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「…ん…にゃ…」
「起きたか?…たく…泣きながら寝るなよな。どうしたらいいか困る。」
「輝様…」
私は自分の部屋にいた。
「…で?何で死のうとした?」
「…嫌になっただけです。」
「そんなんじゃないだろ?」
「言いません。」
「命令だ。」
「お聞きできません。」
「王子…リー様を問い詰めるのはおやめください。また逃げられますよ?言葉も敬語になってますし…」
「しかし今回は命が危なかったのだ!!」
「王子…怒らないでください。リー様が逃げようとしてますよ?」
私はベットからおりて影に隠れていた。
「…輝様…いつか話しますから…」
「約束だぞ?」
私が輝様と約束をしていると1人の官司がタークに何か話していた。
「そうか。今から向かう。」
「タークどうした?」
「リー様のご両親が到着なさりました。応接間でお待ちとのことです。」
「(奥様達が!?)」
「よし行くか。」
輝様は部屋を出て行こうとして立ち止まった。
「来ないのか?」
「行きません。少し体調が優れませんの。」
「そうか…なら休んでいるんだぞ?」
私が椅子に座ると輝様はやっとお母様達の元へ向かった。
「私が口走った言葉バレてないといいけど…」
~王子視点~
「話は終わりましたか?」
タークは部屋を出たところで待ち構えていた。
「あぁ。リーは"体調が優れないから行かない"と言っていた。」
「そういえば…リー様…首を切る前に"お嬢様…後を追うことをお許しください"と言っていましたね。」
「友達でも亡くなったんじゃないか?」
「でも後を追うって言いますか?」
「それもそうだな…リーの親に聞いてみるか。」
俺達はリーの両親の前に座った。
「どうぞお座りになってください。」
「失礼します。」
タークは両親に座るように促した。
「それでリリエンヌは…」
「今は体調が優れないと部屋でお休みになっています。」
「リーのご両親に聞きたいことがあるんです。リーは切る前"お嬢様…後を追うことをお許しください"と言っていたそうですがお嬢様とは誰のことですか?」
俺は気になっていたことを聞いた。
すると両親は一瞬だけ目を見開いたが…
「リリエンヌの友人です。つい先日亡くなったんです…」
「そうでしたか。お辛いことをお聞きしました。すみません。」
俺がリーの両親に謝罪していると誰かが扉をノックした。
コンコン
「なんだ?」
「リリエンヌ様がやっぱり両親に会いたいといらっしゃってますが…どういたしますか?」
「入れ。」
俺がそう言うと部屋の外に立っていた兵は扉を開けリーを中に入れた。
~リー視点~
「お母様…お父様…」
「リー!!」
お母様は私に抱きつき輝様達に聞こえないようこう囁いた。
「何をしているの。あなたはリリエンヌの代わりなの。無駄なことはしないでちょうだい。」
「すみません…奥様…」
私がお母様のことを奥様とお呼びするとお母様は私を叩いた。
パン!!
