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第6章 異世界で公爵の伴侶やってます。溺愛とは、何でしょうか。
90.神子様曰く。『ぼくが、公爵を選んだ。』国王陛下と公爵の因縁の発端は、神子様にありましたか?
呼ばれてやってきた神子様に、オレの話を聞いて、相談に乗ってくれ、と話すと。
嫌な顔をされた。
「図太いにも程があるよ。ぼくは、あなたが嫌いだと言ったよね?」
と神子様。
神子様と話していると、口の調子が戻る。
クセになっているのかな。
「オレも、神子様のことは好きじゃないけれど、この話をするのは、神子様以外に考えられない。」
「女神様関係だよね?」
と神子様。
神子様が驚かなかったことに、オレは驚いた。
「想像していた?」
「女神様は、女神様の民は大事。
英雄は特別。
あなたは、真実の愛を捧げられたから、英雄の伴侶として、女神様に認められたよね?」
と神子様。
「その通りだなー。」
「ぼくは女神様に期待していない。
女神様は、女神様の民以外は、大事にしない。
神子を特別扱いするのは魔王が現れた国の上層部。
人間だよ。
ぼくは、女神様が、神子を呼んでおきながら、神子に何もサポートする気がないと分かったときに、女神様の本質に気づいた。
女神様は、ぼくのことは、どうでもいいんだよ。最初から。」
と神子様。
「どうでもいい?そこまで?」
オレも、そんな気はしていたけど。
「こちらの民は、魔王になるほどの力を持っていない。
神子は、女神の力を持っているから、魔王になり得る。
魔王になった元神子を討伐するために、新しい神子を外から連れてくる。
こちらの民の魔王討伐は、神子を経由して女神様の力を使うから、民自身の負担は少ない。
これだけ言えば。
女神様が、こちらの民をどれほど大切にしているか分かるよね?」
と神子様。
神子様は、続けた。
「ぼく、女神様も嫌いだよ。」
「好き嫌いがハッキリしているんだなー。」
「ぼくは、甘やかされた人も甘やかした人も、両方嫌い。
こちらの民は、女神様に甘やかされて、残念人間の宝庫だよ。」
と神子様。
「神子様は、オレより知り合いが多いだろうから、残念人間と知り合う機会も多いんだな。」
オレは、出会った人の内の何人かの顔を思い浮かべた。
「そうだよ。ぼくが、公爵を選んだのは、公爵だけは残念人間じゃなかったから。」
と神子様。
「選んだ?何から公爵を?」
初耳だぞ?
オレは、公爵の伴侶なのに。
「神子は、英雄を選べるんだよ。」
と神子様。
「どの範囲から?」
「国の上層部が用意した範囲。」
と神子様。
「現実的だな。」
「この国は、英雄候補を色々揃えてきたよ。
あなたの知り合いも、英雄候補だよ?」
と神子様。
「知り合い?」
誰だ?
「国王陛下、宰相補佐、近衛騎士団の副団長。
国王陛下の姉や、宰相の娘もいたよ。
公爵以外は、ロクデナシしかいない。」
と神子様。
上層部の若者に絞ったんだなー、としか言えないな。
国王陛下の姉と宰相の娘、元気かなー?
