ちゃんと正規のルートを進んでくれませんかね!?ちょっと!?そこ!!外れないで!!

如月花恋

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本編

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ぶるっと突然寒気がした。
私は慌てて周りを見渡した。
なんか視線を感じたような…?
「シア様?どうかしました?」
「あ…ううん。何でもない。仕込みやろうか」
「はい」
私は悶々と悩みながら仕込みをした。
「シア。そろそろ終わりにしましょう」
「…え?あ…もうそんな時間?ごめん!!晩ご飯まだ準備出来てないよ~」
「大丈夫よ。ニールが用意してるわ」
「え!?」
「何やらお悩みのようでしたので」
…気づかれてた
そんなに分かりやすいか…?

私は晩ご飯を食べながら皆に話した。
「視線…?とうとう追いつかれた?」
「ううん。違うと思う。お父様とかお兄様なら見てるんじゃなくて突撃してくるよ」
「…旦那様ですからね」
「でしたらどなたが…?」
「この店もかなり人気になってきたもの。妬み捻みはあってもおかしくないわ」
「レシピ盗まれる!?」
「それも考えておいた方がいいわ」
…むむ
私の作ったものが偽物としてどこかで売られるのは許せないぞ…
しかもまずかったら尚更
転生者なんてそうそういないだろうし…
いや
いるか
私とタマがいて…
あと…誰だっけ?
あの…私達が断罪した令嬢
まぁどうでもいいや
過去にとらわれないシアちゃんなのです!!
「むむむ…生クリームの固め方とか間違えそう…あれ私が泡立て器を使ってもかなり大変だからニールに任せてるんだけど…ニールも最初は見よう見まねでやって失敗してたしね」
「申し訳ありません」
「いや。いいよ。失敗は成功のもとって言うしね」
私は手元のお茶碗を見た。
偶然見つけた和の食材も…
なかなか買えるものじゃないし…
しかも珍しいものだけど調理方法が分からないって売れ残ってたのを私が買い取ったし…
契約も結んだからまぁ大丈夫かな…
「この商館を失うのは痛いなぁ…」
「そうね…やっと見つけたんだし…いざとなれば私達も海を渡って向こうの国に行く?」
「「お嬢様!!それは!!」」
「…家族とも完全に縁が切れるということよ。隣国にいる間は留学だとか誤魔化す手段はあるわ。だけど海を渡って遠い異国の地へ行くなら話は別。帰ってくるやも分からないのなら縁を切る…それがこの世界のあり方よ」
「…タマってどこからその知識を?」
「シアと同じく前世の知識よ」
天才さんですね
分かります
「あ~!!納豆食べたい!!」
「…私はあれ嫌いよ。においが…」
「臭くないもん!!発酵食品なんだからにおいは当たり前…ってそっか!!」
「どうしたの?」
「洋食の方の改良はまだしてなかった!!発酵食品には色々あって…むむむ…酵母とか作れたらなぁ…」
「調べておくわね」
「よろ~」
私はご飯を食べ終わって疲れてすぐに寝てしまった。
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