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#29 メール
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別に泣いたくて泣いてる訳じゃないのに…………
胸の奥がグルグルする。
「な、……ん……で………?」
珍しく1人レッスン室でガタガタと震える里菜。
“ 気になるわよ。貴方のことが好きなんだから。”
…………あの時の言葉がまだ忘れられない。
涙と震えが止まらない…………
シオン様の事なんて……………
嫌い………
………になったはずなのに。
凄く……モヤモヤする。
里菜はスマホを手に取り、メールを開き、シオン宛にメッセージを書く。
『星堂先輩、少し大事な話があるのでレッスン室に来れますか?』
→受信しますか?
「……………書き直そう。」
『今日……会えますか?』
→受信しました。
「………っえ!?どうしよう……!!送っちゃった…、…!!!!」
別に会いたいと思っていなく、ただメールを送った。
「シオン様、メールまさか来るかな………」
◇
その頃、撮影スタジオで……
シオンは芸能人雑誌の表紙を飾ることになり、撮影をしている。
カメラマン「うん。いい感じだよ。ちょっと休憩しようか。」
シオン「ありがとうございます。」
1度休憩に入り、シオンはカバンからスマホを取りだした。
シオン「(メール1件?何かしら……? ……っ!!)」
坂口 里菜
宛先: 星堂 シオン
『今日……会えますか?』
シオン「里菜ちゃん…………」
『分かったわ。今日の夕方はオフで早めに帰れるから、6時…レッスン室で待っていて。』
→受信しました。
----------------------------------------------------------
里菜は1人レッスン室で地べたに座る。
「 はぁ…………… 」
ため息をついて、スマホから通知が鳴る。
「 まさか………きた………?? 」
じーっと細目でスマホを開く。
「きっ、きてる……………!!!!」
今日の夕方6時…………
ど、ど、どういう顔で会ったらいいの……!?!?!?
本当にどうしよう……
あの時のキスシーンの事……
話すのかな………
胸に手を当ててみると、ドクドクドクと心音が速く感じる。
「 ( やっぱり…私まだ好きなのかも。 ) 」
教室…行かなきゃ。
もうすぐ朝礼が始まる時間だとレッスン室を出て、教室へ歩いた。
胸の奥がグルグルする。
「な、……ん……で………?」
珍しく1人レッスン室でガタガタと震える里菜。
“ 気になるわよ。貴方のことが好きなんだから。”
…………あの時の言葉がまだ忘れられない。
涙と震えが止まらない…………
シオン様の事なんて……………
嫌い………
………になったはずなのに。
凄く……モヤモヤする。
里菜はスマホを手に取り、メールを開き、シオン宛にメッセージを書く。
『星堂先輩、少し大事な話があるのでレッスン室に来れますか?』
→受信しますか?
「……………書き直そう。」
『今日……会えますか?』
→受信しました。
「………っえ!?どうしよう……!!送っちゃった…、…!!!!」
別に会いたいと思っていなく、ただメールを送った。
「シオン様、メールまさか来るかな………」
◇
その頃、撮影スタジオで……
シオンは芸能人雑誌の表紙を飾ることになり、撮影をしている。
カメラマン「うん。いい感じだよ。ちょっと休憩しようか。」
シオン「ありがとうございます。」
1度休憩に入り、シオンはカバンからスマホを取りだした。
シオン「(メール1件?何かしら……? ……っ!!)」
坂口 里菜
宛先: 星堂 シオン
『今日……会えますか?』
シオン「里菜ちゃん…………」
『分かったわ。今日の夕方はオフで早めに帰れるから、6時…レッスン室で待っていて。』
→受信しました。
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里菜は1人レッスン室で地べたに座る。
「 はぁ…………… 」
ため息をついて、スマホから通知が鳴る。
「 まさか………きた………?? 」
じーっと細目でスマホを開く。
「きっ、きてる……………!!!!」
今日の夕方6時…………
ど、ど、どういう顔で会ったらいいの……!?!?!?
本当にどうしよう……
あの時のキスシーンの事……
話すのかな………
胸に手を当ててみると、ドクドクドクと心音が速く感じる。
「 ( やっぱり…私まだ好きなのかも。 ) 」
教室…行かなきゃ。
もうすぐ朝礼が始まる時間だとレッスン室を出て、教室へ歩いた。
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