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第1章
第25話 勉強がはかどらないのは君のせい
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2学期の期末テストが近い。
最近は担任に襲われるなど、いろいろなことが起こりすぎて、なかなか勉強時間を確保できていない。そのせいか小テストの結果もあまり良くないので、期末テスト前はしっかり勉強したい。
いろいろあったとはいえ、勉強に身が入らない一番の原因は、佐野と付き合い始めたことだ。
勉強中に佐野のことを考えてしまうことが増えた。恋愛をすると勉強が疎かになると懸念して、避けて生きてきた。そんな俺が今は、おもいっきり恋愛中だ。
「はあ……」
「あら、すごいため息ね」
「ああ、ユイもいたのか」
放課後、いつものように自習室に来てはいるが、やはり勉強に集中できずにリフレッシュルームで休む時間が増えた。今日はユイも自習室で勉強しているようだ。
担任との一件以来、ユイとは普通に話すようになった。ユイが佐野を呼んでくれたことで、俺が助かったことを後から知った。それだけが理由ではないが、今まで感じていたユイへの不信感は消え失せつつある。
「もしかして、新しい担任がまた何かしてきた?」
「いや、そうではないが……」
襲われた翌日、俺はこわごわ学校へ行ったのだが、1組の担任として新しい教師が配属されていた。俺を襲った張本人である川中先生は、すぐに学校を辞めていたのだ。
事件が明るみになることを恐れて自主退職したのかと思ったが、噂によるとどうやら懲戒解雇のようだ。
佐野が裏から手を回したのか…?だが、休み時間に同級生たちとはしゃぐ佐野の姿を見ていると、そのような行動を執るとは全く想像できず、うやむやにしている。
何はともあれ、川中先生がいなくなってくれたことで、俺は今まで通り学校へ通えている。
「じゃあ、名津と喧嘩でもした?」
「いや、ものすごく仲が良い。仲が良すぎて困っているんだ」
「え…惚気?」
「そうではなく、佐野のことが頭から離れなくて、勉強に集中できない」
「惚気ね。ほら、噂をすれば王子様がやってきた」
ユイが指差す廊下を見ると、破顔した佐野がこちらに向かって歩いてきていた。
「2人一緒だったんだ」
佐野の笑顔を見るだけで、穏やかな気持ちになる。自身の顔が綻んでいるのも分かる。
「佐野、早いな」
「今日はちょっと早く部活終わったから。りょうはまだ勉強する?」
「いや、もう帰る」
ちらっとユイを見ると、ニヤニヤしている。
「委員長がね、名津のことが頭から離れなくて、勉強に集中できないんだって」
「えっ、りょうかわいい。俺もだよー」
佐野が不意に肩を抱いてきて、一気に顔が火照る。
「ユイ、余計なことを言うな」
「いや良い情報だった。この調子で頼むよ」
ユイは、そうでしょ?と得意気だ。
こんな風に自分の周りに人がいて、皆で笑い合うなんて想像もしたことがなかった。勉強について不安は残るが、佐野のお陰で友人と関わることの大切さを知ることができた気がする。
ユイと別れ、佐野と2人で帰路に就く。最近佐野は、俺を自宅まで送り届けてくれることが多い。佐野の部活が長引いたときは無理だが、それ以外は必ず一緒に帰っている。
担任との一件から、今まで以上に佐野の視線を感じるようになった。元々佐野は心配症だったが、最近は病的なレベルだ。
心配してくれるのはありがたいが、佐野は疲れないのだろうか。そっちの方が俺は気になってしまう。
「佐野、いつも自宅まで送ってくれるのはありがたいが、俺は佐野の体力が心配だ」
「え、何で?俺は全然大丈夫だけど」
いつもの満員電車で、隣に立つ佐野に話しかける。佐野はすぐそばに人がいるのに、いつも手を握ってくる。最初は振り払っていたが、最近は面倒で無抵抗だ。
