虹色小判

しまたろす

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第3章 転移編

32 異世界BBQ

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「「「家じゃん!」」」


「澪音お前まじで能力チートだわ。おかげで俺らの机たちが無駄になったわ。」


「ちゃんとした家で過ごせるのですから、私し達の頑張りなんて、苦労でもなんでもありませんわ。」


「お前木切ってただけだろうが。しかもよそ見しながら適当に!9割俺の作品だわ!」


「空海うっさいわね。琥珀ちゃんの言うとおり、快適になるんだからいいじゃない。じゃあ、あんた外で食べて机でも抱えて寝なさい。」


「ごめんなさい。俺もびっくりだよ。まさか出来るとは。しかも魔力を消費するのは1回分だから、この規模でも調味料と一緒の消費量だよ。」


「ちっ。こうなったら庭作っぞ、庭。そしてこの机と椅子でBBQすっぞ」


余程の力作なのか愛着なのか叫ぶように、言い放つ空海くん。




「ドラゴンが出てくるような庭で、BBQなんて出来るわけないでしょ。」


葉月さんが呆れ気味に返した。


「俺の結界があるから余裕だろ!」


「煙が篭って嫌だわ。」


「一方通行にも出来るんだよ!」


「あらそう。ならすこし遅いけどBBQに洒落込もうかしら。」


少し怖いがドラゴンが落ちも大丈夫な結界なら
大丈夫なはず。。


「ま、庭はまだ無えからそのへんでやるか。で、おまえらは何とってきたんだよ?」


「それっぽい山菜とあと豚肉かな。」


そう答えた雷牙くんが、チラッと葉月さんを見る。
すると何もない空間から山菜と豚の化け物、
俗に言うオーク?が出てくる。


「私の能力の1つで亜空間に色んなものを放り込めるわ。」


「「「「ここにもチートが!」」」」


「オークですか。捌きますよ。神様の所で学んだ知識でいけると思います。」


「異世界最初の食事らしくなってきたわね。」


食材以外異世界があまり無いが、みんなでワイワイできるのはいいよね~。


「じゃあ足りないものは、呪文ダジャレが浮かぶ限りは俺が出すから、いい言葉があったら教えて。とりあえず‥」

を目の前に、つけた
煉瓦・・があるから通れんが・・・
があそこのにある
ライター・・・・の箱をひらいたー・・・・

こんなとこかな?


「凄~。澪音くん様々だね~。」


素直に関心する、すみれさんに対し


「○ラ○もんかよ。」


冷静にツッコミをいれる空海くん。


「あとは家の物が使えそうだね。じゃあ始めようか!」


音頭をとる雷牙くん。

なんと俺が出してしまった家は、建物だけではなく、
すぐに生活が始められるくらい家具や備品が、揃っていたのだ。
魔法は本当に魔法なのを実感した。
まあ実戦では使いにくい魔法だと思うけど。



その後こっそり空海が話しかけてきた。
俺は渋々呪文を唱えた。

吸う・・煙草が箱出現

ライターを見て考えたらしい。
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