イケメン俳優は万年モブ役者の鬼門です

はねビト

文字の大きさ
14 / 23

14.モブ役者はイケメン俳優に心ごと溶かされる

しおりを挟む
 確かにさっきまでは腰が抜けていたけれど、今はちゃんと立ち上がることくらいできる。
 そう言いたかったのに、その前に僕の身体は東城とうじょうによって抱き上げられていた。
 俗に言う、お姫様抱っこというやつだ。

「東城、はずかしいから降ろして……っ!」
「ダメです、油断したときが一番危ないんですから!」
 怪我でもしたらどうするんですか、とつづける東城におとなしく従うしかなかった。

「ごめん東城、ありがとう……」
 ひとまずベンチに降ろしてもらったところで、あらためてお礼を言う。
 目の前にひざまずくようにして控える東城は、気づかわしげな視線で僕の顔を見上げていた。

 こうしてあらためて見ても、東城の顔は整っていて、イケメンなんて一言じゃ物足りないほどにカッコいい。
 だけどコイツのカッコ良さは、外見だけじゃない。
 なによりも、中身が男前なんだ。

 あぁ、クソ、やっぱり敵わないな。
 どこをとっても完璧で、なんでこんな人がいるんだろうかって、天を恨みたくなる。
 好きだけど、負けたくなくて、ずっと競い合っていたい相手だ。

 そんな関係性は、なんて呼んだらいいんだろうか?
 答えが出せないままに、東城の顔を見続けていられなくて、ふと視線を落とした。
 すると東城の手は、さっき颯田川さったがわさんを殴ったせいで赤く腫れていた。

「この手、赤くなっちゃって……本当にごめん!僕のせいで!」
 そっと手を伸ばし、赤くなった手の甲を労るようになでる。
 謝りたかったのは、怪我をさせたことだけじゃなく、恩人とも言うべき人を殴らせてしまったこともふくめてのことだ。

「謝んないで、羽月はづきさん。羽月さんはなんも悪くないから、俺がやりたくてやったことだし」
 なのに東城は、ほほえむばかりで、僕を責めようともしない。
 なぁ、なんでお前は、そんなに僕にやさしいの?

 胸がいっぱいになって、次の言葉が出てこない。
 それに聞きたいことだって、いくつもある。
 どうしてここに来たのかとか、番犬ってなんだよ!とか、キリがない。

「それより、羽月さん……アイツになにされたの?こんな痕までつけられて……俺がもう少し早く来てれば、羽月さんに怖い思いなんてさせずに済んだのに……」
 そっと東城の指が、僕の首すじをなぞってくる。

「っ、それは……っ」
 キスをされそうになって、よけたときに噛まれた痕だ。
 だけどなんだろう、あのときはただ気持ち悪かっただけなのに、触れてくるその指が東城のものだと思うだけで、妙に気はずかしい。

「んっ……ちょっと待った……あぅ」
 まるで汚れた箇所を拭き取るように、何度も服の袖口でゴシゴシとこすられ、その刺激がくすぐったくて、そこから全身にゾクゾクとしたなにかが広がっていく。

「えっ、あっ、ごめん羽月さんっ!!」
 なぜか一瞬にして顔を真っ赤に染め上げた東城が、あわてて両手をあげながら後ろに下がった。
 その大げさなくらいの反応を見せる姿がおかしくて、どういうことなのか見極めようと、ジッとその目をのぞきこむ。

「……ねぇ、羽月さん……その記憶、俺に上書きさせて?」
「え……?」
 だけど東城は僕の視線を受け止めると、ベンチに手をつき、身を乗り出すようにして、色気をまとった熱っぽい視線で返してくる。

 切なげに細められた目は、よそ見をすることもなく、ただ一心に僕のことだけを見つめている。
 その真剣なまなざしは、愛し合うもの同士が別れを告げる例のシーンの稽古をやった、あのときを思い出させるものだった。

