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第4章 夫が真実の愛を捧げる相手はどこにいるのでしょうか?名乗り出てください。
47.『この浮気者!』神子様は公爵と一緒に魔王討伐したそうです。神子様は公爵の腕に絡みついています。公爵?神子様にされるがままですよ?
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医者の妹が勝ち誇ったように言った。
『私は毎日、公爵と会っているわ。あなたなんて、忘れられているわよ!』
医者の妹が言い終わる前に、妹をかかえた医者は、オレの前からいなくなった。
言い逃げか?
おい!説明していけ!
医者の妹のせいで、新婚家庭が崩壊の危機だぞ!
婚姻届を出しただけで、別居しているオレと公爵が、新婚家庭を築けているとは言い切れないけど。
あと、純粋に、オレを巻き込んだ公爵が、オレを放置しているのは、腹が立つ。
説明だけはしろよ!
遅くなってもいいから。
それにしても、医者の妹は、気になることを言っていた。
オレと公爵は、ひんやりした夫婦関係。
これは、クリアしている。
公爵が真実の愛を捧げる相手が、医者の妹なら、オレは、もう日本に帰っているんじゃないか?
つまり、医者の妹は、公爵が真実の愛を捧げる相手からは除外していい。
帰ったら、神子様が、何のことか、ヤグルマさんに聞こう。
会いたくない二人もいなくなった。
ケチがついたまま終わるのは嫌だなー。
もう少しぶらぶらしよう。
知らない人と遭遇した。
20歳くらいの男性。
大学生かなー?
雰囲気からして、社会人じゃなさそうだ。
オレは、公爵の伴侶として王城に来て、国王陛下の姉や、宰相の娘と会っているから、オーダーメイドの良い服を着ている。
知らない若者は、オレと同じくらいに、良い服を着ていた。
金持ちか良いお家の若様なんだろう。
会釈して立ち去ろうとしたら、怒られた。
「なんですか、あなた!」
29歳になって、人前で怒られることがまだ、あったんだなー。
会釈して、怒られるとは、異世界の常識は、難しい。
「観光にきただけなんで、お気になさらず。」
そのまま立ち去ろうとすると。
「この国の国民でありながら、ぼくに対してよくもそんな態度がとれるよね!」
もっと怒られた。
オレは、この国の国民か?
公爵の伴侶だから、一応は、この国の国民になるのか?
出生地で決まるなら、オレは日本国籍のままだけど。
異世界の戸籍法は、どうなっているんだろうな。
そして。
国王陛下でもないのに、
『ぼくのことを知らないなんて!』
と非難してくる若様は、どこの誰なんだ?
知らない、と、正直に言わない方が良さそう。
その時。
「神子様、神子様。どちらですか?」
と言う声が聞こえてきた。
聞き覚えがあるんだが?
物凄く久しぶりに聞くぞ。
何ヶ月ぶりに聞く声だわ。
オレは、毎日聞いていてもおかしくないはずなんだけどなー。
不思議だなー。
声の主は、神子様、と呼びかけながら、歩いている。
姿が見えた。
間違いない!
おい!公爵!
オレの夫!
紙面上のだけどな!
王城にいたのかよ!
オレが、公爵に呼びかけるより前に、目の前の男が、公爵に走り寄っていった。
男は、公爵の腕にしがみついた。
公爵は、振り払わない。
オレは、何を見せられているんだ?
浮気の現場か?
イラッとしたぞ、おい!
「公爵。聞いてくれる?凄く失礼な人がいたんだよ。」
公爵の腕にしがみついている若者の口調が、急に舌っ足らずになった。
さっきまで、ハキハキ喋っていただろう!
ぶりっ子か?
可愛くないぞ!
「神子のぼくを知らんぷりするなんて、どういう神経しているのかなあ。
ぼく、公爵と一緒に、魔王討伐を頑張ったのに。
公爵から、ちゃんと言ってよ。」
と若者。
20歳くらいの若者は、自身を神子って言ったぞ!
しかも、魔王討伐を?
公爵と一緒に頑張った、だあ?
未知の情報が多すぎる。
帰ったら、ヤグルマさんに確認しよう。
若者は、公爵に腕を絡ませながら歩いてくる。
公爵は、若者をなだめながら、若者にされるがまま。
公爵!覚えていろよ!
王城で、堂々と浮気しやがって!
「あの人!」
と若者は、オレを指差した。
失礼だな!
人を指差すんじゃない!
