84 / 145
第84話「冒険者ギルドの大嵐①」
しおりを挟む
翌朝8時……
冒険者ギルドへ登録の為、赴くというステファニーに、
ディーノは無理やり付き合わされていた。
ちなみに……
ディーノとステファニーは、ふたりきりではない。
まるで影のように、ロクサーヌが付き従っていたのだ。
ディーノとふたりきりになれると、
ステファニーは考えていたのだろう。
不機嫌そうに眉間にしわを寄せている。
「ロクサーヌ! あんた、何でついて来るのよ?」
「何で? 私は当然同行します。ステファニー様は久々の王都です。万が一の場合があると困りますから」
「万が一? 無敵のこの人に、一体どんな万が一があるってんだよ?」
ロクサーヌの『懸念』を聞き、ディーノは苦笑した。
ステファニーなら、ナンパは勿論、無頼の徒に絡まれても、
全く動じずに無敵だと思うから。
……これまで何人かに話している通り、ディーノには鮮烈な記憶がある。
……フォルス郊外の森でステファニーの『狩猟』に同行した際、
突如、魔物オークが10体ほど出現した事があった。
その為、『勢子』を使い、追い詰めていたせっかくの獲物、
鹿やイノシシが逃げてしまった。
するとステファニーは超が付く激怒。
彼女を守ろうとするロクサーヌや騎士達を制止すると、
あっという間に5体のオークを、どか! ばき! ずが!と、
顔面にグーパンチを喰らわせ、殴殺してしまったのだ。
返り血を浴び悪鬼のようになったステファニーのあまりの剣幕、
そしていびつに変形した仲間の無残な死を目の当たりにし、
残ったオークどもは慌てて遁走した……
護衛の騎士達は、全員が唖然《あぜん》としていた。
無理もない。
深窓の貴族令嬢? が素手でオークを瞬殺したのだから。
ディーノはその時……
巷《ちまた》で噂の腹黒な『悪役令嬢』など、
『上品でおとなしいお嬢様』に思えるくらい、
ステファニーが、魔王のように『遥かに怖ろしい存在』だと確信したのである。
だが、ロクサーヌだけは……
うっとりと、返り血を浴びた悪鬼のステファニーを頼もしそうに見つめていた。
元々、ロクサーヌは主《あるじ》のステファニーを慕っていた。
しかし『心酔』するようになったのは『その事件』以降なのである。
オークの鮮血に身を染めて、憤怒の表情をし、
仁王立ちするステファニー……
その姿は、まるで悪鬼……
おぞましい記憶を手繰り、「ぶるぶる」と身震いするディーノ。
一方、彼の『皮肉』を聞き、ロクサーヌは憤る。
「ディーノ! うっさいぞ! くそしなびた野菜が!」
「誰が! くそしなびた野菜だ!」
「見た目そうだろ! ステファニー様を貶《おとし》めるのなら、ひ弱なお前など全く不要。不快極まりない! さっさと帰れ!」
「ああ、だったら帰る。ロク、良く聞け。ステファニー様から頼まれたから来たが、こう見えても、俺は忙しい」
「何だと! 忙しい? 生意気な!」
「何が生意気だ! 人の話を良く聞けと言っただろ? この人から、無理やり来いって、言われたんだぞ」
ディーノとロクサーヌの会話を聞いていたのか……
ステファニーがいきなり!