 まるで本当に東城に愛おしいと思われているんじゃないかって、そんな都合のいい解釈をしてしまいそうになる。
 そんな風に見つめられたら、それだけで身体の芯が熱くなってくるような錯覚に陥りそうだった。

 ───ダメだ、そんな風に期待をしてしまっては。
 きっと、裏切られることになるだけだ。
 傷つかないためには、身のほどをわきまえなくては……。

 そこまで考えたところで、ハッと気づいた。
 あぁそうか、僕はやっぱりまだ東城のことが好きで、そして東城からも愛されたいなんて願ってしまっていたのかってことに。

 スッと立ち上がった東城が身を屈めてのぞきこんでくるのに、とまどいを浮かべてその顔を見上げた。
「東、城……?」
 おそるおそるといった感じに手を伸ばしてきたと思ったら、ぎゅっと抱きしめられた。

 そのやさしく抱きしめてくる腕はどこまでも力強くて、なのにどこか僕に拒否されることに怯えているようにも感じられる。
 なぁ、お前はどうしてそんなに僕を期待させるようなことをすんの?

 好きだって、心のうちをぶちまけたくなる。
 役だけじゃなく、現実でもお前の隣に立ちたいんだって、そんなワガママを言いたくなってしまう。
 そんなの地味顔の僕じゃ、とてもつり合わないだろうことはわかっていても、どうしてもその気持ちが抑えきれなくなりそうだ。

 あぁ、東城の匂いだぁ……。
 かぎ慣れたそれにホッとして、自然と身体から力が抜けていく。
 若干首をかたむけて、東城の胸板に頬をすり寄せた。

 大丈夫、怖くない。
 僕のことを気づかって、いつでもその腕をふりほどけるようにと、軽くしか抱きしめられていないのがわかるけど、そんなに気をつかわないでもいいんだ。

 そんな気持ちが伝わればいいと思って、そっと東城の背中に手をまわして自分から抱きつく。
 するとわかりやすく、相手の腕が強ばった。
 緊張、してるのかな。

 でもさ、そんなんじゃさっきの僕じゃないけど、つけ込む隙がありすぎじゃないか?
 僕はきっと、東城が思うよりもずっとずるい大人だし、そんな隙を見せられたら、つけ込むしかないじゃないか。

「なぁ、東城。記憶の上書き、してくれるんだろ?だったら、こっちもお前が忘れさせてくれんの?」
 そう言って、己のくちびるを指でなぞる。
 心持ち上目づかいを意識して、小首をかしげる。

 それこそ宮古みやこ怜奈れいな演じるヒロインならやりそうな、いかにもなポーズかもしれない。
 あざといとわかっていても、今は彼女の力を少しでも借りたかった。
 そうじゃなければ、僕にはとても自信が持てなかったから。

 だって、どうしたら東城に愛されるのか、想像もつかないんだ。
 僕には、自分で自信のあるところなんて、演技力くらいしかない。

 でも東城に対する誠意を見せたくて、しぐさくらいは少し真似たとしても、今は本気の演技をしたくはなかった。
 その上で、素の自分をさらしたまま、東城に無茶なお願いをしようとしてる。

 断られるんじゃないかって考えたら、本当はとても怖い。
 それでも己のなかで育った想いは、東城と向き合いたいと訴えていた。

 さっきは颯田川さんに、無理やりキスをされた。
 ぬるぬると口内を蹂躙していく舌が気持ち悪くて、嫌で嫌で仕方がなかったけど、それを忘れさせてくれるのかと、無茶なことを問いかける。

 たぶんこれは、東城の気持ちを確かめようとしているズルい策だ。
 僕は東城のことが好きだけど、それを告げるにはどうしても勇気が足りない。
 だって東城なら、相手はいくらだって選び放題なんだから。

