復讐してはならない』と」
 いかにも読書好きといった感じの知的で清潔感のある、澄んだ声だった。
「ほほう?」
「あと申命記にも、『復讐し、報いるのは私だ』とあります」
「へえ。旧約の方は知らなんだ」
 二合半さんの説明に十二月晩日先輩は素直に感心していた。
 聖書、ね。海外向こうの映画とか観てると、当たり前のように出てくるみたいだが、やはりお国柄ってやつなのか。
「そうそう。まあ、海外作品に触れるなら、読んでても損はないんじゃないのかね」
 そういうものか。聖書なんてまるで読む気にはならんが。
 それにしても、だ。十六女さんが挙げたこの作品を讃えたという著名な方々だが、だれもかれも聞いたことのない名前が飛びだしまくりでこちらとしては困惑しっぱなしである。つまりはそれだけすごい作品なんだなというのは分かったのだが、しかし……。
「すごい絶賛されているようですけど、同業者からの批判とかなかったんですかね」
 あまりにもてはやされると、どうしてもひねくれた見方をしたくなるものだ。社会現象になるくらいの大ヒット作品の話題が連日あちこちで喧伝されまくると次第に辟易し、ついには否定的な意見になんとなく耳を傾けたくなる感じといえばいいのか。そんな毒にも薬にもならないような俺の質問に十二月晩日先輩はすぐに反応した。
「世界十大小説を著したモームは最初はこっちを推していたようだけど、けっきょくもうひとつの長編の『戦争と平和』の方が優れていると思い直したらしいし、ロランもそんなことを書いてたな」
 『戦争と平和』か。まさに名前だけは聞いたことのある名作の筆頭だな。にしてもモームだのロランだの、またもや知らない名前のオンパレードだ。ふだんから文学に慣れ親しんでるような読書家は知ってて当たり前なんだろうな。
「その『戦争と平和』は……何巻あるんですか」
 やっぱり長いんだろうなとおそるおそる訊くと、想定以上の回答が返ってきた。
アンナ・カレーニナ今回の課題図書の倍。文庫だと全6巻かな。いい機会だ、ルーキー。今度はこれに挑戦しようぜ」
 ……勘弁してくれ。
「まあ、そういわずに、さ。さっきもいったけど『アンナ・カレーニナこっち』よりも『戦争と平和そっち』の方が優れているっていう文豪もたくさんいるんだぜ?」
 そういわれてもな。全三巻でもひいひいいってるような、ふだんから文学に触れていないようなやつが手にするには難易度が高すぎだろう。
アンナこいつがいけたんだ、いけるいける。がんばれ」
 ……かんたんにいうなあ。
「少し難しそうな君に、こんな話を聞かせよう」
 歌のフレーズでも口ずさむように、十二月晩日先輩はまじめくさった顔で語り出した。
「アメリカの漫画作品『ピーナッツ』ってあるだろ?」
 ……聞いたことあるタイトルだが、なんだったか。
 十二月晩日先輩が耳馴染みのあるキャラクター名を口にした。耳と鼻先が黒い、虫も殺さぬといった風体の、ぬぼーっとした二足歩行の白い犬が浮かんだ。「……あぁ、はい」
「そのエピソードのひとつに我らが主人公のチャーリー・ブラウンが」
「……えっ、主人公ってあの白い犬じゃないんですか?」
「けっこう勘違いされてる「あるある」の一種だね。主人公はあの犬であり、かつ作品タイトルだと勝手に思い込んでる人が多いけど、そもそも作者は作品タイトルを白い犬の飼い主である『チャーリー・ブラウン』にしようと考えていたんだ」
 などと俺を見据える。……まあ、熱心なファン以外の認識などその程度だろう。
「でもまあ、あの犬がいなかったら、果たしてここまで世界的な人気を勝ち得たかというと微妙な気もするね。正直、あの犬のぬいぐるみなら貰ってもいいけれど、あんなちんちくりんな飼い主のぬいぐるみなんぞ死んでもいらないもんねえ」
