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第58話「風車亭②」
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ティーグル王国王都グランシャリオの中央広場付近に位置する居酒屋風車亭……
苦学生時代のシモン・アーシュが約3年間バイトした店である。
王国復興開拓省局長に就任。
秘書のエステル・ソワイエにせがまれ、ランチを摂る事が、
かつての同僚エマの驚きから、結果的にエステルを連れ、『古巣へ凱旋する形』となってしまった。
エマの機転と元冒険者のオーナーシェフ、アルバン・ビュイエの判断で、風車亭の入り口には急きょ張り紙が掲出された。
都合により、本日は12時より営業開始と。
風車亭のスタッフはアルバン以下各自が椅子を持ちだし、テーブルに座ったシモン、エステルをぐるりと取り囲んだ。
エマを始めスタッフ女子達から好奇の眼差しが向けられる。
そんな中、口を開いたのはオーナーシェフのアルバンだ。
「シモン、お前、一体どうしたんだ」
「はあ、いろいろありまして」
「いろいろって……風の便りでトレジャーハンターになったとは聞いていたが……最近、勤め先が当局の手入れを受けて倒産したと、噂になってたぞ」
「はあ……そうですね」
「俺はよぉ、凄く気になって、お前の住所を訪ねてみたら、引き払った後だった。もしも路頭に迷っているようであれば、またウチで雇おうとも思っていたんだ」
アルバンはシモンの身を案じ、以前の自宅を訪ねてくれてまでいた。
本当にありがたいし、しばらく顔を出さず申しわけなかったと思う。
心が熱くなったシモンは礼を言い、詫びる。
「本当にありがとうございます、アルバンさん。すんません。ご心配かけて」
「で、シモン、今はどうしてる? それもいきなり、こんな美人を連れてウチへ顔を出すとは、皆、びっくりしているぞ」
「はあ、これまた、いろいろありまして。先日、俺、遂に念願の国家公務員になりました。今は王宮務めです」
「王宮務め? おお! そいつは凄いな! 大出世だ!」
「はあ、所属は王国復興開拓省という新設の役所です。マクシミリアン殿下直属の省で、俺はそこで局長に任命されました」
「な、な、な!? マ、マ、マクシミリアン殿下っ!? お、お、お前が局長? や、役職付きにまでなったのか?」
ここでエステルのフォローが入る。
「局長、論より証拠です。皆様へ身分証をお見せしましょう」
「了解」
シモンはアルバン達へ身分証を見せた。
アルバン達は食い入るように、身分証の記載を見つめる。
「おおおお! た、た、確かに王国国家公務員の身分証だ。……王国復興開拓省……局長。役付きだな」
「はい、俺の上司は3人居まして、王国復興開拓省のトップはアレクサンドラ・ブランジェ伯爵で殿下の元補佐官ですね」
シモンが言うと、アルバンは頷いた。
「あ、ああ、ブランジェ伯爵なら、俺だって、いや、王国民なら誰だって知ってるぞ。殿下の懐刀で切れ者だと評判の女傑だ。で、王国復興開拓省とは何をする役所なんだ?」
……過去の記憶が甦り、思わずシモンは苦笑した。
王国の宰相補佐官を知らなかった自分の世間知らずに、常識のなさに。
「アルバンさん、話せば凄く長くなるんで、はしょりますね。簡単に言えば、王国内で難儀する人々をケアし、フォローするのが俺の仕事です」
「王国内で難儀する人々をケアし、フォローする?」
やはりというか、シモンの説明はあまりにもシンプルすぎたらしい。
「ええ、少し補足しますと、ウチの仕事は王国各所に発生する危険を解消し、暮らしを豊かにする手助けをし、人々の生活レベルを向上させる事なんです。その結果、ティーグル王国が豊かになり、国力も上がる事となります」
アレクサンドラの受け売りであったが……
シモンは、アルバン達に要点をまとめて説明した。
再び、エステルのフォローが入る。
「ウチは何でも屋です。魔物や山賊の討伐、農業指導、物資の販売等いろいろ請け負います」
「おお、成る程」
