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打ち合わせです♪

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「…ちなちゃん」
「ちな」
「ちなお姉ちゃん」
「んぁ…?…すぴー」
「「「寝るな/寝ないで!!」」」
もう…昨日寝たの遅いんだからもう少し寝かせて…
私は抱き枕をぎゅっと抱きしめた。
「…あと…ごふん…」
「それ10分前から言ってる!!そろそろ起きないと遅刻するよ!!」
「…今日は…学校…なし…………あ!!」
私は急に飛び起きた。
「そうだ!!私学校行ってる暇ないんだった!!着替え着替え!!」
「ちなちゃん!!僕達いること忘れないで!!」
「出てから脱げよ!!」
春斗くんと秋斗くんはすぐさま出て行った。
…冬真くんは残ってるけど。
「…冬真くん?」
「僕小学生だもん♪さすがに公共の場所は無理だけどね」
「小学生だろうと男子!!…まぁいっか。急がなきゃ…」
私はすぐに私服に着替えてロリータ服を入れた紙袋を持った。

リュック忘れてた
私はリュックを背負い紙袋を抱えた。
「えっと…忘れ物は…」
確か打ち合わせは9時からで…
…現在7時50分
でも…その前に衣装の新調したいし…
てことは…
「わぁぁぁ!!完全遅刻するぅぅぅ!!」
「え!?うわぁ!!」
私は冬真くんを押しのけて部屋を出た。
「ママ!!行ってきます!!」
「千夏ちゃん!!朝ご飯は!?」
「時間ない!!」
「千夏。学生証。新しいのに変えなきゃダメよ?」
「ありがと!!」
ママは靴を履いていた私に新しい学生証を差し出した。
さくら学園の学生証っと…
「あとこれ。チャージしておいたわ」
…カード
…ん?
2枚?
そんなこと確認してる暇ない!!
「行ってきます!!」
「いってらっしゃい。車に気をつけるのよ」
「はぁい!!」
あ!!
スマホの充電忘れてた!!
…まぁ予備の充電器あるしいっか
私は最寄り駅まで走った。
体力ないのにぃぃ!!

「ぜぇ…はぁ…こ…こんにちは…です」
「こんにちは。リーチェ先生。時間ピッタリですね」
「よかったぁ…」
私はその場に崩れ落ちた。
「でも!!今日は本当に危なかったんです!!あんな!!あんな誘惑があるから!!」
「…誘惑ですか?」
「新作出てたんです!!正直全部試着したかった…」
「ふふ。衣装の話でしたか。そこまで凝るのはリーチェ先生くらいですよ」
…え
マジ?
だって服も変えた方がスイッチ入るでしょ?
「さて。では打ち合わせを始めます」
「はいっ!!」

数時間後…
「ではこれで……もうこんな時間ですか」
私と新藤さんは時計を確認した。
時計の針は1時をさしていた。
「…うわぁ…お昼食べ損ねそう…どこかで買っていかなきゃなぁ」
「でしたら新しく出来たレストランに行くのはどうですか?」
「それいいですね!!…いい感じのネタにもなりそうだし」

私は早速新藤さんに教えてもらったレストランに来た。
さすが平日。
されど平日。
人…それなりに行列が出来てる。
「…お腹…待てるかな」
…朝ご飯も食べてないしなぁ
でもここのメニュー気になるし…
「よし。待とうじゃないか」
…その間にメールの確認
メールは~
『新着メール:100件』
「…うわぁお」
誰がこんなにメールを…
『春斗くん
 秋斗くん
 冬真くん
 裕翔さん
 ひな
 ママ』
…うん
主に…というか私のスマホに登録されてる人全員から来てる
「…何の内容を」
『春斗くん:ちなちゃん今どこ?』
『秋斗くん:ちな。無断で2日も休んでどこ行ってる?』
『冬真くん:お姉ちゃん。学校にも来てないみたいだけど…どうしたの?返事ちょうだい?』
『裕翔さん:千夏ちゃん。返事は?』
『ひな:なつ…ヘルプ。今日テストだった。ちなみに英語だぜっ!!』
『ママ:千夏。今日の夕飯何がいい?』
…ひなとママはいつも通り
「…ひなとママにだけ返そうかな」
う~あんまり多くの人と話すことなんてなかったし…
想定してなかったのにぃ!!
えっと…
『ひなへ:範囲どこ?』
ピロン
『ひな:ん~この辺?』
そう言った後写真が送られてきた。
…結構狭いね
なら…小テスト?
確かうちらの英語の担任は鈴木先生だったから…
『ひなへ:多分こういうのが出てくるんじゃないかな』
『ひな:うわぁ!!ありがと!!』
…これでよかったのかな
私はママにメッセージを送ってからスマホを閉じた。
その時ちょうど私の番が来た。
…そして気づいた。
…着替えるの忘れてたぁぁぁぁ!!
うぅ…打ち合わせだからって張り切ってロリータ服着るんじゃなかった…
「ご注文はいかがいたしましょうか?」
「…アイスティーとハンバーグと食後にパンケーキください」
…朝ご飯抜いたしこれぐらいいいよね
やっぱりこの服装が浮くのか物凄く注目を浴びていた。
「…着替えたい」
私は小さく呟いた。
周りの声に耳をすましてみると…
"見て。あの子。人形みたいじゃない?"
"うんうん!!他の人なら引いちゃうけどロリータ服が逆にいいよね"
…うん
周りの評価はいいみたい
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