ちゃんと正規のルートを進んでくれませんかね!?ちょっと!?そこ!!外れないで!!

如月花恋

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本編

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お父様が唸っている。
お母様が微笑んでいる。
王様が苦笑いを浮かべている。
王妃様が微笑んで…私を撫でている。
どうしてこうなった…?
「…シアを返せ」
「一応身分的には上なんだけどな」
「シアを返してくれませんかね!!」
「本当に可愛いわ~うちにも娘がいればいいのに~」
「本当よね~シアは聖女だからあげないわよ?」
王妃様は私をさらに撫でた。
「…せいじょ?」
「あぁ。まだ説明していなかったわね。…って聖女の条件ってなんだったかしら?」
知らんのかい!!
私は心の中で思いっきりツッコミを入れた。
「…ん?聖女の条件?あぁ。確か自称聖女がもう1人いたはずだからここに呼んで説明しようか」
陛下がそう言うと…数分後に1人の女の子が入ってきた。
うわぁ…
悪役令嬢タマニーヤ様だぁ…
通称タマ様
「え~…本来なら聖女が2人いるなんてことはありえないはずだ。ということで条件により当てはまっている者を聖女と認める」
…え?
何その投げやりな
私は話の内容を思い出してみた。
う~ん
えっと…えっと…ん?
タマ様って私(ゲロイン)と恋愛バトルを繰り広げるんだよね?
…恋愛する気なし
良かったね!!
タマ様!!
「1、複数の妖精と契約を交わしていること」
確かタマ様の契約妖精は…
「私は風と闇の妖精と契約を交わしていますわ」
やっぱね
一応聖女候補なのに闇ってどうよって思ってたし
「わたし…?え?いわなきゃ…ダメ?」
「ダメ。というか呼びかけてみな。すぐに来ると思うから」
え~
私はすうと息を吸い…
「皆~!!集合~!!」
大声で叫んだ。
『『『『『『『シア様呼んだ~!?』』』』』』』
「な!?」
「あら。また全種集まっちゃったわね。わらわらしてるわ」
「本当ね~」
「…普通に受け止めるな」
「まぁシアだからね。捕らえておきたいのも分かる気がする」
『『『『何する!?』』』』
『『『『追いかけっこ!?』』』』
『『『『お花摘み?』』』』
『『『『かくれんぼ?』』』』
『『『『お昼寝?』』』』
…全部やんないから
皆お願いだから黙って並んで
『『『『『『『は~い』』』』』』』
私は妖精を並ばせて陛下に向き合った。
「…ようせい?」
「シアの場合…契約というより主従の関係だしね」
「そうね~皆従っちゃうんだもの。シア。皆の前で何かお願いしてみなさい」
お願い…ねぇ
私は腕を組んで悩んで…思いついた。
「まほうっ!!」
「だからそれはダメ!!」
…ちっ
『『『『『シア様のお願いならば~!!』』』』』
…あれ?
タマ様の契約妖精も混じってない?
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