「でも、魔物の討伐なんて、臆病なシモンに務まるのか?」
「いえ、局長は臆病ではありません。全く問題ナッシングです。先日の研修でもオークの群れ100体をほぼおひとりで一蹴致しましたから」
「ええええっ!? シ、シモンひとりでオーク100体っ!? ほ、ほ、ホントか!?」
「はい、事実でございます。私も実際に見てはいませんが、上司ふたりが証人です」
エステルはシモンの功績を自分の事のように誇らしげに告げた。
心配していたシモンが無事であり、やりがいのある仕事に就いたと知り、アルバンは満足そうに頷いた。
「な、成る程。凄いし、素晴らしい、やりがいのある仕事じゃないか、良かったなぁ、シモン」
「ええ、アルバンさん、今日は視察をする途中でこの店に寄って、秘書と一緒にランチをしようという事になりまして」
「視察?」
「ええ、ウチの省は、あらゆる分野で王国民に貢献出来るプロフェッショナルな人材を求めています。その人材確保の為の視察なんですよ」
「ほう、人材確保か」
「はい、俺、一緒に働いてくれる仲間を探しています」
「了解。シモン、お前の事は大体分かった。良い職場と上司に恵まれたな、おめでとう! じゃあ、次はその美人さんに聞こう。お嬢さん、改めて自己紹介してくれるかい?」
笑顔のアルバンがエステルに視線を投げかけると、エマが「待った」をかける。
「アルバンさん、相手の名前を聞く時はまず自分から名乗るものよ」
「おう、こりゃ失礼した。俺はアルバン・ビュイエ。居酒屋風車亭のオーナーシェフだ」
アルバンが名乗ると……
対して、エステルは柔らかく微笑んだ。
静かな、しかし凛とした声で名乗る。
「初めまして、アルバン様、皆様。エステル・ソワイエと申します。王国復興開拓省シモン・アーシュ局長の専属秘書を務めております。皆様にはウチの上司が大変お世話になりました」
「おおおおおおおっっっ!!!」
線が細く、苦学生だったシモンが……
たくましくなり、ぱりっとした衣裳に身をまとう、大が付く変ぼう。
そして何と何と! ストロベリーブロンドの美しい秘書まで連れていた。
風車亭一同は、アルバン以下大いに驚いたのである。
苦学生時代のシモン・アーシュが約3年間バイトした店である。
王国復興開拓省局長に就任。
秘書のエステル・ソワイエにせがまれ、ランチを摂る事が、
かつての同僚エマの驚きから、結果的にエステルを連れ、『古巣へ凱旋する形』となってしまった。
エマの機転と元冒険者のオーナーシェフ、アルバン・ビュイエの判断で、風車亭の入り口には急きょ張り紙が掲出された。
都合により、本日は12時より営業開始と。
風車亭のスタッフはアルバン以下各自が椅子を持ちだし、テーブルに座ったシモン、エステルをぐるりと取り囲んだ。
エマを始めスタッフ女子達から好奇の眼差しが向けられる。
そんな中、口を開いたのはオーナーシェフのアルバンだ。
「シモン、お前、一体どうしたんだ」
「はあ、いろいろありまして」
「いろいろって……風の便りでトレジャーハンターになったとは聞いていたが……最近、勤め先が当局の手入れを受けて倒産したと、噂になってたぞ」
「はあ……そうですね」
「俺はよぉ、凄く気になって、お前の住所を訪ねてみたら、引き払った後だった。もしも路頭に迷っているようであれば、またウチで雇おうとも思っていたんだ」
アルバンはシモンの身を案じ、以前の自宅を訪ねてくれてまでいた。
本当にありがたいし、しばらく顔を出さず申しわけなかったと思う。
心が熱くなったシモンは礼を言い、詫びる。
「本当にありがとうございます、アルバンさん。すんません。ご心配かけて」
「で、シモン、今はどうしてる? それもいきなり、こんな美人を連れてウチへ顔を出すとは、皆、びっくりしているぞ」
「はあ、これまた、いろいろありまして。先日、俺、遂に念願の国家公務員になりました。今は王宮務めです」
「王宮務め? おお! そいつは凄いな! 大出世だ!」
「はあ、所属は王国復興開拓省という新設の役所です。マクシミリアン殿下直属の省で、俺はそこで局長に任命されました」