 ……そこまでいうか。
「ルーキーは欲しいのかい?」
「……犬も飼い主も、どっちもいりませんよ」
 十二月晩日先輩はそうかい、とどうでもよさげに頷くと、話をつづけた。
「で、そのチャーリー・ブラウンが読書感想文を書くことになったんだが、課題図書がトルストイの『戦争と平和』だった」
「……なんでまた」
「長編の代表作面してるからだろ」
 ……身も蓋もないな。
「しかし敵はあの『戦争と平和』。一筋縄では行かない分量だ。読む前からすでにグロッキー状態の我らがチャーリー・ブラウン、絶体絶命の大ピンチ! そこで屈指の哲学系キャラのライナスが苦言を呈するんだ。そう、の彼だ。いわく『トルストイがこの作品を書いているとき、妻はろうそくの火とつけペンを使って七回も書き写したんだ、ときには夫が書いたものを確認するために虫眼鏡まで使う慎重さだった』と語ると、チャーリー・ブラウンは絶句する。つづけて『彼女が作業をするのは、家中の誰もが寝静まったあとなんだ。考えてもみてくれ。彼女はあの分量を七回も書き写したんだ。それなのに君は読めないというのかい?』と。どうだい?」
「……どうだい、といわれても」
 十二月晩日先輩は同情と哀愁を装った、いかにも作りモノといったわざとらしい表情を浮かべると、俺の肩をがっしりとつかんだ。
「それなのに君は一回も読めないというのかい?」
 ……うるさいな。
「読めないというのかい?」
 ………………。
「さっきのつづきになるけど、同世代のツルゲーネフも一部の描写を除けば何から何まで気難しくて気に入らないって批判してるな。まあこれに関してはじぶんの主義に反する個人的な嫌悪感からの批評みたいだけど。変わったところでは当時の批評家が小説全編から子供のオムツの匂いがするって批判をしていたそうだ」
「……オムツ?」
「そう。なんでも作者は主人公と浮気相手の入浴シーンを書き忘れたに違いないって皮肉ってたらしいぞ。まあ、作者と敵対関係にある二流の批評家らしいから、何を書いても批判したんだろうけれどさ。いつの時代もいるだろう、この手の輩は」
 それは分かる。ネットにはこの手の暇人で常時、溢れかえっている。
「こういう小物はさておき、やはり対抗馬たるドストエフスキーの評価が興味ぶかいな」
「批判してるんですか」
「表向きには誉めそやした文章が流布してるけど、それ自体が彼の残した日記によると「普段は冷静なある作家が『アンナ・カレーニナ』についての意見を述べる断乎とした調子と熱のこもった執拗さで」語ったというのが真相だし、彼自身はいろいろと不満を書き残してるんだよ。自分よりも多額の原稿料を貰っただの、ドストエフスキーの元を訪れた某大学教授がアンナ・カレーニナこの作品を朗読しながら陰鬱な小説なんかいらないと彼を腐したとかさ。まあそういったごく個人的な私怨がらみの批評はともかく、内容に関しては暇だから読んでみた程度だったらしくて、登場人物は奇妙なほど面白くない、作品も退屈で得体がしれない、なぜみんなが有頂天になっているのか見当もつかないって、まあそっけないんだ。さっきドストエフスキーの『未成年』の話をしただろ? あの中でも『アンナ・カレーニナこいつ』と『戦争と平和』を揶揄している箇所があって、前者を後者の子孫とみなして現代に生きる典型的な人間として表現するならば「人間嫌いで孤独な、ぜったいに憂鬱なタイプ」と皮肉ってるんだから、まあ徹底してるといっていい」
「散々ですね」
