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18. 信じてみようかな
しおりを挟む最近悩んでいます…。
自分の中にいる白の私(占いを信じれば良い!)と黒の私(占いなんか信じるな!)の討論に決着がつかず困っているんです。
以下(白)(黒)の会話をご覧ください。
(白)
自分で聞いて、占一さんの占いは今までと違 うってわかったのですよね?じゃあ、信じて みれば良いと思う!
(黒)
お前は母親の事を忘れたのか?簡単に信じ ると痛い目をみることになるぞ!
(白)
そんなことはありません!昔みたいに石を 買わされたり御札を買わされたりしていな いじゃないですか!
(黒)
まだ日が浅いからかもしれないだろ。もう 少ししたら言われるんじゃないか~。イケ メンだからって騙されてるんじゃない?
(白)
そんなことはありません!顔だけで判断な んてしていません。優しくて思いやりがあ る素敵な人だと思います。信じるに値する 人です!
(黒)
詐欺師ってのはだいだい顔が良いんだよ。 それに捕まえられた後で回りの人間は「そ んな人には見えなかった」って言うんだ。 知らないのか?
(白)
知らない訳ではありませんが…自分の目を信 じます。
(黒)
元カレの浮気も見抜けなかったのに?
(白)
それは…。
休戦…。
「はぁ~。(黒)…痛いところをついてきたわ~。へこむわ~。」
確かに人を見る目があるかと言われたら…無いかもしれない。だけどここで働き初めていろんなお客様と接客させてもらって少しは人を見る目が養えたんじゃないかと思っているんだけどな。
こればっかりは確かめようが無いもんね…。
占いの会社で働いている私が占いを信じていません!なんて良くないから人には言えませんよね。
でも占いを頼りにしている人達が大勢いるというのは知りました。本当に毎日すぐに予約が埋まるんです。
1年先まで予約されています。
凄いとしか言いようがありません。
確かに社長の占いを受けた後のお客様は顔が違うからな…。
会社に入ってきた時は落ち込んだ顔をしていても帰るときにはスッキリした笑顔で帰っていくお客様が多いんです。別人みたいにね。
でも…そう言えば私の母も占いを受けたあとは嬉しそうに帰っていたな~。帰りにお菓子を買ってくれるからあの頃の私は嬉しかったんだよね。
成長してくると家庭の状況やら大人達の状況などが理解できてきて占い=怪しいとなったんだよ。
本当にあの時の母はお金をいくら使ったのか…。おそらく100万はかるく超えてるな。
ダメダメ!話が違う方向に向かってしまっているよ!修正しなくちゃ。
昔話は置いといて…今のことだよ。
今の私が占いを信じるとなると…社長の言っている占いで出た"運命の人"も受け入れることになるのかな?
社長は良い人だと思うけど…。
運命の人ってなんか…言葉では言い表せないけど"会った瞬間にこの人と結婚する"ってわかりましたって言っている芸能人を見たことがあってそんな感じがするのかと思っていたんだよね。
自分でも一目惚れは否定的なのに矛盾しているとはわかっているんだけど…。
他の出逢いにはない何かを求めすぎているのかな?
偶然に何回も出会うとか?
同じ商品を同じタイミングで手に取り手が触れあうとか?
同じものを見て同じ感想を同時に言葉にするとか?
う~ん、これは漫画やドラマの見すぎなのかな?
そう言えば昔…母が連れていってくれた占い師で1人だけ違う人がいたな。あの人はまともだなって子供心に感じたからよく覚えてる。
あの時あの人が言った言葉で母は凄い怒っていたけど…私はなるほど!って思ったのを思い出したよ。
「奥さん…自分が欲しい結果をくれるまで占いに行っても意味がありません。運命は別れ道は沢山ありますが大筋は決まっています。あとは自分の行動次第なんですよ。占いをしただけでは運命は変わりません。」
母はこの言葉を聞いて「お金を払っているのに信じられない!占い師なんて辞めたら?!」って捨て台詞を言いながら帰ったんだよな~。あの日だけはお菓子を買って貰えなくってガッカリしたんだよね。
でも私の心にはあの占い師さんの言葉が響いたんだよ。
あの後に行った占い師が詐欺師でお金を相当持っていかれたからよけいに印象に残っているのかもしれないけど(笑)
あの一瞬だけだった占い師が良い人なのかも…って思ったの。
あれ?私…占いの言葉をを信じていた?
はっ!また昔の話を思い出していた?!
でも…社長はあの時の占い師さんみたいに信用できると思ってしまっているんだよね…私。
もしかして…私は今、運命の別れ道にいて行動する時が来たのかな。
少しだけ…信じてみようかな。
占いと社長を…。
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