召喚された少年は公爵様に愛される

さみ

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17話 嫉妬②

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その声は乃亜にまで聞こえてきた。
ライアン様が誰かをダンスに誘うのは珍しいだとか未来の公爵夫人など周りにいた人達が言っている。

ライアン様が僕を大切だと言ってくれてキスをしたのはやっぱり遊びだよね......結婚するのは貴族だから仕方のないことだし僕なんかより貴族相手の方がいいに決まってる。
また謎のモヤモヤに襲われる。
すると肩を叩かれ声をかけられた。


「また会ったな、ライアンのチビ」

「チ、チビ?!こんばんはデール様、でよろしいですか?あと、チビじゃないです!」

確かに僕は身長165センチしかないけど!
ぷぅーと口を膨らませデールを上目遣いで見る。その動作は無意識なようで可愛いと言わざるを得ない。これは大変だなアリアも気にいる訳だとライアンに同情した。


「ああ、デールでいいよ。あと、そんな拗ねんな、その顔誰にでもしたらだめだぞ?」

「拗ねてませんし変な顔してるつもりはありませんっ」

変な顔?無自覚な奴ほどそういうこと言うんだよな。とデールがため息をつくと乃亜は首を傾げた。 

「ところでアリア様と一緒じゃなくていいんですか?」

「あー良いんだよアリアはお友達とキャッキャしてるし俺は邪魔だからあっちに行ってていいと目で言われた」

「ふふっ、流石アリア様ですね」

仲がいいんだなと思って笑ってしまった。

「おっ、やっと笑ったじゃねーかさっきまで死んだような顔してたからな」

「おい、デール貴様ノアに何かしてないだろうな」


そこにはダンスを終えたライアンがいた。乃亜の顔はパァーっと明るくなり、モヤモヤも消えた。

「ライアン様!」

「誰にも何も言われてないか?もしノアに何かする奴がいたら私が」

「大丈夫です。大丈夫ですから僕に話しかける人なんていませんし」

「現にデールがいるじゃないかノアは自分の魅力にわかっていない」

「はぁ、俺を無視してまた2人の世界に入ったよ」

ライアンの変わりっぷりに呆れたデールはそこから退散することにした。



「ノアそろそろ休憩しないか?」

ライアン様沢山の人と話してダンスもして疲れたんだろうな

「はいそうですね。ライアン様お疲れ様です。」

と言ってにこっと笑った。
ライアンの疲れは一気に吹き飛ぶのだった。
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