「仕方あるまいよ。じつは『未成年』と『アンナ・カレーニナこいつ』には因縁があってさ、書かれた時期がかぶったせいで、ドストエフスキーの方はそれまでの長編作品を掲載していた『ロシア報知』からはじめて外されたんだ。つまり出版社は後者を優遇、5大長編で唯一馴染みの雑誌に載らなかった作品となったわけだ。これをハブって四大長編と呼ばれる所以もじつはこの辺も絡んでたりするのかもね。それに加えてさっきも言及した原稿料が倍近く違ったこともあって私怨もからんでいるんだろうさ。そもそも書いた本人ですら、退屈でくだらない、いやいや書いてる、主人公のこともうんざりする、たちの悪い女生徒に手を焼いてるようだなんて容赦がない」
「……身も蓋もないじゃないですか」
「そんなことを牛乳を飲みながら手紙に書いてるんだ。想像したら、シュールだろ?」
 そこまでいうと十二月晩日先輩は、そういえば現代作家にも批判的なやつがいたなとどうでもよさげに天井を見上げながら継いだ。
「まあ、作品云々というよりも作家のプライベートを持ち出して人間性を腐してるだけだったけれどね。挙句、じぶんはどちらかというと、『ボヴァリー夫人』の方が好きだと抜かしてんだよ。だったら最初からそっちを取り上げりゃいいのにさ」
 単に気に入らない作家を叩く材料に取り上げただけってことか。こういうやつはほんとうにどこにでもいるな。嫌いな対象を叩くとなると知名度や実績を誇る、本来は好きじゃないどころか興味すらないをいちいち引っ張りだして叩くやつ。
「テーマが似てるんですか」
「まあね。亭主以外の男とよろしくやって、自殺するからよく比べられる。それぞれ元になった事件があるってのも共通してるし、作家自身が主人公を嫌悪してるのもそうだ」
「……そっちも、長そうですね」
「いや、一冊。わざわざ二冊に分けて出してるせこい出版社もあるけど」
 一冊か。それぐらいなら……、
「でもまあ、無理に読む必要もないな。面白くもないし」
 薦めると思いきや、十二月晩日先輩はそうつぶやくと退屈げに目を閉じた。
「退屈な結婚に失敗した退屈な男が退屈な女と退屈な再婚をしたものの、退屈な結婚生活に嫌気が差した退屈な女が退屈な浮気をくり返して退屈な借金を重ねて、挙句、退屈な自殺する退屈な話に魅力なんて感じないだろ?」
 こうも退屈を連呼されれば、そりゃあ、読む気すら失せる。というか十二月晩日先輩はその作品に何か恨みでもあるのか。
「これを機に、いろいろ手を出してみるといい。読書は得することはあっても損することはないと思うしさ」
 まるで面倒見のいい教諭のような面持ちでそうつぶやくと、俺の手元の文庫を指して継いだ。
「これだけの大部だ。どうだいルーキー、読み終えたときの達成感はなかなかのものだったんじゃないか?」
 あらためてそう問われると、腑に落ちるものがある。
「読書によってもたらされるのは単純知識の獲得とその本を読んでいない者に対する優越感っていうしねえ。ふだんからむさぼるように本を片っ端から読み漁っている病的なまでの本好きは別にして、それ以外の者がふだんは手にすることなどない名作や大作、あるいは話題作に着手する理由がその優越感を得たいがため、かっこつけってのも悪いことではないんじゃないの。きっかけはともかく、さ。けっきょく、読んでもそれをじぶんの知識としてインプットできなきゃ無意味だと個人的には思うけど、暇つぶし、ただの娯楽目的でも、読書は悪いことではないしね。だらだらとネットをしたり、ぼけっとテレビを見るよりはぜんぜんいい。何より健全だ」
 その本を読んでいない者に対する優越感、か。それはすごく分かるな。長い本であればあるほどその優越感は厖大になるのだろう。じじつ、アンナ・カレーニナこいつを一応は読破したときの達成感、高揚感は十二月晩日先輩のいうように今まで感じたことのないものだった。
 十二月晩日先輩は「だろ?」と眉の片方を意味ありげに上げて見せた。
