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第7章 オレは、英雄公爵と並んで歩いています。始まりは、一人と一人でしたね。道なき道を切り拓きます。
205.女神様と、女神様の民。『女神様、魔王により消失した人やものは?』
女神様は、女神様の民を可愛がっている。
女神様が、女神様の民をひどい目に遭わせることはないと思う。
だから、聞く。
「女神様。人やものは、魔王の消失で、存在を抹消されるわけじゃないよな?
オレは、公爵領で、消失した人を調べた。
消失するのは、ある程度の年齢で、勢いや体力ではなく、技術や特技を極めたものだ。
人の世に置いておくより、女神様の近くに置いておく方がいいのか?」
「何を?」
部屋の中のオレ以外が、目を見張る。
「女神様の覚えがめでたい人やものは、人の世から、引き抜かれて、神の世界に連れていかれたんじゃないのかな?」
「戻ってくるのか?」
と国王陛下。
「神の世界の住人は、人の世にいたころとは同じじゃなくなっているぞ。戻ってきても、他人だ。人の心が残っていると思うな。」
国王陛下は、考えこんだ。
女神様は、否定しない。
肯定もしないが。
女神様と会話しているうちに、女神様は、気に入ったものは、側に置きたい、近くで見たい派だと分かった。
国王陛下をしもべにするのも。
英雄によるしもべの新陳代謝をはかるのも。
女神様は、女神様の民を可愛がっているが、博愛かというと、違う。
女神様の感覚では、女神様の民は、女神様の所有物、という感覚だ。
神の世は、自分のコレクションを愛でる場所。
人の世は、探す場所。
国王陛下は、しもべ。
しもべがいると、女神様はやりやすいのだろう。
神子が、魔王化したときに、消失が始まる原因は、女神様にある。
神子は、女神様の力を授かっていても、自分自身で使うことはできない。
神子であるうちは、女神様の力が、隠れている。
神子が魔王化すると、隠れていた女神様の力が表面に出てくる。
女神様の力は、女神様の欲望を忠実に叶えていく。
女神様の気に入ったものを人の世から消失させて、神の世に移す。
女神様は、女神様のお気に入りを女神様の近くにおく。
魔王化した元神子により消失が増え続けると、ある日、魔王討伐のために、異世界から新しい神子が召喚されて、人の世に降ろされる。
魔王を討伐するために、神子を召喚するタイミングを決めるのは、女神様。
新しい神子を召喚する時期。
それは、
女神様が、神の世に増えたものに満足したタイミングじゃないのかな?
神子を召喚するのは、女神様。
魔王化した元神子は、二度と元には戻らない。
女神様の力が、女神様の欲望に忠実にあふれ出ている状態が、元神子の魔王化。
使用前の乾電池は、保存がきく。
一回でも使用した乾電池が、使用前には戻らないのと同じ。
神子が魔王化することは、女神様には織り込み済み。
女神様が、神子を召喚するのは、人の世のお気に入りを集め終わったから、消失により、人の世から神の世に入ってくるのを止めるため。
魔王討伐した後、召喚した神子が、魔王化するまで、タイムラグがあるのは、女神様のお気に入りが見つかるまでの時間。
神子に女神様の力が内包している限り、神子は魔王化する因子を備えている。
その因子が、魔王化に働くトリガーがある。
神子が、女神様とする約束で。
『英雄が神子以外を添い遂げる相手に選んだとき、英雄が選んだ相手が傷ついたり殺されると、神子は魔王になる。』
という条件がある。
これが、トリガーだ。
神子自身が、魔王になる条件に合致した、魔王になってしまう、と考えたら、神子は魔王化する。
神子の体に、内包されていた女神様の力が、体の表面に出てくる。
女神様の欲望のままに、消失が始まる。
この世は、女神様の農園。
女神様は、好きなときに、好きなものを収穫する。
女神様は、農園に種を蒔いて、水やりをし、肥料をやる。
神子は、神子であるうちは栄養剤。
魔王になれば、全自動収穫機械。
実に良くできている。
女神様に、関わってはいけない。
女神様が顕現して早々に、神子様を元の世界に戻しておいたのは、正解だった。
女神様が、女神様の民をひどい目に遭わせることはないと思う。
だから、聞く。
「女神様。人やものは、魔王の消失で、存在を抹消されるわけじゃないよな?
