聖剣エクスカリバーは使い手を好く。そして使い手でない者を嫌う。

如月花恋

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「にーたまにーたま!!」
「ん?」
「おだんご!!」
私はソラを頭の上に乗せた。
「……あ。おだんごか」
「むにゅぅ…おどろいてくれない」
「ごめんね」
にー様はソラを退かすと私の頭を撫でてくれた。
「でもエリュ。いまはやりゅことちがうね?」
「…にゅぅ」
今、私達は教会に来ていた。
…仕方ないんだよ?
父様は行かせないって言ってたけどしつこいっ!!って…。
「ほら。エルーシア。アルトニア。父様と手を繋ごう」
「とーたま。かーたまは?」
「母様はおうちで待ってるよ」
じゃあ早く終わらせて戻らなきゃっ!!

「ふぇ…?」
「…エルーシアは渡さない」
「ですから。その子の能力をもっと伸ばすためにも教会で預かるのが妥当かと」
…教会で過ごすの?
「エリュ。エリュはきょーかいにいたい?」
「…にーたま。いっちょ?」
「にーさまはおうちかえりゅよ」
「やら!!にーたまといっちょ!!」
私はにー様にぎゅっと抱きついた。
「…エルーシアもこう言っていることだし教会には預けられない」
「でしたらお試しで今日だけでも…」
「しつこいんだ。渡さないと言っているだろう!!」
私はにー様の胸にすりすりと額を擦り付けた。
「にーたま…」
「エリュ。おためしできりゅ?」
「おためし…?」
「エリュはここでおとまりしゅりゅの。じょーずにできたらいーこいーこしてあげりゅ」
「…いーこ…」
「できりゅ?」
…いーこいーこ…。
でもにー様と離れたくない。
「でき…りゅ」
「とーさま。エリュ。おとまりしゅりゅって」
「エルーシア!!」
「本当ですか!?」
父様は慌てたように私を抱き上げた。
「エルーシア!!ダメだ!!」
「やぁ!!にーたまにいーこしてもらう!!」
「アルトニア!!なんてことを!!」
「…エリュがやりたいって」
「ささ。エルーシア様こちらへ」
私は父様から離されて教会の人に抱っこされた。
「とーたま。にーたま。ばいば~い!!」
「エルーシア!!」
「うん。エリュ。がんばってね」
私とにー様と教会の人は笑顔だったけど父様だけは焦ったような顔をしていた。
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