「ディーノ!」
「はい、何ですか? ステファニー様」
「帰ったら……ぶっ飛ばす」
ステファニーの目は本気だ。
ディーノは大きくため息を吐く。
「はあ、仕方がない、分かりました。一応、登録の受け付けをするまでは付き合いますよ」
「登録を受け付けするまでは? 違うでしょ! 私に一生付き合いなさい!」
「それは無理、私に一生なんて。今日は用事もありますから」
「何よ!」
そんなやりとりを繰り返し、通行人の注目を浴びながら……
3人は冒険者ギルドへ到着したのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ギルドの本部1階に3人は足を踏み入れる。
ラッシュの時間帯のせいか、フロアは大勢の冒険者でにぎわっていた。
改めて述べるが……
ステファニーは美しい。
金髪碧眼、鼻筋が「びっ」と通った端麗な顔立ち。
ほどよく突き出た胸に、細くくびれた腰、形の良いお尻……抜群のスタイル。
容姿だけなら、誰もが認める文句なしの美少女である。
割の良い依頼を求めて、執心していた冒険者達も、
ステファニーの姿を認め、思わず手と口を止めた。
喧噪に満ちていたフロアが静まり返る。
静寂の中……
そのステファニーが先頭に立ち、続いてロクサーヌが、そしてディーノがすたすたと歩いて行く。
『業務カウンター席』に座っていたネリーは、ディーノを認め、
声をかけようとして思いとどまった。
ステファニーはカウンターへ行くと、凛とした声で命じる。
「私は、辺境伯クロード・ルサージュが一子、ステファニー・ルサージュ! 冒険者登録の為に赴いたっ! すぐさまギルドマスター、炎の飛燕、ミルヴァ・ラハティへ取次ぎなさいっ!」
「は、はあ……」
ネリーの後任にあたる、受付担当の女性は戸惑いを隠せない。
通常、ギルドマスターが登録者手続き業務を行う事はない。
ディーノの場合は、ミルヴァと懇意だった元ランカー冒険者ガストンの紹介状があったからこそ、実現した特例なのだ。
「も、申し訳ありませんが、冒険者登録ならマスターではなく、業務担当者が行いますので、登録カウンターへ行ってください」
女性の返事を聞いたステファニーはあからさまに不機嫌となる。
低くどすの効いた声で、
「ほう、……このディーノはマスターに会見OKで、私はNG? えら~く素敵な対応するじゃない?」
「え?」
「ぐたぐたほざいてないで! さっさと取次ぎなさい。さもないと……あんたの
顔面にパンチぶち込んで、ぶっ殺すよ」
怒りに燃え、脅すステファニーの目がぎらぎらと輝き、殺気に染まっていた。
こうなると……
完全に脅迫である。
受付の女性は慄《おのの》き、悲鳴をあげる。
「ひ、ひえ~~!!」
さすがにディーノが止めに入る。
「待ってください、ステファニー様、彼女は普通に仕事をしています。脅迫しちゃダメですって」
「ふん! この女が、超生意気だからよ」
「それと……お願いですから、俺を『引き合い』に出さないでください」
と、その時。
魔導昇降機の扉が開き、サブマスター、ブランシュ・オリオルが降りて来た。
屈強な風体の男性冒険者2名を連れている。
ディーノは以前ブランシュから聞いた事がある。
冒険者ギルド内での治安維持も彼女の仕事だと。
ふたりの男性冒険者はギルドの保安担当に違いない。
ブランシュは受付の女性へ、
「どうしたの? 『警報装置』が押されたけど。原因はその金髪の可愛い子?」
と言い、ステファニーを不可解そうに見つめ、首を傾げた。
どうやらブランシュの部屋に通じる『警報装置』が、
受け付けカウンターのどこかに隠されているらしい。
ステファニーに威嚇&脅迫された受け付けの女性は、
己の身の危険を感じ、警報装置を作動させたようだ。