「っ!!」
「何をしてるんですか!!」
タークは急いで私の頬に濡らしたハンカチを当てた。
「教育ですわ。2度とあのようなことをして王子様達を困らせないようにしただけですわ。」
「親が子を叩くのですか!!」
「やめろターク。他の家の教育に口を出すな。」
「お母様…ごめんなさい。」
私は床に座り額を床につけた。
「おい!!」
「お母様達の顔に泥を塗るようなまねをしてすみません。」
「リー!!起きろ!!」
輝様は無理矢理私を起こした。
「リリエンヌ。あなたはもうあのようなことを2度としてはいけませんよ?分かりましたね?」
「はい。お母様、お父様。」
「…もう行く。片付けは任せた。」
輝様は私を引っ張って応接間を出た。
「輝様?」
「どこの家に自分の子供を叩く親がいるんだ…リーの頬が赤く腫れたじゃないか。」
輝様は私を部屋に戻すと椅子に座らせ氷を頬に当てた。
「ひゃ…冷たい。」
「我慢しろ。腫れを引かせるだけだ。」
「…つめひゃい。」
「…食べたい。」
「え?」
「何でもない。」
輝様はそう言って私から離れた。
「…変な輝様…」
私はそう思いながらも氷を頬に当て続けた。
「起きたか?…たく…泣きながら寝るなよな。どうしたらいいか困る。」
「輝様…」
私は自分の部屋にいた。
「…で?何で死のうとした?」
「…嫌になっただけです。」
「そんなんじゃないだろ?」
「言いません。」
「命令だ。」
「お聞きできません。」
「王子…リー様を問い詰めるのはおやめください。また逃げられますよ?言葉も敬語になってますし…」
「しかし今回は命が危なかったのだ!!」
「王子…怒らないでください。リー様が逃げようとしてますよ?」
私はベットからおりて影に隠れていた。
「…輝様…いつか話しますから…」
「約束だぞ?」
私が輝様と約束をしていると1人の官司がタークに何か話していた。
「そうか。今から向かう。」
「タークどうした?」
「リー様のご両親が到着なさりました。応接間でお待ちとのことです。」
「(奥様達が!?)」
「よし行くか。」
輝様は部屋を出て行こうとして立ち止まった。
「来ないのか?」
「行きません。少し体調が優れませんの。」
「そうか…なら休んでいるんだぞ?」
私が椅子に座ると輝様はやっとお母様達の元へ向かった。
「私が口走った言葉バレてないといいけど…」
~王子視点~
「話は終わりましたか?」
タークは部屋を出たところで待ち構えていた。
「あぁ。リーは"体調が優れないから行かない"と言っていた。」
「そういえば…リー様…首を切る前に"お嬢様…後を追うことをお許しください"と言っていましたね。」
「友達でも亡くなったんじゃないか?」
「でも後を追うって言いますか?」
「それもそうだな…リーの親に聞いてみるか。」
俺達はリーの両親の前に座った。
「どうぞお座りになってください。」
「失礼します。」
タークは両親に座るように促した。
「それでリリエンヌは…」
「今は体調が優れないと部屋でお休みになっています。」
「リーのご両親に聞きたいことがあるんです。リーは切る前"お嬢様…後を追うことをお許しください"と言っていたそうですがお嬢様とは誰のことですか?」
俺は気になっていたことを聞いた。
すると両親は一瞬だけ目を見開いたが…
「リリエンヌの友人です。つい先日亡くなったんです…」
「そうでしたか。お辛いことをお聞きしました。すみません。」
俺がリーの両親に謝罪していると誰かが扉をノックした。
コンコン
「なんだ?」
「リリエンヌ様がやっぱり両親に会いたいといらっしゃってますが…どういたしますか?」
「入れ。」
俺がそう言うと部屋の外に立っていた兵は扉を開けリーを中に入れた。
~リー視点~
「お母様…お父様…」
「リー!!」
お母様は私に抱きつき輝様達に聞こえないようこう囁いた。
「何をしているの。あなたはリリエンヌの代わりなの。無駄なことはしないでちょうだい。」
「すみません…奥様…」
私がお母様のことを奥様とお呼びするとお母様は私を叩いた。
パン!!
「っ!!」
「何をしてるんですか!!」
タークは急いで私の頬に濡らしたハンカチを当てた。
「教育ですわ。2度とあのようなことをして王子様達を困らせないようにしただけですわ。」
「親が子を叩くのですか!!」
「やめろターク。他の家の教育に口を出すな。」
「お母様…ごめんなさい。」
私は床に座り額を床につけた。
「おい!!」
「お母様達の顔に泥を塗るようなまねをしてすみません。」
「リー!!起きろ!!」
輝様は無理矢理私を起こした。
「リリエンヌ。あなたはもうあのようなことを2度としてはいけませんよ?分かりましたね?」
「はい。お母様、お父様。」
「…もう行く。片付けは任せた。」
輝様は私を引っ張って応接間を出た。
「輝様?」
「どこの家に自分の子供を叩く親がいるんだ…リーの頬が赤く腫れたじゃないか。」
輝様は私を部屋に戻すと椅子に座らせ氷を頬に当てた。
「ひゃ…冷たい。」
「我慢しろ。腫れを引かせるだけだ。」
「…つめひゃい。」
「…食べたい。」
「え?」
「何でもない。」
輝様はそう言って私から離れた。
「…変な輝様…」
私はそう思いながらも氷を頬に当て続けた。
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