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第74話「『コツをつかんだ!』という、べたな表現がぴったり、完全に勢いに乗った」
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「エルヴェ君、いきなり行使するのは、さすがの君でも難しいかもしれない。だが、私が葬送魔法を行使するのを良~く見ておくんだ」
そう言うと、ローラン様の手は、まぶしく輝き出した。
おお、葬送魔法を見るのは生まれて初めてだ。
いかんいかん、物珍し気に見るだけではダメだ。
俺の特性、ローラン様いはく、
「ははははは、もう少し簡単に言えば、エルヴェ君は心が強く想像力に長けている。だから、魔法杖の風弾、水弾という、分かりやすいサンプルさえあれば、視界から認識したそのサンプルを基にして、心にイメージを浮かべ、それを魔力へ変換し、すぐに魔法が発動出来るんだよ」
繰り返して、しつこいようだが、
俺は妄想がモノ凄いし、ミランダから罵詈雑言を浴びても耐えられるくらい、
打たれ強い。
記憶力も良くて、目で見たものが、即座にマネ出来て、
魔法が、ぱぱっと使えるって事だ。
つまり、葬送魔法が見て真似して使えるよう、
目を皿のようにして観察する事が必要なのだ。
そんなわけで、俺がじっくり観察する中……
ローラン様の両手が合わさり、帯びた白光がまばゆくなると、
遂には、その白光がオークどもの屍へ、放たれた。
するとすると!
何ということでしょう!
俺が倒し、散乱していたオークどもの屍が、細かい塵となって消失して行く。
結局、倒した20体のオークどもは、塵化し、
よくありがちなシーンで、一陣の風にひゅううううと吹かれ、
跡形もなくなってしまった。
葬送魔法でオークどもを塵にしたローラン様は笑顔である。
「まあ、こんなものだ。これでオークどもの不死化は、99%避けられるだろう。もしセレスが行使したなら、もっと手際良くやるだろうがね」
「い、いえ! ローラン様の葬送魔法、お見事です!」
「ははは、という事で、死骸は皆、私が塵化したから、この場で葬送魔法発動のチャレンジは無理だ。次回君が、敵を倒した時、実地で試してみれば良いだろう」
今後の事を考えれば、葬送魔法は、ぜひ習得したいところ。
でもローラン様のおっしゃる通り、現状では屍がないから、
試しようがないし、じっくりと発動練習している時間もない。
約1時間後には、さっきの場所へ戻り、
風、水の新魔法の練習をしなければならないし。
ここから成り行きで、葬送魔法発動のチャレンジ機会があって、試せるなら、
やってみるかという感じで行こう。
「わ、分かりました!」
「さて! 実地戦闘兼持久走を再開しようか」
「了解です! 行きましょう、ローラン様! 俺について来てください!」
そう出発の言葉を告げ、俺はダン!と大地を蹴り、
屍がきれいさっぱり無くなった石畳の道路を、
たっ、たっ、たっと、走りだしたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
それから……
俺はゴブリンに2回、オークに2回遭遇。
計4回実戦訓練を行った。
この実戦訓練では、剣技、格闘技、魔法の風弾、水弾を、
まんべんなくバランスよく使い、魔法剣士としての経験を積んだ。
当然ながら、遠距離戦、接近戦、両方試した。
まず遠距離戦は狙撃手モード。
距離を100mから、200m、300mと取り、
風弾、水弾の魔法で敵を正確に狙撃する。
トータル命中率は、約90%。
100mだとほぼど真ん中へぶち当てた。
接近戦は、魔法習得以前と変わらない。
蝶のように舞い、蜂のように刺すヒットアンドアウェイ戦法。
剣技、格闘技、魔法で相手を攻撃した後、
相手の攻撃を躱し、すぐさま退避する事が基本。
変幻自在の動きで相手を翻弄し、無詠唱で魔法も容赦なくぶち込む、鬼畜レベルだ。
そして、葬送魔法も試した。
一番最初にチャレンジした時は、手がやや光っただけ。
狙いを定めた屍には何の変化も起こらず、葬送魔法のその字にもならなかった。
そこで俺は、ローラン様にお願いし、再び『見本』を示し、
目を皿のようにして、じっくりと観察させて貰った。
その後、3回、実戦訓練の際、チャレンジしたところ、
ようやく威力が弱い葬送魔法が発動。
何とかゴブリン1体だけを、塵にする事が出来た。
よし、これからだ!
と意気込んだが、その後、完走地点まで、敵は出現しなかった。
ここで残念ながら、1周10㎞持久走は終了。
葬送魔法の上達は明日以降となった。
意気揚々と、水弾を習得した完走地点まで戻った俺は、
『コツをつかんだ!』という、べたな表現がぴったり、完全に勢いに乗った。
そして俺は、ローラン様から貸与されたレアな魔法杖を使い……
魔法杖から放たれる魔法をこれまたじっくりと観察。
そして発動訓練を地道に丹念に行い……
結果、風属性は、小嵐、竜巻、
水属性は、濁流、凍結、
それぞれ、2種類ずつ、4種類の属性魔法を習得し、
風弾、水弾と合わせ、都合6種類の属性魔法を習得。
複数属性魔法使用者たる魔法剣士としての能力を、
著しくアップさせたのである。
そう言うと、ローラン様の手は、まぶしく輝き出した。
おお、葬送魔法を見るのは生まれて初めてだ。
いかんいかん、物珍し気に見るだけではダメだ。
俺の特性、ローラン様いはく、
「ははははは、もう少し簡単に言えば、エルヴェ君は心が強く想像力に長けている。だから、魔法杖の風弾、水弾という、分かりやすいサンプルさえあれば、視界から認識したそのサンプルを基にして、心にイメージを浮かべ、それを魔力へ変換し、すぐに魔法が発動出来るんだよ」
繰り返して、しつこいようだが、
俺は妄想がモノ凄いし、ミランダから罵詈雑言を浴びても耐えられるくらい、
打たれ強い。
記憶力も良くて、目で見たものが、即座にマネ出来て、
魔法が、ぱぱっと使えるって事だ。
つまり、葬送魔法が見て真似して使えるよう、
目を皿のようにして観察する事が必要なのだ。
そんなわけで、俺がじっくり観察する中……
ローラン様の両手が合わさり、帯びた白光がまばゆくなると、
遂には、その白光がオークどもの屍へ、放たれた。
するとすると!
何ということでしょう!
俺が倒し、散乱していたオークどもの屍が、細かい塵となって消失して行く。
結局、倒した20体のオークどもは、塵化し、
よくありがちなシーンで、一陣の風にひゅううううと吹かれ、
跡形もなくなってしまった。
葬送魔法でオークどもを塵にしたローラン様は笑顔である。
「まあ、こんなものだ。これでオークどもの不死化は、99%避けられるだろう。もしセレスが行使したなら、もっと手際良くやるだろうがね」
「い、いえ! ローラン様の葬送魔法、お見事です!」
「ははは、という事で、死骸は皆、私が塵化したから、この場で葬送魔法発動のチャレンジは無理だ。次回君が、敵を倒した時、実地で試してみれば良いだろう」
今後の事を考えれば、葬送魔法は、ぜひ習得したいところ。
でもローラン様のおっしゃる通り、現状では屍がないから、
試しようがないし、じっくりと発動練習している時間もない。
約1時間後には、さっきの場所へ戻り、
風、水の新魔法の練習をしなければならないし。
ここから成り行きで、葬送魔法発動のチャレンジ機会があって、試せるなら、
やってみるかという感じで行こう。
「わ、分かりました!」
「さて! 実地戦闘兼持久走を再開しようか」
「了解です! 行きましょう、ローラン様! 俺について来てください!」
そう出発の言葉を告げ、俺はダン!と大地を蹴り、
屍がきれいさっぱり無くなった石畳の道路を、
たっ、たっ、たっと、走りだしたのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
それから……
俺はゴブリンに2回、オークに2回遭遇。
計4回実戦訓練を行った。
この実戦訓練では、剣技、格闘技、魔法の風弾、水弾を、
まんべんなくバランスよく使い、魔法剣士としての経験を積んだ。
当然ながら、遠距離戦、接近戦、両方試した。
まず遠距離戦は狙撃手モード。
距離を100mから、200m、300mと取り、
風弾、水弾の魔法で敵を正確に狙撃する。
トータル命中率は、約90%。
100mだとほぼど真ん中へぶち当てた。
接近戦は、魔法習得以前と変わらない。
蝶のように舞い、蜂のように刺すヒットアンドアウェイ戦法。
剣技、格闘技、魔法で相手を攻撃した後、
相手の攻撃を躱し、すぐさま退避する事が基本。
変幻自在の動きで相手を翻弄し、無詠唱で魔法も容赦なくぶち込む、鬼畜レベルだ。
そして、葬送魔法も試した。
一番最初にチャレンジした時は、手がやや光っただけ。
狙いを定めた屍には何の変化も起こらず、葬送魔法のその字にもならなかった。
そこで俺は、ローラン様にお願いし、再び『見本』を示し、
目を皿のようにして、じっくりと観察させて貰った。
その後、3回、実戦訓練の際、チャレンジしたところ、
ようやく威力が弱い葬送魔法が発動。
何とかゴブリン1体だけを、塵にする事が出来た。
よし、これからだ!
と意気込んだが、その後、完走地点まで、敵は出現しなかった。
ここで残念ながら、1周10㎞持久走は終了。
葬送魔法の上達は明日以降となった。
意気揚々と、水弾を習得した完走地点まで戻った俺は、
『コツをつかんだ!』という、べたな表現がぴったり、完全に勢いに乗った。
そして俺は、ローラン様から貸与されたレアな魔法杖を使い……
魔法杖から放たれる魔法をこれまたじっくりと観察。
そして発動訓練を地道に丹念に行い……
結果、風属性は、小嵐、竜巻、
水属性は、濁流、凍結、
それぞれ、2種類ずつ、4種類の属性魔法を習得し、
風弾、水弾と合わせ、都合6種類の属性魔法を習得。
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著しくアップさせたのである。
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