公爵は、若者に向けていた視線を、若者の指差す方に流した。
オレ、自分で分かるくらい、しかめっ面している自信がある。
オレは、公爵と若者が、オレを責める前に、大声で言ってやった。
「この浮気者!」
『私は毎日、公爵と会っているわ。あなたなんて、忘れられているわよ!』
医者の妹が言い終わる前に、妹をかかえた医者は、オレの前からいなくなった。
言い逃げか?
おい!説明していけ!
医者の妹のせいで、新婚家庭が崩壊の危機だぞ!
婚姻届を出しただけで、別居しているオレと公爵が、新婚家庭を築けているとは言い切れないけど。
あと、純粋に、オレを巻き込んだ公爵が、オレを放置しているのは、腹が立つ。
説明だけはしろよ!
遅くなってもいいから。
それにしても、医者の妹は、気になることを言っていた。
オレと公爵は、ひんやりした夫婦関係。
これは、クリアしている。
公爵が真実の愛を捧げる相手が、医者の妹なら、オレは、もう日本に帰っているんじゃないか?
つまり、医者の妹は、公爵が真実の愛を捧げる相手からは除外していい。
帰ったら、神子様が、何のことか、ヤグルマさんに聞こう。
会いたくない二人もいなくなった。
ケチがついたまま終わるのは嫌だなー。
もう少しぶらぶらしよう。
知らない人と遭遇した。
20歳くらいの男性。
大学生かなー?
雰囲気からして、社会人じゃなさそうだ。
オレは、公爵の伴侶として王城に来て、国王陛下の姉や、宰相の娘と会っているから、オーダーメイドの良い服を着ている。
知らない若者は、オレと同じくらいに、良い服を着ていた。
金持ちか良いお家の若様なんだろう。
会釈して立ち去ろうとしたら、怒られた。
「なんですか、あなた!」
29歳になって、人前で怒られることがまだ、あったんだなー。
会釈して、怒られるとは、異世界の常識は、難しい。
「観光にきただけなんで、お気になさらず。」
そのまま立ち去ろうとすると。
「この国の国民でありながら、ぼくに対してよくもそんな態度がとれるよね!」
もっと怒られた。
オレは、この国の国民か?
公爵の伴侶だから、一応は、この国の国民になるのか?
出生地で決まるなら、オレは日本国籍のままだけど。
異世界の戸籍法は、どうなっているんだろうな。
そして。
国王陛下でもないのに、
『ぼくのことを知らないなんて!』
と非難してくる若様は、どこの誰なんだ?
知らない、と、正直に言わない方が良さそう。
その時。
「神子様、神子様。どちらですか?」
と言う声が聞こえてきた。
聞き覚えがあるんだが?
物凄く久しぶりに聞くぞ。
何ヶ月ぶりに聞く声だわ。
オレは、毎日聞いていてもおかしくないはずなんだけどなー。
不思議だなー。
声の主は、神子様、と呼びかけながら、歩いている。
姿が見えた。
間違いない!
おい!公爵!
オレの夫!
紙面上のだけどな!
王城にいたのかよ!
オレが、公爵に呼びかけるより前に、目の前の男が、公爵に走り寄っていった。
男は、公爵の腕にしがみついた。
公爵は、振り払わない。
オレは、何を見せられているんだ?
浮気の現場か?
イラッとしたぞ、おい!
「公爵。聞いてくれる?凄く失礼な人がいたんだよ。」
公爵の腕にしがみついている若者の口調が、急に舌っ足らずになった。
さっきまで、ハキハキ喋っていただろう!
ぶりっ子か?
可愛くないぞ!
「神子のぼくを知らんぷりするなんて、どういう神経しているのかなあ。
ぼく、公爵と一緒に、魔王討伐を頑張ったのに。
公爵から、ちゃんと言ってよ。」
と若者。
20歳くらいの若者は、自身を神子って言ったぞ!
しかも、魔王討伐を?
公爵と一緒に頑張った、だあ?
未知の情報が多すぎる。
帰ったら、ヤグルマさんに確認しよう。
若者は、公爵に腕を絡ませながら歩いてくる。
公爵は、若者をなだめながら、若者にされるがまま。
公爵!覚えていろよ!
王城で、堂々と浮気しやがって!
「あの人!」
と若者は、オレを指差した。
失礼だな!
人を指差すんじゃない!
公爵は、若者に向けていた視線を、若者の指差す方に流した。
オレ、自分で分かるくらい、しかめっ面している自信がある。
オレは、公爵と若者が、オレを責める前に、大声で言ってやった。
「この浮気者!」
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