「ねぇ、羽月さん、それ本気で言ってんの?俺に……キスしてほしいって」
 だけど東城は、ベンチの背もたれに手をつき、思った以上に食いついてきた。
 心なしか、その息が荒いし、目つきも鋭くなったような気がする。

「東城じゃなきゃ、こんなこと言うわけないだろ」
 だけど僕だって、これでも精一杯の誘い文句を言っているつもりだ。
 これでダメなら、もうあきらめるしかない。

「前から無防備すぎるって心配してたけど、あんた俺にそんなこと言ったらどうなるか、わかってなさすぎだろ!後悔してもしらないからなっ!」
 ベンチに腰かける僕の横に腰を落とし、身を反転させるようにして、あらためて抱き寄せられた。

「後悔するくらいなら、こんなこと言うわけないだろ?」
 若干上ずったような声で、しかし目には欲の火が灯っている東城に、余裕のあるふりをしてこたえる。
 こんなところでも、年上の余裕とやらを見せたくなってしまう僕は、よほどの負けず嫌いなんだろうか。

「んぅっ!」
 だけど次の瞬間、東城からの熱烈なキスが降り散らされる。
 荒々しくされるキスは、まさにむさぼるように、何度もこちらのくちびるを食んでくる。

「んむっ、んっ、ふ……っ!」
 口内に差し込まれた舌は、縦横無尽に動きまわり、クチュクチュといやらしい音を立てていた。

 あ、ヤバい……、己の気持ちを自覚した上でされるキスは、簡単にこちらの理性までもを溶かしていく。
 されるがままに、でも舌をからめ合う感触が気持ち良くて、上あごの辺りをなぞられれば、腰の辺りに甘いしびれが走るようだった。

 しばらくは無言のままに舌をからめ合う。
 聞こえるのは、おたがいの荒い息づかいと、舌の立てる水音と、そして耳の奥で大きくこだまする、はち切れそうなほどの心臓の脈打つ音だけだった。

 もうさっきからドキドキが止まらなくて、胸は締めつけられるように、うずくような甘い痛みを訴えてくる。
 そんな僕のことを抱きしめている東城には、ひょっとしてこの心臓のバクバクが伝わってしまっているだろうか。

「ん、ふぅ……はぁっ」
 やがて舌をからめ合い、何度も食まれていたくちびるが解放されるころには、すっかり息が上がっていた。
 なんだか全身も弛緩して、腰が抜けていた。

「~~~んっ、ふ……あぁ……」
 スッと離れていく東城との口の間に、透明な糸のような唾液がつながって、そしてすぐに切れた。

 ……なぁ、東城。
 この前の演技の稽古のときの、つたないキスはなんだったの?
 めっちゃ上手くなってんじゃん、バカ!

 思い当たる節は、宮古怜奈とのキスシーンを何度も演じたことがきっかけとしか思えなくて、そんなことにもチリッと胸がうずいた。
 いや、ヒロイン相手のラブシーンに嫉妬してもしょうがないんだけどさ。
 頭で理解するのと、納得するのは別ものだ。
 
「好き、大好き、羽月さんこと、ずっと前から愛してる。もうずっと、こうしてキスしたかった」
 だけど、解放されたと思って油断をしていたら、耳元でいきなり愛の言葉をささやかれた。

「はっ!?え、あ……うぅ、なにはずかしいこと言ってんだよ」
「羽月さん、もしかして照れてるの?かわいいなぁ」
 こっちが言えなくて、もだもだしていたセリフをさらりと言われ、頬に朱が走る。

 あぁ、もう、なんだよこのイケメン!
 僕を照れ死にさせる気か!
 こんな真っ正面からのストレートな告白、今まで生きてきたなかで、役をふくめてもなかったよ。 

「ねぇ、返事は?聞かせて……」
 さりげなく手を取られ、指先に音を立ててキスをされる。
 あぁ、だからどうしてそんなキザなポーズでさえ絵になるんだよ、お前は! 