 この流れで俺は、はじめて取り組んだ本格的な読書の最中、つらい読書現実から目を逸らせるように一時、避難したネットで出会った言葉を思い出していた。
「……あの『読書とは他者に思考してもらうことである』ってどう思います?」
 すると十二月晩日先輩は左手に乗せていた気怠げな顔をいきおいよく起こし、呆れたような声を出した。
「なんだい、ルーキー。ショウペンハウエルも読んだのかい?」
 さらっと著者名が出てくる辺りに、この人の底知れなさが窺いしれた。
「……いえ読書の最中、だんだん苦痛になってきたときにあらためて『読書』って何だろうって、いろいろ調べていたら、出会ったんですよ」
「ほう?」
 興味ぶかげに聞くその様は、茶化しているようには思えなかった。
「ネットの載った断片だけじゃもったいないな。あれは薄いし、一度、読んでみるといい。古典をもてはやす一方で、当時はやりの流行作品を貶しているのは、いつの時代も同じだと知れて面白いぞ。現代でも古典や名作を褒めそやす一方で、軽い感じのベストセラーを腐す傾向があるのといっしょだって」
 気のいい親戚のおばさんみたいな笑みを浮かべた十二月晩日先輩は似たようなことがこの作品なかにでも語られていたしさとつづけた。
「……そんなとこありましたっけ?」
「兄夫婦の仲裁がひと段落して主人公が帰る列車内でイギリスの小説を読んでるシーンだよ。読んでるうちにだんだんと不愉快になるってとこ」
 ……なんでまた、不愉快になったんだ? いや、そもそも帰りの列車内でのこととかまるで覚えていないのだが。たしかに。たしかに読了したはずなのに、すっぽり抜け落ちた、一応は脳に刻まれたはずの読書の記憶をなんとも頼りない足取りで追いかけつつ、己の情けなさを慰撫するかのように神妙なる声音で頷いてみせる。ここはバカ正直に告白することもあるまい。
「……ああ、はい」
「つまり小説を読むということはすなわち『他人の生活の姿を追っているにすぎない』ってさ」
「……確かに、似てますね」
 さもしかと覚えていますというていでふたたび頷く。専門外の話題を振られて内心焦りつつも訳知り顔で対処するコメンテーターのように。
「まあ、あれは内容に対しての否定ではなく、じぶん自身で生きてみたい、作品内の登場人物と同じようなことをしてみたいっていう欲求、なりきり願望から来るものだけど」
「……なるほど」
「ルーキー、まったく覚えてないだろ」
 このひとには姑息な応対は通用しないようだ。
「すみません」
「まあいいや。さっきのつづきだけど、軽かろうが重かろうが、ヒット作だろうがマイナー作だろうが、良作だろうが駄作だろうが何も読まないよりは何かを読んだ方はいいとは思うけれど、個人的に忌避すべきは自己啓発系とか新書、偏った思想で読者をけむに巻くような、著者の顔がドーンと表紙になってるのやつはNGかな。それっぽい言葉を、時には横文字を駆使して並べてるだけで心に何も引っかからないんだ。得るものが何もない駄作以下の存在だと思うよ」
 ……ああ、それは分かる。すごく。
「エラソーに腕組みなんかしちゃってるやつとか最悪だよな。見ただけで知力が下がるのが分かる。腕組み以外でも気取ったポーズをドヤ顔で決めたりしたさ。類は友を呼ぶのか、その手の本に限って帯で推薦文を書いてる輩も揃いも揃って胡散臭いやつなのはもう、様式美だよ」
 その手の本の著者によくあるポーズを次々と決める十二月晩日先輩に苦笑しつつ、本のもたらす功罪に思いを馳せていると、これまでは無縁だった読書という行為に片足を突っ込んでいる自分の今の境遇、さほど不快でもない現状に少し戸惑いを覚えるのだった。
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