すぐさま反応したのがステファニーである。
「はあ? 警報装置だあ? ふざけるなっ! ぶっ殺すぞ
ぉ!」
「ひええええっっっ!!!」
再び、ステファニーから凄まじい殺気が向けられ、受付の女性は恐怖に囚われた。
当然ディーノが、再び女性をかばう。
「ダメですって、ステファニー様」
ここで初めて、ブランシュがディーノに気付く。
そしてロクサーヌにも。
「あら? ディーノ君。そしてロクサーヌじゃない? 久しぶりね……一体どうしたの?」
「ま、まあ……いろいろありまして」
事情を全く把握出来ず、相変わらず首を傾げるブランシュ。
対して、ディーノは苦笑し、頭をかいていたのだった。
冒険者ギルドへ登録の為、赴くというステファニーに、
ディーノは無理やり付き合わされていた。
ちなみに……
ディーノとステファニーは、ふたりきりではない。
まるで影のように、ロクサーヌが付き従っていたのだ。
ディーノとふたりきりになれると、
ステファニーは考えていたのだろう。
不機嫌そうに眉間にしわを寄せている。
「ロクサーヌ! あんた、何でついて来るのよ?」
「何で? 私は当然同行します。ステファニー様は久々の王都です。万が一の場合があると困りますから」
「万が一? 無敵のこの人に、一体どんな万が一があるってんだよ?」
ロクサーヌの『懸念』を聞き、ディーノは苦笑した。
ステファニーなら、ナンパは勿論、無頼の徒に絡まれても、
全く動じずに無敵だと思うから。
……これまで何人かに話している通り、ディーノには鮮烈な記憶がある。
……フォルス郊外の森でステファニーの『狩猟』に同行した際、
突如、魔物オークが10体ほど出現した事があった。
その為、『勢子』を使い、追い詰めていたせっかくの獲物、
鹿やイノシシが逃げてしまった。
するとステファニーは超が付く激怒。
彼女を守ろうとするロクサーヌや騎士達を制止すると、
あっという間に5体のオークを、どか! ばき! ずが!と、
顔面にグーパンチを喰らわせ、殴殺してしまったのだ。
返り血を浴び悪鬼のようになったステファニーのあまりの剣幕、
そしていびつに変形した仲間の無残な死を目の当たりにし、
残ったオークどもは慌てて遁走した……
護衛の騎士達は、全員が唖然《あぜん》としていた。
無理もない。
深窓の貴族令嬢? が素手でオークを瞬殺したのだから。
ディーノはその時……
巷《ちまた》で噂の腹黒な『悪役令嬢』など、
『上品でおとなしいお嬢様』に思えるくらい、
ステファニーが、魔王のように『遥かに怖ろしい存在』だと確信したのである。
だが、ロクサーヌだけは……
うっとりと、返り血を浴びた悪鬼のステファニーを頼もしそうに見つめていた。
元々、ロクサーヌは主《あるじ》のステファニーを慕っていた。
しかし『心酔』するようになったのは『その事件』以降なのである。
オークの鮮血に身を染めて、憤怒の表情をし、
仁王立ちするステファニー……
その姿は、まるで悪鬼……
おぞましい記憶を手繰り、「ぶるぶる」と身震いするディーノ。
一方、彼の『皮肉』を聞き、ロクサーヌは憤る。
「ディーノ! うっさいぞ! くそしなびた野菜が!」
「誰が! くそしなびた野菜だ!」
「見た目そうだろ! ステファニー様を貶《おとし》めるのなら、ひ弱なお前など全く不要。不快極まりない! さっさと帰れ!」
「ああ、だったら帰る。ロク、良く聞け。ステファニー様から頼まれたから来たが、こう見えても、俺は忙しい」
「何だと! 忙しい? 生意気な!」
「何が生意気だ! 人の話を良く聞けと言っただろ? この人から、無理やり来いって、言われたんだぞ」
ディーノとロクサーヌの会話を聞いていたのか……
ステファニーがいきなり!
