へぇ｡美的感覚が違うんですか｡なら私は結婚しなくてすみそうですね｡え？求婚ですか？ご遠慮します

本編

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｢…リディル｡僕の娘｡君に課した仕事を投げ出す…なんてことしないよね？｣
｢…めんどくさい｡遊びに行きたい｡人間の1歳児ってよく遊ぶんだよね？遊びに行ってくる!!パパ!!｣
｢行っちゃダメ｡パパって呼ぶのは案外いいね｣
私は創造主から離れた｡
｢嫌だと言ったら神殿を与えられて…たくさんの仕事を課せられて…逃げられないようにされて…そんなので私があなたを好きになれると思う？｣
｢…僕が君を造ったのは人間を管理させるためなんだけど…そのための仕事を与えただけだよ｡他の神もやってることだから｣
｢私はまだ幼いの!!｣
私がそう言うと創造主は薄く笑った｡
｢…自殺願望はもうない？幸せそうだし…大丈夫かな？｣
｢まだちょっと逃げたい｡子供は鳥籠に閉じ込めておいちゃいけないんだよ？｣
｢…じゃあ外に出てもいいよ｣
｢やったぁ!!｣
｢ただし神界から出さないし出られないように術を施した後でね｣
｢…それは軟禁と変わらない｣
｢リディル｡いいの？2人の夫が呆れてるけど｣
私は後ろを振り返って…すぐに元に戻した｡
｢大丈夫っ!!だから遊びに行く!!｣
｢はいはい｡じゃあ仕事しようね～｣
｢ぎゃぁぁぁ!!やりたくない!!増やすな!!私の目の前で仕事を増やすなぁぁぁぁぁ!!｣
私は創造主に水鏡のところまで引っ張られた｡
｢…近々災害起きるからよろしく｣
｢にょあ！？待って待って!!ちょ…創造主!!｣
私は去っていく創造主に手を向けた｡
｢パ…パパ!!｣
｢ん？これからはその呼び方がいいな｡じゃあ頑張ってね｡僕は娘の成長を祈っているよ｣
｢神が誰に祈るんだよ!!お願いだから災害はやめてぇぇぇ!!｣