「英雄候補として、公爵は、数合わせに呼ばれたんだよ。
終わりかけに滑り込みで、部屋に入ってきた。
公爵を見て、ぼくは、この人にする、と決めた。
国王陛下は、自分か、国王陛下の姉を選ばせたがっていたから、苦い顔をしたけど、ぼくに反対はしなかった。
ぼくは、神子だから。」
と神子様。
「国王陛下と宰相補佐と近衛騎士団の副団長は、数合わせの公爵に蹴落とされたんだな。
国王陛下が、表向きは友人を装おっているけれど、公爵へのアタリが強い理由は、嫉妬じゃないよなー?」
「国王陛下は、公爵に嫉妬したというより、眼中になかった目下の公爵に出し抜かれたのが嫌だったんだよ。
公爵とぼくが仲良くなったら、ぼくの女神様の力に頼りたいとき、公爵のご機嫌取りが必要になるんだよ?」
と神子様。
私人としても、公人としても、公爵は、国王陛下にとって、目の上のたんこぶになったんだなー。
「国王陛下は、妻帯者だから、ぼくは最初から除外していたけれどね。
国王陛下は、自分が選ばれなければ、次点で、国王陛下の姉だと考えていたよ。
目くそ鼻くそのクセに、生意気。」
と神子様。
嫌な顔をされた。
「図太いにも程があるよ。ぼくは、あなたが嫌いだと言ったよね?」
と神子様。
神子様と話していると、口の調子が戻る。
クセになっているのかな。
「オレも、神子様のことは好きじゃないけれど、この話をするのは、神子様以外に考えられない。」
「女神様関係だよね?」
と神子様。
神子様が驚かなかったことに、オレは驚いた。
「想像していた?」
「女神様は、女神様の民は大事。
英雄は特別。
あなたは、真実の愛を捧げられたから、英雄の伴侶として、女神様に認められたよね?」
と神子様。
「その通りだなー。」
「ぼくは女神様に期待していない。
女神様は、女神様の民以外は、大事にしない。
神子を特別扱いするのは魔王が現れた国の上層部。
人間だよ。
ぼくは、女神様が、神子を呼んでおきながら、神子に何もサポートする気がないと分かったときに、女神様の本質に気づいた。
女神様は、ぼくのことは、どうでもいいんだよ。最初から。」
と神子様。
「どうでもいい?そこまで?」
オレも、そんな気はしていたけど。
「こちらの民は、魔王になるほどの力を持っていない。
神子は、女神の力を持っているから、魔王になり得る。
魔王になった元神子を討伐するために、新しい神子を外から連れてくる。
こちらの民の魔王討伐は、神子を経由して女神様の力を使うから、民自身の負担は少ない。
これだけ言えば。
女神様が、こちらの民をどれほど大切にしているか分かるよね?」
と神子様。
神子様は、続けた。
「ぼく、女神様も嫌いだよ。」
「好き嫌いがハッキリしているんだなー。」
「ぼくは、甘やかされた人も甘やかした人も、両方嫌い。
こちらの民は、女神様に甘やかされて、残念人間の宝庫だよ。」
と神子様。
「神子様は、オレより知り合いが多いだろうから、残念人間と知り合う機会も多いんだな。」
オレは、出会った人の内の何人かの顔を思い浮かべた。
「そうだよ。ぼくが、公爵を選んだのは、公爵だけは残念人間じゃなかったから。」
と神子様。
「選んだ?何から公爵を?」
初耳だぞ?
オレは、公爵の伴侶なのに。
「神子は、英雄を選べるんだよ。」
と神子様。
「どの範囲から?」
「国の上層部が用意した範囲。」
と神子様。
「現実的だな。」
「この国は、英雄候補を色々揃えてきたよ。
あなたの知り合いも、英雄候補だよ?」
と神子様。
「知り合い?」
誰だ?
「国王陛下、宰相補佐、近衛騎士団の副団長。
国王陛下の姉や、宰相の娘もいたよ。
公爵以外は、ロクデナシしかいない。」
と神子様。
上層部の若者に絞ったんだなー、としか言えないな。
国王陛下の姉と宰相の娘、元気かなー?
「英雄候補として、公爵は、数合わせに呼ばれたんだよ。
終わりかけに滑り込みで、部屋に入ってきた。
公爵を見て、ぼくは、この人にする、と決めた。
国王陛下は、自分か、国王陛下の姉を選ばせたがっていたから、苦い顔をしたけど、ぼくに反対はしなかった。
ぼくは、神子だから。」
と神子様。
「国王陛下と宰相補佐と近衛騎士団の副団長は、数合わせの公爵に蹴落とされたんだな。
国王陛下が、表向きは友人を装おっているけれど、公爵へのアタリが強い理由は、嫉妬じゃないよなー?」
「国王陛下は、公爵に嫉妬したというより、眼中になかった目下の公爵に出し抜かれたのが嫌だったんだよ。
公爵とぼくが仲良くなったら、ぼくの女神様の力に頼りたいとき、公爵のご機嫌取りが必要になるんだよ?」
と神子様。
私人としても、公人としても、公爵は、国王陛下にとって、目の上のたんこぶになったんだなー。
「国王陛下は、妻帯者だから、ぼくは最初から除外していたけれどね。
国王陛下は、自分が選ばれなければ、次点で、国王陛下の姉だと考えていたよ。
目くそ鼻くそのクセに、生意気。」
と神子様。
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