「ディーノ!」
「はい、何ですか? ステファニー様」
「帰ったら……ぶっ飛ばす」
ステファニーの目は本気だ。
ディーノは大きくため息を吐く。
「はあ、仕方がない、分かりました。一応、登録の受け付けをするまでは付き合いますよ」
「登録を受け付けするまでは? 違うでしょ! 私に一生付き合いなさい!」
「それは無理、私に一生なんて。今日は用事もありますから」
「何よ!」
そんなやりとりを繰り返し、通行人の注目を浴びながら……
3人は冒険者ギルドへ到着したのである。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ギルドの本部1階に3人は足を踏み入れる。
ラッシュの時間帯のせいか、フロアは大勢の冒険者でにぎわっていた。
改めて述べるが……
ステファニーは美しい。
金髪碧眼、鼻筋が「びっ」と通った端麗な顔立ち。
ほどよく突き出た胸に、細くくびれた腰、形の良いお尻……抜群のスタイル。
容姿だけなら、誰もが認める文句なしの美少女である。
割の良い依頼を求めて、執心していた冒険者達も、
ステファニーの姿を認め、思わず手と口を止めた。
喧噪に満ちていたフロアが静まり返る。
静寂の中……
そのステファニーが先頭に立ち、続いてロクサーヌが、そしてディーノがすたすたと歩いて行く。
『業務カウンター席』に座っていたネリーは、ディーノを認め、
声をかけようとして思いとどまった。
ステファニーはカウンターへ行くと、凛とした声で命じる。
「私は、辺境伯クロード・ルサージュが一子、ステファニー・ルサージュ! 冒険者登録の為に赴いたっ! すぐさまギルドマスター、炎の飛燕、ミルヴァ・ラハティへ取次ぎなさいっ!」
「は、はあ……」
ネリーの後任にあたる、受付担当の女性は戸惑いを隠せない。
通常、ギルドマスターが登録者手続き業務を行う事はない。
ディーノの場合は、ミルヴァと懇意だった元ランカー冒険者ガストンの紹介状があったからこそ、実現した特例なのだ。
「も、申し訳ありませんが、冒険者登録ならマスターではなく、業務担当者が行いますので、登録カウンターへ行ってください」
女性の返事を聞いたステファニーはあからさまに不機嫌となる。
低くどすの効いた声で、
「ほう、……このディーノはマスターに会見OKで、私はNG? えら~く素敵な対応するじゃない?」
「え?」
「ぐたぐたほざいてないで! さっさと取次ぎなさい。さもないと……あんたの
顔面にパンチぶち込んで、ぶっ殺すよ」
怒りに燃え、脅すステファニーの目がぎらぎらと輝き、殺気に染まっていた。
こうなると……
完全に脅迫である。
受付の女性は慄《おのの》き、悲鳴をあげる。
「ひ、ひえ~~!!」
さすがにディーノが止めに入る。
「待ってください、ステファニー様、彼女は普通に仕事をしています。脅迫しちゃダメですって」
「ふん! この女が、超生意気だからよ」
「それと……お願いですから、俺を『引き合い』に出さないでください」
と、その時。
魔導昇降機の扉が開き、サブマスター、ブランシュ・オリオルが降りて来た。
屈強な風体の男性冒険者2名を連れている。
ディーノは以前ブランシュから聞いた事がある。
冒険者ギルド内での治安維持も彼女の仕事だと。
ふたりの男性冒険者はギルドの保安担当に違いない。
ブランシュは受付の女性へ、
「どうしたの? 『警報装置』が押されたけど。原因はその金髪の可愛い子?」
と言い、ステファニーを不可解そうに見つめ、首を傾げた。
どうやらブランシュの部屋に通じる『警報装置』が、
受け付けカウンターのどこかに隠されているらしい。
ステファニーに威嚇&脅迫された受け付けの女性は、
己の身の危険を感じ、警報装置を作動させたようだ。
すぐさま反応したのがステファニーである。
「はあ? 警報装置だあ? ふざけるなっ! ぶっ殺すぞ
ぉ!」
「ひええええっっっ!!!」
再び、ステファニーから凄まじい殺気が向けられ、受付の女性は恐怖に囚われた。
当然ディーノが、再び女性をかばう。
「ダメですって、ステファニー様」
ここで初めて、ブランシュがディーノに気付く。
そしてロクサーヌにも。
「あら? ディーノ君。そしてロクサーヌじゃない? 久しぶりね……一体どうしたの?」
「ま、まあ……いろいろありまして」
事情を全く把握出来ず、相変わらず首を傾げるブランシュ。
対して、ディーノは苦笑し、頭をかいていたのだった。
0
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@コミカライズ連載中
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる