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第5章 いつになったら、日本に帰れますか?
87.『公爵を幸せにしたら、日本に帰れますか?』女神様は、英雄の幸せが喜ばしい。『そなたは、妾の民ぞ。』オレ、涙が止まりません。
「英雄は、そなたに真実の愛を捧げて結婚しておる。」
「オレと公爵は、結婚が先でした。順番は関係ないんですか?」
順番が、逆なら、ダメになるよなー?
ダメと言ってくれ!
「妾は、英雄の幸せが喜ばしい。」
と女神様。
英雄?
ああ、公爵のことか。
公爵、女神様に愛されていて、良かったなー。
オレは、公爵に心の中で、語りかけていた。
「そなたに祝福を授ける。」
いや、だから、公爵の幸せを望んで、オレに祝福を与える流れに?
ひょっとして?
「オレが、女神様の祝福を授かるのは、公爵が、オレに真実の愛を捧げて結婚しているから、ですか?
オレに女神様の祝福があることで、公爵は幸せになるんですか?」
「ふむ。」
「オレが日本に帰った後に公爵と結婚する人が、女神様の祝福を授かるのは、公爵の幸せに効果がありませんか?」
「そなた。帰る、帰ると話しておるが、そなたはどこに帰ろうとしておる?」
と女神様。
「元の世界のオレが暮らしていた国に、です。」
「そなたは、妾の民であろうに。」
と女神様。
「オレは、生まれも育ちも日本です。
いつの間にか、こちらにおりましたが。
女神様。オレがこちらにいることは、女神様に関係しますか?」
「ふむ。」
「オレは、こちらに来る前に、女神様とお会いした記憶はありません。
女神様は、何かをオレに期待されていますか?
神子様は、こちらに来る前に、女神様と会っていますよね?」
「ふむ。英雄の幸せをな。」
と女神様。
「オレが、日本に帰る条件は、公爵の幸せ、ですか?」
それを達成したら、オレは、日本に帰れる?
公爵を幸せにするのは、オレも願ったりかなったり。
公爵を幸せにすることが条件なら、やる気アップ!
「公爵を幸せ判定する条件は、なんですか?」
曖昧さ回避で、聞いておかないと。
「妾の民は、妾の世界から出ていかぬ。」
と女神様。
「そうですか。」
なんだろうな?
「そなたは、妾の民。」
と女神様。
「オレは、こちらの生まれではありません。」
「そなたは、英雄と結婚して、妾の民となった。」
と女神様。
え?結婚?
異世界人でも、結婚したら、女神様の民になる?
女神様の民は、世界を越えて、行き来しない、と女神様がさっき話をしていた。
だとすれば。
公爵と結婚した時点で、オレは、女神様の民。
オレと日本との縁は切れていることになる。
オレが日本に帰る日は、二度とこない。
知ってしまった事実は、オレには衝撃的過ぎた。
だって、オレが結婚してから、半年。
オレは、日本に帰りたいという目的を胸に、一心不乱に生きてきた。
それが全部、オレの空回りだったんだ?
オレの両目から、涙が溢れてきた。
涙は、次々に溢れてきて、オレの頬と寝間着を濡らしていく。
オレは、ただ突っ立ったまま、静かに涙を流している。
泣くことでしか、今は、もう。
女神様が目の前にいるにも関わらず、オレは、女神様と会話する気力を完全に失った。
女神様は、話さなくなったオレの心臓の上らへんに手を置く。
「そなたに祝福を授ける。」
「オレと公爵は、結婚が先でした。順番は関係ないんですか?」
順番が、逆なら、ダメになるよなー?
ダメと言ってくれ!
「妾は、英雄の幸せが喜ばしい。」
と女神様。
英雄?
ああ、公爵のことか。
公爵、女神様に愛されていて、良かったなー。
オレは、公爵に心の中で、語りかけていた。
「そなたに祝福を授ける。」
いや、だから、公爵の幸せを望んで、オレに祝福を与える流れに?
ひょっとして?
「オレが、女神様の祝福を授かるのは、公爵が、オレに真実の愛を捧げて結婚しているから、ですか?
オレに女神様の祝福があることで、公爵は幸せになるんですか?」
「ふむ。」
「オレが日本に帰った後に公爵と結婚する人が、女神様の祝福を授かるのは、公爵の幸せに効果がありませんか?」
「そなた。帰る、帰ると話しておるが、そなたはどこに帰ろうとしておる?」
と女神様。
「元の世界のオレが暮らしていた国に、です。」
「そなたは、妾の民であろうに。」
と女神様。
「オレは、生まれも育ちも日本です。
いつの間にか、こちらにおりましたが。
女神様。オレがこちらにいることは、女神様に関係しますか?」
「ふむ。」
「オレは、こちらに来る前に、女神様とお会いした記憶はありません。
女神様は、何かをオレに期待されていますか?
神子様は、こちらに来る前に、女神様と会っていますよね?」
「ふむ。英雄の幸せをな。」
と女神様。
「オレが、日本に帰る条件は、公爵の幸せ、ですか?」
それを達成したら、オレは、日本に帰れる?
公爵を幸せにするのは、オレも願ったりかなったり。
公爵を幸せにすることが条件なら、やる気アップ!
「公爵を幸せ判定する条件は、なんですか?」
曖昧さ回避で、聞いておかないと。
「妾の民は、妾の世界から出ていかぬ。」
と女神様。
「そうですか。」
なんだろうな?
「そなたは、妾の民。」
と女神様。
「オレは、こちらの生まれではありません。」
「そなたは、英雄と結婚して、妾の民となった。」
と女神様。
え?結婚?
異世界人でも、結婚したら、女神様の民になる?
女神様の民は、世界を越えて、行き来しない、と女神様がさっき話をしていた。
だとすれば。
公爵と結婚した時点で、オレは、女神様の民。
オレと日本との縁は切れていることになる。
オレが日本に帰る日は、二度とこない。
知ってしまった事実は、オレには衝撃的過ぎた。
だって、オレが結婚してから、半年。
オレは、日本に帰りたいという目的を胸に、一心不乱に生きてきた。
それが全部、オレの空回りだったんだ?
オレの両目から、涙が溢れてきた。
涙は、次々に溢れてきて、オレの頬と寝間着を濡らしていく。
オレは、ただ突っ立ったまま、静かに涙を流している。
泣くことでしか、今は、もう。
女神様が目の前にいるにも関わらず、オレは、女神様と会話する気力を完全に失った。
女神様は、話さなくなったオレの心臓の上らへんに手を置く。
「そなたに祝福を授ける。」
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