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本編
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「ティア。どこへ行っていたの?頭に葉っぱがついているわよ」
お母様は私の頭から葉っぱを取ってくれた。
「母様ティアは!?」
「ティアならここにいるわ。どうしたのよ。そんなに慌てて」
「ティア!!…いや。さっきティアの後をリュゼリオ殿下が追いかけていったから…なんか嫌な予感がして」
…うん
お兄様
その予感当たってる
めっちゃ追いかけ回された
「リュゼリオ殿下のことはレオンに聞いても分からないって言うばかりだし…」
「でも第3王子よ?令嬢を害するなんてことしないと思うわ」
…あのお母様
あなたの娘は第2王子が令嬢とちゅっちゅしているところを見てきたんですが
「…ティア。怖いことされなかった?」
私は首をこてんと傾げた。
「追いかけ回されたり告白されたりだよ」
…前者はされた
私は気まづくて視線を逸らした。
「…されたんだね」
なぜ分かった!!
「あら。リュゼリオ殿下に見初められるなんてティアはやるわね」
「…そういえば惚れたとかなんとか言ってたな…」
「僕のことですか?」
リュゼリオ殿下がお兄様の後ろに立っていた。
私はすぐさまお母様の後ろに隠れた。
「…殿下。エリック殿下が探されていましたよ」
「兄上が?…まぁあの件だろうけど。それは無視するよ。それよりも僕はティアといたい」
「あらまぁ…」
お母様
嬉しそうに私を押し出さないで
「ティア!!」
リュゼリオ殿下は目を輝かせて私の手を握った。
私は当然首を横に振った。
「そう何度も逃げられては僕の体力がもたないからね」
全速力で逃げたのに爽やかな顔で追っかけてきたよね!?
もうやだこの人怖い!!
私は手を振り払ってお兄様に抱きついた。
「…意思疎通が出来ないとこんなに分かりにくいんだ」
「ティア。大丈夫?」
私はお兄様に向かって手を伸ばした。
「ん?抱っこ?」
お兄様は微笑んで私を抱き上げてくれた。
ふふん
ここなら届かないだろ~!!
「…ますます気に入っちゃった。ティアラリース嬢。君に婚約を申し込んでも?」
…よくない
全くもってよくない
「まぁ…!!」
「殿下。そういうことは父を通して話してください。ティアの一存では決められないことですので。それに殿下は王族です。王子が自分で婚約者を決められるとは思えません」
…へぇ
そうだったんだ
「…分かった。じゃあ後日正式に。ティア。待っててね」
殿下は手を振って去っていった。
…もう会いたくない
リュゼリオ殿下…苦手だ
お母様は私の頭から葉っぱを取ってくれた。
「母様ティアは!?」
「ティアならここにいるわ。どうしたのよ。そんなに慌てて」
「ティア!!…いや。さっきティアの後をリュゼリオ殿下が追いかけていったから…なんか嫌な予感がして」
…うん
お兄様
その予感当たってる
めっちゃ追いかけ回された
「リュゼリオ殿下のことはレオンに聞いても分からないって言うばかりだし…」
「でも第3王子よ?令嬢を害するなんてことしないと思うわ」
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あなたの娘は第2王子が令嬢とちゅっちゅしているところを見てきたんですが
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私は首をこてんと傾げた。
「追いかけ回されたり告白されたりだよ」
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なぜ分かった!!
「あら。リュゼリオ殿下に見初められるなんてティアはやるわね」
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「僕のことですか?」
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私はすぐさまお母様の後ろに隠れた。
「…殿下。エリック殿下が探されていましたよ」
「兄上が?…まぁあの件だろうけど。それは無視するよ。それよりも僕はティアといたい」
「あらまぁ…」
お母様
嬉しそうに私を押し出さないで
「ティア!!」
リュゼリオ殿下は目を輝かせて私の手を握った。
私は当然首を横に振った。
「そう何度も逃げられては僕の体力がもたないからね」
全速力で逃げたのに爽やかな顔で追っかけてきたよね!?
もうやだこの人怖い!!
私は手を振り払ってお兄様に抱きついた。
「…意思疎通が出来ないとこんなに分かりにくいんだ」
「ティア。大丈夫?」
私はお兄様に向かって手を伸ばした。
「ん?抱っこ?」
お兄様は微笑んで私を抱き上げてくれた。
ふふん
ここなら届かないだろ~!!
「…ますます気に入っちゃった。ティアラリース嬢。君に婚約を申し込んでも?」
…よくない
全くもってよくない
「まぁ…!!」
「殿下。そういうことは父を通して話してください。ティアの一存では決められないことですので。それに殿下は王族です。王子が自分で婚約者を決められるとは思えません」
…へぇ
そうだったんだ
「…分かった。じゃあ後日正式に。ティア。待っててね」
殿下は手を振って去っていった。
…もう会いたくない
リュゼリオ殿下…苦手だ
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