召喚された少年は公爵様に愛される

さみ

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21話 名付け

「何か悪いことがあるんですか、」

何がまずいのか分からず心配になってしまう。乃亜は自身が珍しい存在だということはわかったが話が国の話になるなんて想いもしなかった。

「いや、そうだな……」

ライアンはなんと言っていいか分からず言葉が詰まっていた。

「これは俺も国王陛下に報告せざる負えないな秘匿することは難しいが努力するよ。すぐの方がいいからもう行くよ」

「ヴェルナーさん、ありがとうございました。」

「忙しいときにすまないな。この件は頼むぞ」

「ライアンには世話になってるから当たり前だろ。じゃあな」

御礼を言って頭を下げると颯爽と転移魔法を使って城に戻っていった。

「さて、精霊から話を聞かないとな」

すると不機嫌そうに精霊はぷぃっと横を向いたので2人は疑問に思った。

「精霊、精霊ってノア様!名前付けてくださいよ な・ま・え お二人だって人間、人間って言われたらいやでしょ」

言っていることはわからなくもないが精霊に名前なんてつけれるとは思わなかった。

「名前付けれるんだ...」

「付けれますよ、私たちをなんだと思ってるんですかぁ」

あんなに美しい容姿なのに中身は子供っぽくかわいいなと思いクスッと笑うと精霊は期待を込めた眼差しでこちらを見ていた。
名付けなんてしたことないから分かんないやどうしよう。

「ん~....あっ、そうだあと2人の子たちにも会える?」

「はい!今呼びますね」

そう言って出てきたのは愛らしい小狐とキリッとした美しい毛並みの白狼だった。人型じゃない事に驚きはしたもののかわいいという感情の方が上だった。
乃亜はしゃがんで狐を撫でていた。すると狼の方も撫でて欲しそうに尻尾を振っていたので両方撫でてあげると気持ちよさそうにしている。

「か、かわいい...可愛すぎるよ」

「小狐の方が光の精霊で白狼の方は水の精霊です。」

「なんだとー小狐といったのはお前かー!私を小狐と言うのをやめろと何回言ったらわかるんだよまったくー」

「はっ小狐は小狐だ変わらんよ」

やれやれと言う狼に狐がさらに反撃をして喧嘩になっていた。

「出てきて早々喧嘩とはノア様に失礼ですよ」

地の精霊が言うと2人ともぷぃっと膨れて拗ねていた。

「小狐って言うから悪いんだよー」

これは喧嘩なのか?かわいいすぎるよ....
元の世界で動物好きだった僕としては嬉しい限りだ。よし、名前...名前.....
光の精霊はかわいいからララとかどうかな!水の精霊はカッコいいからガイで地の精霊は綺麗だからアテナに決めた。

「決まったよ。君はララ、君はガイで、アテナ!」

一人一人に指を刺しながら名前をつけた。

「名前なんて付けたことなかったけどどうかな?」

「「「ノア様ありがとうございます。」」」

と同時に言った。みんな喜んでくれてよかった。色々問題は解決してないけどね。
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