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第2章 ケレメイン公爵家での一週間が始まりました。
19.公爵家七日目。六対一でも、負けません。『え?結婚?伴侶?』
「おかしな物言いをする。」
と公爵。
「オレが、あんたとの話し合いを希望したのは、あんたから、この一週間の報酬をもらうのと、明日からのオレの住まいと仕事の契約をするためだ。
さっさと話をするぞ。」
「何を言っている。」
と公爵。
「時間が勿体ないから、交渉を始めたいんだけど。」
「私と交渉するだと。何を言っている?」
と公爵。
「公爵じゃなきゃ、あんたを呼び出せと、あんたの上司に頼まないよ。」
オレは強気だ。
六対一だから。
弱気になったら、負ける。
「あんたが交渉に応じないというなら、オレは、あんたの上司に交渉をもちかけるわ。あんたのことは、腹心で、友人だそうだ。
あんたのために、報酬の他に、手切れ金と、賠償金も追加で、気前よくオレに払ってくれるんじゃないか、けつまくって逃げてる男の代わりに。」
オレは、胸を張った。
「逃げてる?私が?」
と公爵。
「初対面のオレが、仕事じゃないなら、あんたと行かないと拒否したにも関わらず。
オレを待ち伏せして、オレを誘拐したあげく、気球に乗らないと拒否したオレに構わず、オレを気球に乗せた。
この屋敷についたら、オレに何の説明もせず、置いてけぼり。
昨日、上司が来たから、あんたに帰ってきて、話し合いをするよう伝えたけれどな。
オレが催促しなけりゃ、今日で、この屋敷にきて、一週間だ。
ふざけんな。
オレは、道端の石ころじゃない。」
オレは、きっぱり言ってやった。
「お前を道端の石ころだと考えたことはない。」
と公爵。
「そうか、じゃあ、今から、しっかり交渉に入ろうじゃないか。」
「交渉することなどない。」
と公爵。
「はあ?この期に及んで何を言っているんだ?」
「お前はこの屋敷で暮らすのだから、交渉など無駄だ。」
と公爵。
「暮らさない、と言っているだろう。聞けよ。」
「それより、名前は?なんという?」
と公爵。
「あんたに教える名前なんか、あるか!」
「名前は、必要だ。フジツボとやら。報酬やらの書類を作るだろう?」
と国王陛下。
「これっきりなんだから、仮の名前でいいだろう?
書類の見直しなんて、しないだろうが。」
「偽造文書は、賛成しない。さて、名は?」
と国王陛下。
意地張って、金がもらえないのは、困る。
「ヒサツグ。」
「それだけか?」
「ヒサツグ・ミズト。」
「全部だな?」
と国王陛下。
「ああ。ヒサツグが名前。ミズトが名字。」
「ヒサツグ・ミズト。」
と公爵。
「なんだ、いきなり。」
名前だけ呼んで、終わりか?
公爵は、サラサラと書類を書いた。
公爵の友人その三、司祭と
公爵の友人その一、宰相補佐が書類にサインを入れる。
最後に、公爵の友人その五、国王陛下がサインした。
なんなんだ。
何がしたいんだ、仲良しグループは。
国王陛下は、公爵に、おめでとう、と言っている。
「内輪ネタは、後にしてくれますか?
公爵と交渉に入りたいんですが。」
「ヒサツグもおめでとう。」
と国王陛下。
「今のところ、なんも目出度いことは、起きていません。交渉の先行きがいい、という話ですか?」
「交渉の話をする日はこないだろう。」
と国王陛下。
「しますよ。」
「なぜなら、たった今、ヒサツグは公爵と結婚して、公爵の正式な伴侶になったのだから。」
と国王陛下。
は?はあ?
と公爵。
「オレが、あんたとの話し合いを希望したのは、あんたから、この一週間の報酬をもらうのと、明日からのオレの住まいと仕事の契約をするためだ。
さっさと話をするぞ。」
「何を言っている。」
と公爵。
「時間が勿体ないから、交渉を始めたいんだけど。」
「私と交渉するだと。何を言っている?」
と公爵。
「公爵じゃなきゃ、あんたを呼び出せと、あんたの上司に頼まないよ。」
オレは強気だ。
六対一だから。
弱気になったら、負ける。
「あんたが交渉に応じないというなら、オレは、あんたの上司に交渉をもちかけるわ。あんたのことは、腹心で、友人だそうだ。
あんたのために、報酬の他に、手切れ金と、賠償金も追加で、気前よくオレに払ってくれるんじゃないか、けつまくって逃げてる男の代わりに。」
オレは、胸を張った。
「逃げてる?私が?」
と公爵。
「初対面のオレが、仕事じゃないなら、あんたと行かないと拒否したにも関わらず。
オレを待ち伏せして、オレを誘拐したあげく、気球に乗らないと拒否したオレに構わず、オレを気球に乗せた。
この屋敷についたら、オレに何の説明もせず、置いてけぼり。
昨日、上司が来たから、あんたに帰ってきて、話し合いをするよう伝えたけれどな。
オレが催促しなけりゃ、今日で、この屋敷にきて、一週間だ。
ふざけんな。
オレは、道端の石ころじゃない。」
オレは、きっぱり言ってやった。
「お前を道端の石ころだと考えたことはない。」
と公爵。
「そうか、じゃあ、今から、しっかり交渉に入ろうじゃないか。」
「交渉することなどない。」
と公爵。
「はあ?この期に及んで何を言っているんだ?」
「お前はこの屋敷で暮らすのだから、交渉など無駄だ。」
と公爵。
「暮らさない、と言っているだろう。聞けよ。」
「それより、名前は?なんという?」
と公爵。
「あんたに教える名前なんか、あるか!」
「名前は、必要だ。フジツボとやら。報酬やらの書類を作るだろう?」
と国王陛下。
「これっきりなんだから、仮の名前でいいだろう?
書類の見直しなんて、しないだろうが。」
「偽造文書は、賛成しない。さて、名は?」
と国王陛下。
意地張って、金がもらえないのは、困る。
「ヒサツグ。」
「それだけか?」
「ヒサツグ・ミズト。」
「全部だな?」
と国王陛下。
「ああ。ヒサツグが名前。ミズトが名字。」
「ヒサツグ・ミズト。」
と公爵。
「なんだ、いきなり。」
名前だけ呼んで、終わりか?
公爵は、サラサラと書類を書いた。
公爵の友人その三、司祭と
公爵の友人その一、宰相補佐が書類にサインを入れる。
最後に、公爵の友人その五、国王陛下がサインした。
なんなんだ。
何がしたいんだ、仲良しグループは。
国王陛下は、公爵に、おめでとう、と言っている。
「内輪ネタは、後にしてくれますか?
公爵と交渉に入りたいんですが。」
「ヒサツグもおめでとう。」
と国王陛下。
「今のところ、なんも目出度いことは、起きていません。交渉の先行きがいい、という話ですか?」
「交渉の話をする日はこないだろう。」
と国王陛下。
「しますよ。」
「なぜなら、たった今、ヒサツグは公爵と結婚して、公爵の正式な伴侶になったのだから。」
と国王陛下。
は?はあ?
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