オレは、公爵領で、消失した人を調べた。
消失するのは、ある程度の年齢で、勢いや体力ではなく、技術や特技を極めたものだ。
人の世に置いておくより、女神様の近くに置いておく方がいいのか?」
「何を?」
部屋の中のオレ以外が、目を見張る。
「女神様の覚えがめでたい人やものは、人の世から、引き抜かれて、神の世界に連れていかれたんじゃないのかな?」
「戻ってくるのか?」
と国王陛下。
「神の世界の住人は、人の世にいたころとは同じじゃなくなっているぞ。戻ってきても、他人だ。人の心が残っていると思うな。」
国王陛下は、考えこんだ。
女神様は、否定しない。
肯定もしないが。
女神様と会話しているうちに、女神様は、気に入ったものは、側に置きたい、近くで見たい派だと分かった。
国王陛下をしもべにするのも。
英雄によるしもべの新陳代謝をはかるのも。
女神様は、女神様の民を可愛がっているが、博愛かというと、違う。
女神様の感覚では、女神様の民は、女神様の所有物、という感覚だ。
神の世は、自分のコレクションを愛でる場所。
人の世は、探す場所。
国王陛下は、しもべ。
しもべがいると、女神様はやりやすいのだろう。
神子が、魔王化したときに、消失が始まる原因は、女神様にある。
神子は、女神様の力を授かっていても、自分自身で使うことはできない。
神子であるうちは、女神様の力が、隠れている。
神子が魔王化すると、隠れていた女神様の力が表面に出てくる。
女神様の力は、女神様の欲望を忠実に叶えていく。
女神様の気に入ったものを人の世から消失させて、神の世に移す。
女神様は、女神様のお気に入りを女神様の近くにおく。
魔王化した元神子により消失が増え続けると、ある日、魔王討伐のために、異世界から新しい神子が召喚されて、人の世に降ろされる。
魔王を討伐するために、神子を召喚するタイミングを決めるのは、女神様。
新しい神子を召喚する時期。
それは、
女神様が、神の世に増えたものに満足したタイミングじゃないのかな?
神子を召喚するのは、女神様。
魔王化した元神子は、二度と元には戻らない。
女神様の力が、女神様の欲望に忠実にあふれ出ている状態が、元神子の魔王化。
使用前の乾電池は、保存がきく。
一回でも使用した乾電池が、使用前には戻らないのと同じ。
神子が魔王化することは、女神様には織り込み済み。
女神様が、神子を召喚するのは、人の世のお気に入りを集め終わったから、消失により、人の世から神の世に入ってくるのを止めるため。
魔王討伐した後、召喚した神子が、魔王化するまで、タイムラグがあるのは、女神様のお気に入りが見つかるまでの時間。
神子に女神様の力が内包している限り、神子は魔王化する因子を備えている。
その因子が、魔王化に働くトリガーがある。
神子が、女神様とする約束で。
『英雄が神子以外を添い遂げる相手に選んだとき、英雄が選んだ相手が傷ついたり殺されると、神子は魔王になる。』
という条件がある。
これが、トリガーだ。
神子自身が、魔王になる条件に合致した、魔王になってしまう、と考えたら、神子は魔王化する。
神子の体に、内包されていた女神様の力が、体の表面に出てくる。
女神様の欲望のままに、消失が始まる。
この世は、女神様の農園。
女神様は、好きなときに、好きなものを収穫する。
女神様は、農園に種を蒔いて、水やりをし、肥料をやる。
神子は、神子であるうちは栄養剤。
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女神様に、関わってはいけない。
女神様が顕現して早々に、神子様を元の世界に戻しておいたのは、正解だった。
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