「ダメだ。俺のせいで佐野の勉強時間が減っているのも気になっている」
「家に居ても勉強しないしなー」
「勉強は学生の本分だ。ちゃんとしてくれ」
「じゃあさ、期末テストの勉強一緒にしよ?」
佐野はそう言いながら、空いている左手で俺の屹立をなでている。佐野にちょっと触られただけで、一気に立ち上がる俺の屹立もどうかしている。
「…さ、佐野は…あっ…いかがわしいことを…したいだけ…だろっ…」
佐野は俺のスラックスのチャックを下ろし、パンツ越しの屹立をこねくり回す。
「ふっ…んっ…佐野、もう、やめっ……」
「一緒に勉強してくれるなら、やめる」
佐野はさらに激しく屹立を刺激する。
「ひゃっあっ…声、でちゃっ…」
「勉強、りょうに教えて欲しいなー」
「んっ…あ、あん…分かった…………えっちょっ、激しっ…なんでっ…」
佐野はさらに激しくこすり続け、手を止めてくれない。
「いやっ……約束と、ちがっ…」
前のベルトだけ解かれ、パンツの中に佐野の大きな左手が入ってきた。その手つきが止まることはなく、先端の割れ目を執拗になでてくる。
「……イク顔見せて」
「んっ…こんな、ところでっ……む、無理っ、ひゃっあ…」
「大丈夫、俺が受け止めるから」
耳元でささやく佐野の声が、脳内に反響する。徐々に足の力が入らなくなり、佐野にもたれかかった。
「んっ……い、イク……あっ、ぁぁぁぁ…」
佐野の胸に口を押し付け、なるべく声が出ないようにして達した。何度も刺激を受け続けた屹立は、その先端から白い欲望を排出した。
「はぁ、はあ、はあ、はぁ…」
「たくさん出たね」
佐野はそう言うと、手についた俺の欲望を舐め始めた。
「おいし…りょうは全部甘くておいしいんだね」
「ちょっと佐野…やめて…」
肩を抱き寄せられ、佐野の身体に包み込まれる。
「続き、りょうの家でしよう?今日、優心さん遅いんだって。さっき連絡もらった」
耳元に吹きかかる佐野の吐息で、後ろの窄まりから我慢汁が出てきているのが分かる。
俺はうなずき、佐野と最寄駅で降りた。
最近は担任に襲われるなど、いろいろなことが起こりすぎて、なかなか勉強時間を確保できていない。そのせいか小テストの結果もあまり良くないので、期末テスト前はしっかり勉強したい。
いろいろあったとはいえ、勉強に身が入らない一番の原因は、佐野と付き合い始めたことだ。
勉強中に佐野のことを考えてしまうことが増えた。恋愛をすると勉強が疎かになると懸念して、避けて生きてきた。そんな俺が今は、おもいっきり恋愛中だ。
「はあ……」
「あら、すごいため息ね」
「ああ、ユイもいたのか」
放課後、いつものように自習室に来てはいるが、やはり勉強に集中できずにリフレッシュルームで休む時間が増えた。今日はユイも自習室で勉強しているようだ。
担任との一件以来、ユイとは普通に話すようになった。ユイが佐野を呼んでくれたことで、俺が助かったことを後から知った。それだけが理由ではないが、今まで感じていたユイへの不信感は消え失せつつある。
「もしかして、新しい担任がまた何かしてきた?」
「いや、そうではないが……」
襲われた翌日、俺はこわごわ学校へ行ったのだが、1組の担任として新しい教師が配属されていた。俺を襲った張本人である川中先生は、すぐに学校を辞めていたのだ。
事件が明るみになることを恐れて自主退職したのかと思ったが、噂によるとどうやら懲戒解雇のようだ。
佐野が裏から手を回したのか…?だが、休み時間に同級生たちとはしゃぐ佐野の姿を見ていると、そのような行動を執るとは全く想像できず、うやむやにしている。
何はともあれ、川中先生がいなくなってくれたことで、俺は今まで通り学校へ通えている。
「じゃあ、名津と喧嘩でもした?」
「いや、ものすごく仲が良い。仲が良すぎて困っているんだ」
「え…惚気?」
「そうではなく、佐野のことが頭から離れなくて、勉強に集中できない」
