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1 聖女開眼
36 いざ、お茶会へ!
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何故かわからないが、今日の私は全身ピンクだ。
フリルとリボンモリモリでセオドアみたい。
おかしい。
全く趣味じゃないこの服装はどういうことなんだろう。
もしかして、これがゲーム補正というものなんだろうか。
ゲーム補正なるものはもっと重要なイベントの発生とかフラグとかで働くもんじゃないの?
全身ピンクな上に髪の毛はくるくる巻き。
おかしい。
絶対に、変。
自分でも違和感満載のファッションに身を包み、先ほど敵地の玄関先に放り投げられたところ。
流石、三大公爵家の一つ、と言うべきか、驚くほどの豪華な邸宅だった。
なんだか、気後れしかしない。
「ステラ・ディライトです」
家人にそう告げると、庭に設置されたテーブルに案内された。
そして、そこには、子供なのに迫力満点の方々がずらりと並んでお座りになっていたのだ。
「ディライト家のステラさまがご到着です。」
家令と思われる上品な白髪の紳士が告げる。
中央に座っている、もっとも美しく、気高さを感じさせるご令嬢がふと、こちらに目を向けると眉を寄せた。
別の令嬢が高い声で言う。
「あら、ステラ嬢はルシアナ様をお待たせしたのに、なんとも思われないのかしら?」
こ、これは、来ただけで吊るし上げ?
「よろしくてよ。」中央にいた令嬢がパチリと手に持っていた扇子を閉じた。
「お掛けなさいな。ディライト嬢。」
話しかけられて、やっと私は口を聞くことができる。
「初めまして、ステラ・ディライトでございます。本日はお招きいただきまして、ありがとうございます」
そう言って大人しく指示されたはじっこの席に座った。
居心地が悪い‥‥‥
どうやら敢えて開始時間をずらした招待状を送られてきていたらしい。
うわあ。典型的なイヤがらせ。
そして当然反論はできない。
(ほら、身分が低いから)
くすくすと意地の悪い笑い声と嘲笑するような視線に耐えながら座っているしかない。
出された紅茶にも手をつける気にすらならないし、宝石のようなスイーツにも手が伸びない。
とりあえず、注がれたお茶と取り分けられたスイーツを、飲んでいる振り、食べている振りだ。
あとは、時間が経つのを待つだけ。
(早く終われ~)
とりあえず、祈っとこ。
どうやらさっきから令嬢たちが話しているのは、最近話題のスイーツのことや素敵なドレスのこと。それから、流行りのロマンス小説のこと?どれも興味がない。そのせいでだけではないのだが、全く話に入れない。
お呼びでない私は静かに微笑みながら座っているしかない。
「そういえば。最近、おかしな噂を耳にしましたのよ?」
茶色の髪にブルーの瞳をした令嬢が話し出した。
「まあ、どんな?」
令嬢たちは興味津々だ。
「なんだか、どちらかの男爵領で聖女さまが現われた、とか」
ぐはっ!危うく紅茶を吹き出しそうになったが、必死で耐える。
「まああ」
「聖女さまがお現われになったとしたら、100年ぶりだと神官たちは気もそぞろ、だとか。」
「私も聞きましたわ。なんでも、聖女さまはプラチナブロンドに金環の瞳をお持だとか」
令嬢全員が一斉にジロリと私を見た。
き、気のせいじゃありませんかねえ?
フリルとリボンモリモリでセオドアみたい。
おかしい。
全く趣味じゃないこの服装はどういうことなんだろう。
もしかして、これがゲーム補正というものなんだろうか。
ゲーム補正なるものはもっと重要なイベントの発生とかフラグとかで働くもんじゃないの?
全身ピンクな上に髪の毛はくるくる巻き。
おかしい。
絶対に、変。
自分でも違和感満載のファッションに身を包み、先ほど敵地の玄関先に放り投げられたところ。
流石、三大公爵家の一つ、と言うべきか、驚くほどの豪華な邸宅だった。
なんだか、気後れしかしない。
「ステラ・ディライトです」
家人にそう告げると、庭に設置されたテーブルに案内された。
そして、そこには、子供なのに迫力満点の方々がずらりと並んでお座りになっていたのだ。
「ディライト家のステラさまがご到着です。」
家令と思われる上品な白髪の紳士が告げる。
中央に座っている、もっとも美しく、気高さを感じさせるご令嬢がふと、こちらに目を向けると眉を寄せた。
別の令嬢が高い声で言う。
「あら、ステラ嬢はルシアナ様をお待たせしたのに、なんとも思われないのかしら?」
こ、これは、来ただけで吊るし上げ?
「よろしくてよ。」中央にいた令嬢がパチリと手に持っていた扇子を閉じた。
「お掛けなさいな。ディライト嬢。」
話しかけられて、やっと私は口を聞くことができる。
「初めまして、ステラ・ディライトでございます。本日はお招きいただきまして、ありがとうございます」
そう言って大人しく指示されたはじっこの席に座った。
居心地が悪い‥‥‥
どうやら敢えて開始時間をずらした招待状を送られてきていたらしい。
うわあ。典型的なイヤがらせ。
そして当然反論はできない。
(ほら、身分が低いから)
くすくすと意地の悪い笑い声と嘲笑するような視線に耐えながら座っているしかない。
出された紅茶にも手をつける気にすらならないし、宝石のようなスイーツにも手が伸びない。
とりあえず、注がれたお茶と取り分けられたスイーツを、飲んでいる振り、食べている振りだ。
あとは、時間が経つのを待つだけ。
(早く終われ~)
とりあえず、祈っとこ。
どうやらさっきから令嬢たちが話しているのは、最近話題のスイーツのことや素敵なドレスのこと。それから、流行りのロマンス小説のこと?どれも興味がない。そのせいでだけではないのだが、全く話に入れない。
お呼びでない私は静かに微笑みながら座っているしかない。
「そういえば。最近、おかしな噂を耳にしましたのよ?」
茶色の髪にブルーの瞳をした令嬢が話し出した。
「まあ、どんな?」
令嬢たちは興味津々だ。
「なんだか、どちらかの男爵領で聖女さまが現われた、とか」
ぐはっ!危うく紅茶を吹き出しそうになったが、必死で耐える。
「まああ」
「聖女さまがお現われになったとしたら、100年ぶりだと神官たちは気もそぞろ、だとか。」
「私も聞きましたわ。なんでも、聖女さまはプラチナブロンドに金環の瞳をお持だとか」
令嬢全員が一斉にジロリと私を見た。
き、気のせいじゃありませんかねえ?
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