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第1章
12話
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「んーー!いい朝だー!」
窓から差し込んだ日差しで気持ちのいい朝の目覚めで起きたテオはベッドから起き上がり組んだ手を伸ばした。
昨日は色々なことがあったな。村で生贄になってから龍神様に会ってクロードさん達と会って....内容が濃すぎてびっくりだよ。
あれれ、僕ってベッドで寝てたっけ?ソファでクロードさんがシャワーを浴び終わるのを待ってたら.....寝ちゃったんだ!
ベッドまで運んでくれたのか。
重かっただろうに、それに恥ずかしい...
「テオ、おはよう」
隣から艶のある声が聞こえた。
「おはようございます。起こしてしまいましたか。」
「いいや、」
そう言ってベッドから降り、机に置いてある水を取りに行き戻ってきたクロードと目が合い照れ臭くなったので目を伏せてしまった。
クロードさんは朝からカッコいいな。
僕なんか髪がボサボサで大変なことになってるよ。よし、朝の準備しないと!
顔を洗い、着替えを終えると宿の部屋から出た。クロードはテオより先に準備を終え朝ごはんを頼んでおくと言って先に行ってしまったのだ。
少し歩いているとちょうど部屋から出てきたアンと出会った。
「おはようテオ!」
「おはようございます。アンさん」
アンさんは朝から元気だなぁ。
「食堂まで一緒にいきましょ」
「はい!」
アンと食堂に着いた頃には皆、テーブルに座っておりテオとアン待ちだったそう....申し訳ない。
「遅れちゃってすみません。」
「大丈夫ですよ。アンは寝起き悪くていつも最後で....今日はまだ早い方なんです。」
ナタリーさんがそう言ってくれた。
「そうなんですね。よかったです!」
テオがニカッと安堵の笑みを浮かべているのを見て朝から可愛いと
「よくないわよ!私を遅刻常習犯みたいな言い方して、ひどいわ。」
「実際そうじゃないですか。」
「慣れてないだけよ。」
アンはぷぃっと顔を背け椅子に座ってしまった。他のみんなは笑っていて、和気藹々としたいい雰囲気になる。
アンの慣れてないという言葉に前までは誰かに起こして貰ってたのかな。見た目に反して意外と子供っぽいと思ってしまった。
「今日の依頼は昼からです13時にギルド集合にしましょう。オークの群れの討伐です。よろしくお願いしますね。」
「ああ、」
ナタリーの説明に各々返事をし、解散していった。
肩をぽんぽんと叩かれたので振り向いた。
「テオ、昼までに服を買いに行こう。」
「本当にいいんですか?」
お金もかかるし申し訳ないと思うが、服は持っていないと困る.....依頼が終わってからでも言おうとしたが、
「命の恩人なんだからこれくらいさせてくれよ。お金はそんなに困ってないんだ。なんせ趣味がないからね。宿に帰っても暇なら鍛えるしかやることがない。」
「だからクロードさんはこんなにもかっこいいんですね!僕も鍛えた方がいいかな......」
クロードはテオが自分をキラキラした目で見るものだからたまらなくなってしまう。
「テオはこのままでいい。」
「そうですか?」
まぁ前の身体よりかは体力はあるけど....
「鍛えるよりナタリーに魔法を教えて貰った方がいいんじゃないか?」
「ま、魔法ですか?やってみたいです!」
窓から差し込んだ日差しで気持ちのいい朝の目覚めで起きたテオはベッドから起き上がり組んだ手を伸ばした。
昨日は色々なことがあったな。村で生贄になってから龍神様に会ってクロードさん達と会って....内容が濃すぎてびっくりだよ。
あれれ、僕ってベッドで寝てたっけ?ソファでクロードさんがシャワーを浴び終わるのを待ってたら.....寝ちゃったんだ!
ベッドまで運んでくれたのか。
重かっただろうに、それに恥ずかしい...
「テオ、おはよう」
隣から艶のある声が聞こえた。
「おはようございます。起こしてしまいましたか。」
「いいや、」
そう言ってベッドから降り、机に置いてある水を取りに行き戻ってきたクロードと目が合い照れ臭くなったので目を伏せてしまった。
クロードさんは朝からカッコいいな。
僕なんか髪がボサボサで大変なことになってるよ。よし、朝の準備しないと!
顔を洗い、着替えを終えると宿の部屋から出た。クロードはテオより先に準備を終え朝ごはんを頼んでおくと言って先に行ってしまったのだ。
少し歩いているとちょうど部屋から出てきたアンと出会った。
「おはようテオ!」
「おはようございます。アンさん」
アンさんは朝から元気だなぁ。
「食堂まで一緒にいきましょ」
「はい!」
アンと食堂に着いた頃には皆、テーブルに座っておりテオとアン待ちだったそう....申し訳ない。
「遅れちゃってすみません。」
「大丈夫ですよ。アンは寝起き悪くていつも最後で....今日はまだ早い方なんです。」
ナタリーさんがそう言ってくれた。
「そうなんですね。よかったです!」
テオがニカッと安堵の笑みを浮かべているのを見て朝から可愛いと
「よくないわよ!私を遅刻常習犯みたいな言い方して、ひどいわ。」
「実際そうじゃないですか。」
「慣れてないだけよ。」
アンはぷぃっと顔を背け椅子に座ってしまった。他のみんなは笑っていて、和気藹々としたいい雰囲気になる。
アンの慣れてないという言葉に前までは誰かに起こして貰ってたのかな。見た目に反して意外と子供っぽいと思ってしまった。
「今日の依頼は昼からです13時にギルド集合にしましょう。オークの群れの討伐です。よろしくお願いしますね。」
「ああ、」
ナタリーの説明に各々返事をし、解散していった。
肩をぽんぽんと叩かれたので振り向いた。
「テオ、昼までに服を買いに行こう。」
「本当にいいんですか?」
お金もかかるし申し訳ないと思うが、服は持っていないと困る.....依頼が終わってからでも言おうとしたが、
「命の恩人なんだからこれくらいさせてくれよ。お金はそんなに困ってないんだ。なんせ趣味がないからね。宿に帰っても暇なら鍛えるしかやることがない。」
「だからクロードさんはこんなにもかっこいいんですね!僕も鍛えた方がいいかな......」
クロードはテオが自分をキラキラした目で見るものだからたまらなくなってしまう。
「テオはこのままでいい。」
「そうですか?」
まぁ前の身体よりかは体力はあるけど....
「鍛えるよりナタリーに魔法を教えて貰った方がいいんじゃないか?」
「ま、魔法ですか?やってみたいです!」
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