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番外編

王子ルート 5

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「ミュア。こっち向いて」
「や。だって…キスされるもん」
バレちゃったか
僕らは城の庭園にいた。
ここなら王族しか入ってこられないように結界が張ってあるし…王族の血を引くミュアなら入れるもんね
「…そういえば創造主様を最近見ないね」
「ん~?お兄ちゃんはお家に帰ったみたいだよ?お仕事だって」
「仕事か。じゃあ仕方ないね」
…仕返ししてきたら怖そう
僕はそんなことを思いながらミュアを膝に乗せた。
「ちょっと!!」
「…ミュアって柔らかいね」
「太ってないもん!!お兄ちゃんに体重増やされたけど太ってないもん!!」
「増やされたんだ…」
「…1キロだけ」
1キロって…
創造主は何をやってるんだろ…
ミュアの体調管理かな?
風邪引きやすそうだし
「…ミュア。風邪ひいたことある?」
「ないよ?」
まぁ…そういえばそうだよな
ミュアには創造主様と精霊王様がついてるんだから
かかるわけがないか
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