「な、な、な!? マ、マ、マクシミリアン殿下っ!? お、お、お前が局長? や、役職付きにまでなったのか?」
ここでエステルのフォローが入る。
「局長、論より証拠です。皆様へ身分証をお見せしましょう」
「了解」
シモンはアルバン達へ身分証を見せた。
アルバン達は食い入るように、身分証の記載を見つめる。
「おおおお! た、た、確かに王国国家公務員の身分証だ。……王国復興開拓省……局長。役付きだな」
「はい、俺の上司は3人居まして、王国復興開拓省のトップはアレクサンドラ・ブランジェ伯爵で殿下の元補佐官ですね」
シモンが言うと、アルバンは頷いた。
「あ、ああ、ブランジェ伯爵なら、俺だって、いや、王国民なら誰だって知ってるぞ。殿下の懐刀で切れ者だと評判の女傑だ。で、王国復興開拓省とは何をする役所なんだ?」
……過去の記憶が甦り、思わずシモンは苦笑した。
王国の宰相補佐官を知らなかった自分の世間知らずに、常識のなさに。
「アルバンさん、話せば凄く長くなるんで、はしょりますね。簡単に言えば、王国内で難儀する人々をケアし、フォローするのが俺の仕事です」
「王国内で難儀する人々をケアし、フォローする?」
やはりというか、シモンの説明はあまりにもシンプルすぎたらしい。
「ええ、少し補足しますと、ウチの仕事は王国各所に発生する危険を解消し、暮らしを豊かにする手助けをし、人々の生活レベルを向上させる事なんです。その結果、ティーグル王国が豊かになり、国力も上がる事となります」
アレクサンドラの受け売りであったが……
シモンは、アルバン達に要点をまとめて説明した。
再び、エステルのフォローが入る。
「ウチは何でも屋です。魔物や山賊の討伐、農業指導、物資の販売等いろいろ請け負います」
「おお、成る程」
「でも、魔物の討伐なんて、臆病なシモンに務まるのか?」
「いえ、局長は臆病ではありません。全く問題ナッシングです。先日の研修でもオークの群れ100体をほぼおひとりで一蹴致しましたから」
「ええええっ!? シ、シモンひとりでオーク100体っ!? ほ、ほ、ホントか!?」
「はい、事実でございます。私も実際に見てはいませんが、上司ふたりが証人です」
エステルはシモンの功績を自分の事のように誇らしげに告げた。
心配していたシモンが無事であり、やりがいのある仕事に就いたと知り、アルバンは満足そうに頷いた。
「な、成る程。凄いし、素晴らしい、やりがいのある仕事じゃないか、良かったなぁ、シモン」
「ええ、アルバンさん、今日は視察をする途中でこの店に寄って、秘書と一緒にランチをしようという事になりまして」
「視察?」
「ええ、ウチの省は、あらゆる分野で王国民に貢献出来るプロフェッショナルな人材を求めています。その人材確保の為の視察なんですよ」
「ほう、人材確保か」
「はい、俺、一緒に働いてくれる仲間を探しています」
「了解。シモン、お前の事は大体分かった。良い職場と上司に恵まれたな、おめでとう! じゃあ、次はその美人さんに聞こう。お嬢さん、改めて自己紹介してくれるかい?」
笑顔のアルバンがエステルに視線を投げかけると、エマが「待った」をかける。
「アルバンさん、相手の名前を聞く時はまず自分から名乗るものよ」
「おう、こりゃ失礼した。俺はアルバン・ビュイエ。居酒屋風車亭のオーナーシェフだ」
アルバンが名乗ると……
対して、エステルは柔らかく微笑んだ。
静かな、しかし凛とした声で名乗る。
「初めまして、アルバン様、皆様。エステル・ソワイエと申します。王国復興開拓省シモン・アーシュ局長の専属秘書を務めております。皆様にはウチの上司が大変お世話になりました」
「おおおおおおおっっっ!!!」
線が細く、苦学生だったシモンが……
たくましくなり、ぱりっとした衣裳に身をまとう、大が付く変ぼう。
そして何と何と! ストロベリーブロンドの美しい秘書まで連れていた。
風車亭一同は、アルバン以下大いに驚いたのである。
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