「………口で言わなきゃ、わかんねぇの?」
「うん、ちゃんと羽月さんの口から、聞きたいな」
 めちゃくちゃカッコいいって、ときめいてしまったのがくやしくて、ムダな抵抗を続ける僕に、東城がお願いをしてくる。

 なぁ、お前、わかっててやってんの?
 僕が東城のお願いに弱いって、知ってるだろ!
 そんなキラキラと期待に満ちた目で見られたら、はずかしくとも口にしなきゃって気になるじゃん。

「うぅ……、僕も、東城のことが……好きだ……」
 覚悟を決めて、必死に言葉をつむぐ。
 演技ならいくらでも甘い言葉をささやけるのに、素の自分では『好き』というたったひとことが、こんなにもむずかしいなんて。

 きっと今の僕の顔は、いっそ滑稽なほどに真っ赤に染まっていることだろう。
 火を吹きそうなくらいに熱くて、両手でおおって隠してしまいたいくらいに、はずかしい。

 そうして必死の思いで僕が返せば、とたんに東城は感極まったような顔をして、ふたたび抱きついてキスの嵐を降らせてくる。
 痕がつくほどのものではないバードキスでも、今の僕にとっては十分刺激が強かった。

「も……勘弁、して……」
「っ!!」
 東城の胸板を押し返す力は全然入らなくて、弱々しいものになってしまったし、息も絶え絶えになってしまっていたと思う。

 ガンッ!
「えっ?ちょっと、東城?!」
 こんなので止められるとは思っていなかったのに、なぜか東城はいきおい良く音を立てて地面に沈んでいった。

「む、無理いぃ~~!!」
「なにが無理なんだよ、東城!?」
 いきなり奇行に走り出した東城に、僕はとまどうしかなかった。
しおりを挟む
感想 24

あなたにおすすめの小説

本気になった幼なじみがメロすぎます!

文月あお
BL
同じマンションに住む年下の幼なじみ・玲央は、イケメンで、生意気だけど根はいいやつだし、とてもモテる。 俺は失恋するたびに「玲央みたいな男に生まれたかったなぁ」なんて思う。 いいなぁ玲央は。きっと俺より経験豊富なんだろうな――と、つい出来心で聞いてしまったんだ。 「やっぱ唇ってさ、やわらけーの?」 その軽率な質問が、俺と玲央の幼なじみライフを、まるっと変えてしまった。 「忘れないでよ、今日のこと」 「唯くんは俺の隣しかだめだから」 「なんで邪魔してたか、わかんねーの?」 俺と玲央は幼なじみで。男同士で。生まれたときからずっと一緒で。 俺の恋の相手は女の子のはずだし、玲央の恋の相手は、もっと素敵な人であるはずなのに。 「素数でも数えてなきゃ、俺はふつーにこうなんだよ、唯くんといたら」 そんな必死な顔で迫ってくんなよ……メロすぎんだろーが……! 【攻め】倉田玲央(高一)×【受け】五十嵐唯(高三)

完結|好きから一番遠いはずだった

七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。 しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。 なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。 …はずだった。

【完結】かわいい美形の後輩が、俺にだけメロい

日向汐
BL
番外編はTwitter(べったー)に載せていきますので、よかったらぜひ🤲 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ 過保護なかわいい系美形の後輩。 たまに見せる甘い言動が受けの心を揺する♡ そんなお話。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ 【攻め】 雨宮千冬(あめみや・ちふゆ) 大学1年。法学部。 淡いピンク髪、甘い顔立ちの砂糖系イケメン。 甘く切ないラブソングが人気の、歌い手「フユ」として匿名活動中。 【受け】 睦月伊織(むつき・いおり) 大学2年。工学部。 黒髪黒目の平凡大学生。ぶっきらぼうな口調と態度で、ちょっとずぼら。恋愛は初心。

無自覚両片想いの鈍感アイドルが、ラブラブになるまでの話

タタミ
BL
アイドルグループ・ORCAに属する一原優成はある日、リーダーの藤守高嶺から衝撃的な指摘を受ける。 「優成、お前明樹のこと好きだろ」 高嶺曰く、優成は同じグループの中城明樹に恋をしているらしい。 メンバー全員に指摘されても到底受け入れられない優成だったが、ひょんなことから明樹とキスしたことでドキドキが止まらなくなり──!?

