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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
312.カズラくんの彼氏を引き抜けば、スパイ対策もできて、ケレメイン大公国のスパイの育成もできますね?利のある話、引き抜き頑張りましょうか?
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「カズラくんの彼氏の情報は、後で対策を練る前に詳しく聞くことにする。」
「断らないんだ?」
とカズラくん。
「カズラくんが欲しいなら。」
「ぼくは欲しいよ。彼の本気度は、これからさらけ出してもらう。彼自身に。」
とカズラくん。
カズラくんは、ブレないなー。
「引き抜きはしても、カズラくんとの関係が継続するかどうかは、彼自身とカズラくん次第。そこはおさえていてほしい。」
スパイが、ハニートラップ目的でカズラくんに近づいたなら、本心は違うところにある可能性が高い。
「本命がいるのは、二回目。」
とカズラくん。
一回目の本命は、クロードにとってのオレ。
一回目は、後から出てきたオレがかっさらった。
今回、ハニートラップで近づかれたなら、本命が別にいてもおかしくない。
本命は、いないかもしれないけれど。
色恋沙汰で、責められる相手がいるとしたら、ハニートラップを仕掛けた方。
カズラくんは、仕掛けられたハニートラップを利用すると決めた。
次の外交先は、修羅場か愁嘆場だな。
クロードのとき、カズラくんは諦めた。
カズラくんは、神子様として、この世界の女神様に縛られていた。
神子様という呪縛を断ち切らないことには、この世界にいるカズラくんに未来は望めなかった。
今回、カズラくんを縛り付けるものは、なにもない。
オレとカズラくんは、それを理解している。
クロードのいないときに、オレだけのときに、カズラくんが、要望を出したのは。
オレだけが、カズラくんの状況を正確に理解しているから。
クロードとオレではなく、オレだけが。
「カズラくんの望む未来が訪れるか分からないけれど、引き抜きはする。
ケレメイン大公国に、一流のスパイがいれば、スパイの育成とスパイ対策に手を付けられるからな。」
「ヒサツグにも利がある話になって良かったね?」
とカズラくん。
「オレに、というより、ケレメイン大公国に、だな。」
オレ達は、好きに飲み食いしながら、話をする。
「カズラくんに、聞きたいことが増えた。」
「何?」
とカズラくん。
「ミーレ長官に働きかける勢力を知りたい。
ミーレ長官は、脅迫されている可能性が高い。
マウンテン王国の女王陛下だったお母さんの死に関して、妻子の命を盾に、何かを強制されようとしている。
誰が、どんな目的で、ミーレ長官に何を強制しようとして、脅迫しているのか、情報が欲しい。
オレは、ミーレ長官とその家族を害する動きは、阻止する予定だからな。」
「ミーレ長官から、報告は?」
とカズラくん。
「報告することを拒否された。今、報告を命じても、肝心なところは、話さないと思う。
ミーレ長官をエサ場にしてスパイ集めをさせ、ミーレ長官の妻子が観察して記録したことを、家族揃って、オレに報告するように命令してある。」
「ミーレ長官の周りはスパイの出入りが多いから、断定は難しいよ。」
とカズラくん。
「多いのか?」
各国スパイに自由行動を許している最中だけど。
「ヒサツグが、マウンテン王国から引き抜いてきて直接使っているミーレ長官は、スパイに大人気。」
とカズラくん。
ああ、オレ、引き抜きの前科があったんだなー。
カズラくんが、迷いなく、引き抜いてこい、とオレに要望を出してくるわけだ。
「ミーレ長官、気を付けて見ておくようにするよ。」
とカズラくん。
「よろしく。サーバル王国側の話は?」
王女様をクロードに輿入れする密約はあったのかな?
「断らないんだ?」
とカズラくん。
「カズラくんが欲しいなら。」
「ぼくは欲しいよ。彼の本気度は、これからさらけ出してもらう。彼自身に。」
とカズラくん。
カズラくんは、ブレないなー。
「引き抜きはしても、カズラくんとの関係が継続するかどうかは、彼自身とカズラくん次第。そこはおさえていてほしい。」
スパイが、ハニートラップ目的でカズラくんに近づいたなら、本心は違うところにある可能性が高い。
「本命がいるのは、二回目。」
とカズラくん。
一回目の本命は、クロードにとってのオレ。
一回目は、後から出てきたオレがかっさらった。
今回、ハニートラップで近づかれたなら、本命が別にいてもおかしくない。
本命は、いないかもしれないけれど。
色恋沙汰で、責められる相手がいるとしたら、ハニートラップを仕掛けた方。
カズラくんは、仕掛けられたハニートラップを利用すると決めた。
次の外交先は、修羅場か愁嘆場だな。
クロードのとき、カズラくんは諦めた。
カズラくんは、神子様として、この世界の女神様に縛られていた。
神子様という呪縛を断ち切らないことには、この世界にいるカズラくんに未来は望めなかった。
今回、カズラくんを縛り付けるものは、なにもない。
オレとカズラくんは、それを理解している。
クロードのいないときに、オレだけのときに、カズラくんが、要望を出したのは。
オレだけが、カズラくんの状況を正確に理解しているから。
クロードとオレではなく、オレだけが。
「カズラくんの望む未来が訪れるか分からないけれど、引き抜きはする。
ケレメイン大公国に、一流のスパイがいれば、スパイの育成とスパイ対策に手を付けられるからな。」
「ヒサツグにも利がある話になって良かったね?」
とカズラくん。
「オレに、というより、ケレメイン大公国に、だな。」
オレ達は、好きに飲み食いしながら、話をする。
「カズラくんに、聞きたいことが増えた。」
「何?」
とカズラくん。
「ミーレ長官に働きかける勢力を知りたい。
ミーレ長官は、脅迫されている可能性が高い。
マウンテン王国の女王陛下だったお母さんの死に関して、妻子の命を盾に、何かを強制されようとしている。
誰が、どんな目的で、ミーレ長官に何を強制しようとして、脅迫しているのか、情報が欲しい。
オレは、ミーレ長官とその家族を害する動きは、阻止する予定だからな。」
「ミーレ長官から、報告は?」
とカズラくん。
「報告することを拒否された。今、報告を命じても、肝心なところは、話さないと思う。
ミーレ長官をエサ場にしてスパイ集めをさせ、ミーレ長官の妻子が観察して記録したことを、家族揃って、オレに報告するように命令してある。」
「ミーレ長官の周りはスパイの出入りが多いから、断定は難しいよ。」
とカズラくん。
「多いのか?」
各国スパイに自由行動を許している最中だけど。
「ヒサツグが、マウンテン王国から引き抜いてきて直接使っているミーレ長官は、スパイに大人気。」
とカズラくん。
ああ、オレ、引き抜きの前科があったんだなー。
カズラくんが、迷いなく、引き抜いてこい、とオレに要望を出してくるわけだ。
「ミーレ長官、気を付けて見ておくようにするよ。」
とカズラくん。
「よろしく。サーバル王国側の話は?」
王女様をクロードに輿入れする密約はあったのかな?
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