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間話 ある日の話④
ライアンに湯船の中に誘われ、ライアンの上にまたがる状態になり腰を抱き寄せられる。ノアの頬を撫で見つめてくるので思わず目を逸らすと、ついばむようなキスをされた。
「んんっ......」
「ノア、舌を出して」
耳をぺろりと舐め官能的な声で囁いてくる。言う通りに舌を出すとそのまま強引に吸われ更に気持ち良くなってしまった。
「んっ..........んんっ」
腰が砕けるほどとろけるように甘いキスをされるがままになっていた。
そして手が胸の突起を触れるか触れないかのところで撫でられる。 くすぐったくなり、腰をくねらせてしまう。
「ライアンさまぁ.....ちょっ.......んんぁ」
それ以上はしないのかな......
ふとそんなこと考えてしまった。
「ああ、大丈夫これ以上はしないから」
その言葉にノアは少しがっかりしてしまう。僕なんかがやっぱり失礼だよね。
ライアン様みたいにかっこよくないし、別に可愛くもない平凡な僕じゃだめだよね。
ライアンは必死に自身のものが勃たぬよう我慢していた。お風呂の中で自分のものだけがそそり勃っていたらノアは驚いてしまう。いいか?と頼めば、
ライアン様には迷惑をかけていますから...
とすぐにYESと言うはずだ。心からの合意がなければそれは娼婦と変わらない。
我慢するのは小さい頃から得意だ。ノアが私を意識し、恋人として成就するまで待とう。
ノアに対し、ひどく慎重になっていた。よく分からないところで強引になってしまうのも生まれてから恋など考える暇もなく、いずれ親が紹介した身分が相応しい者と政略結婚でもするのだろうと思っていたからだ。
娼婦を呼び抱くことはあっても自分の性欲を満たす為だけだった。
ライアンはノア肩に頭を埋め優しく抱きしめる。
上手くできているだろうか。
「好きだよ......」
消え入りそうな声で囁いた。
「ライアン様?今なんと?」
「いや、何もないよ。」
「えっと、大丈夫ですか?のぼせたとか.....でしたら大変です!早く上がってください。冷やしたお水を急いで持ってきますから。」
優しいな。焦っているのも可愛いから黙ってここままお世話されておこう。
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