僕はただの平民なのに、やたら敵視されています

カシナシ
BL
僕はド田舎出身の定食屋の息子。貴族の学園に特待生枠で通っている。ちょっと光属性の魔法が使えるだけの平凡で善良な平民だ。 平民の肩身は狭いけれど、だんだん周りにも馴染んできた所。 真面目に勉強をしているだけなのに、何故か公爵令嬢に目をつけられてしまったようでーー?

【完結】期限付きの恋人契約〜あと一年で終わるはずだったのに〜

なの
BL
「俺と恋人になってくれ。期限は一年」 男子校に通う高校二年の白石悠真は、地味で真面目なクラスメイト。 ある日、学年一の人気者・神谷蓮に、いきなりそんな宣言をされる。 冗談だと思っていたのに、毎日放課後を一緒に過ごし、弁当を交換し、祭りにも行くうちに――蓮は悠真の中で、ただのクラスメイトじゃなくなっていた。 しかし、期限の日が近づく頃、蓮の笑顔の裏に隠された秘密が明らかになる。 「俺、後悔しないようにしてんだ」 その言葉の意味を知ったとき、悠真は――。 笑い合った日々も、すれ違った夜も、全部まとめて好きだ。 一年だけのはずだった契約は、運命を変える恋になる。 青春BL小説カップにエントリーしてます。応援よろしくお願いします。 本文は完結済みですが、番外編も投稿しますので、よければお読みください。

この噛み痕は、無効。

ことわ子
BL
執着強めのαで高校一年生の茜トキ×αアレルギーのβで高校三年生の品野千秋 α、β、Ωの三つの性が存在する現代で、品野千秋(しなのちあき)は一番人口が多いとされる平凡なβで、これまた平凡な高校三年生として暮らしていた。 いや、正しくは"平凡に暮らしたい"高校生として、自らを『αアレルギー』と自称するほど日々αを憎みながら生活していた。 千秋がαアレルギーになったのは幼少期のトラウマが原因だった。その時から千秋はαに対し強い拒否反応を示すようになり、わざわざαのいない高校へ進学するなど、徹底してαを避け続けた。 そんなある日、千秋は体育の授業中に熱中症で倒れてしまう。保健室で目を覚ますと、そこには親友の向田翔(むこうだかける)ともう一人、初めて見る下級生の男がいた。 その男と、トラウマの原因となった人物の顔が重なり千秋は混乱するが、男は千秋の混乱をよそに急に距離を詰めてくる。 「やっと見つけた」 男は誰もが見惚れる顔でそう言った。

その告白は勘違いです

雨宮里玖
BL
高校三年生の七沢は成績が悪く卒業の危機に直面している。そのため、成績トップの有馬に勉強を教えてもらおうと試みる。 友人の助けで有馬とふたりきりで話す機会を得たのはいいが、勉強を教えてもらうために有馬に話しかけたのに、なぜか有馬のことが好きだから近づいてきたように有馬に勘違いされてしまう。 最初、冷たかったはずの有馬は、ふたりで過ごすうちに態度が変わっていく。 そして、七沢に 「俺も、お前のこと好きになったかもしれない」 と、とんでもないことを言い出して——。 勘違いから始まる、じれきゅん青春BLラブストーリー! 七沢莉紬(17) 受け。 明るく元気、馴れ馴れしいタイプ。いろいろとふざけがち。成績が悪く卒業が危ぶまれている。 有馬真(17) 攻め。 優等生、学級委員長。クールで落ち着いている。

処理中です...