「惚気ね。ほら、噂をすれば王子様がやってきた」
ユイが指差す廊下を見ると、破顔した佐野がこちらに向かって歩いてきていた。
「2人一緒だったんだ」
佐野の笑顔を見るだけで、穏やかな気持ちになる。自身の顔が綻んでいるのも分かる。
「佐野、早いな」
「今日はちょっと早く部活終わったから。りょうはまだ勉強する?」
「いや、もう帰る」
ちらっとユイを見ると、ニヤニヤしている。
「委員長がね、名津のことが頭から離れなくて、勉強に集中できないんだって」
「えっ、りょうかわいい。俺もだよー」
佐野が不意に肩を抱いてきて、一気に顔が火照る。
「ユイ、余計なことを言うな」
「いや良い情報だった。この調子で頼むよ」
ユイは、そうでしょ?と得意気だ。
こんな風に自分の周りに人がいて、皆で笑い合うなんて想像もしたことがなかった。勉強について不安は残るが、佐野のお陰で友人と関わることの大切さを知ることができた気がする。
ユイと別れ、佐野と2人で帰路に就く。最近佐野は、俺を自宅まで送り届けてくれることが多い。佐野の部活が長引いたときは無理だが、それ以外は必ず一緒に帰っている。
担任との一件から、今まで以上に佐野の視線を感じるようになった。元々佐野は心配症だったが、最近は病的なレベルだ。
心配してくれるのはありがたいが、佐野は疲れないのだろうか。そっちの方が俺は気になってしまう。
「佐野、いつも自宅まで送ってくれるのはありがたいが、俺は佐野の体力が心配だ」
「え、何で?俺は全然大丈夫だけど」
いつもの満員電車で、隣に立つ佐野に話しかける。佐野はすぐそばに人がいるのに、いつも手を握ってくる。最初は振り払っていたが、最近は面倒で無抵抗だ。
「ダメだ。俺のせいで佐野の勉強時間が減っているのも気になっている」
「家に居ても勉強しないしなー」
「勉強は学生の本分だ。ちゃんとしてくれ」
「じゃあさ、期末テストの勉強一緒にしよ?」
佐野はそう言いながら、空いている左手で俺の屹立をなでている。佐野にちょっと触られただけで、一気に立ち上がる俺の屹立もどうかしている。
「…さ、佐野は…あっ…いかがわしいことを…したいだけ…だろっ…」
佐野は俺のスラックスのチャックを下ろし、パンツ越しの屹立をこねくり回す。
「ふっ…んっ…佐野、もう、やめっ……」
「一緒に勉強してくれるなら、やめる」
佐野はさらに激しく屹立を刺激する。
「ひゃっあっ…声、でちゃっ…」
「勉強、りょうに教えて欲しいなー」
「んっ…あ、あん…分かった…………えっちょっ、激しっ…なんでっ…」
佐野はさらに激しくこすり続け、手を止めてくれない。
「いやっ……約束と、ちがっ…」
前のベルトだけ解かれ、パンツの中に佐野の大きな左手が入ってきた。その手つきが止まることはなく、先端の割れ目を執拗になでてくる。
「……イク顔見せて」
「んっ…こんな、ところでっ……む、無理っ、ひゃっあ…」
「大丈夫、俺が受け止めるから」
耳元でささやく佐野の声が、脳内に反響する。徐々に足の力が入らなくなり、佐野にもたれかかった。
「んっ……い、イク……あっ、ぁぁぁぁ…」
佐野の胸に口を押し付け、なるべく声が出ないようにして達した。何度も刺激を受け続けた屹立は、その先端から白い欲望を排出した。
「はぁ、はあ、はあ、はぁ…」
「たくさん出たね」
佐野はそう言うと、手についた俺の欲望を舐め始めた。
「おいし…りょうは全部甘くておいしいんだね」
「ちょっと佐野…やめて…」
肩を抱き寄せられ、佐野の身体に包み込まれる。
「続き、りょうの家でしよう?今日、優心さん遅いんだって。さっき連絡もらった」
耳元に吹きかかる佐野の吐息で、後ろの窄まりから我慢汁が出てきているのが分かる。
俺はうなずき、佐野と最寄駅で降りた。
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