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「アウラ様科学的というともしかして最近隣国で開発された魔道具のことをおっしゃってますか?」
彼女の疑問に答えたのは師匠、流石だなあと心の中で感心しているとアウラさんは再び口を開いた
「そうです流石ライラ様ご存じでしたか・・・・双子であることを考えるとマリーさんがこんなにも似ているので間違いないとは思います聖魔法を使える点を考えてもシュバイツァー公爵家の娘であるとは思いますが万が一という可能性もないとはいいきれません現に公爵家の血をひいていない私が聖魔法を使えるのですお義父様どうか魔道具での鑑定を了承してはいただけないでしょうか」
「そうだな・・・・・科学的に証明出来ればそれに越したことはないが」
「お義父様!では鑑定のほうはやってみてもいいですか?」
「やってみてもいいがその隣国の魔道具とやらはあるのかい?なかなか手に入らないと聞いたが」
「只今お持ちいたします!さあこちらに持ってきてちょうだい!!」
アウラさんが手を叩くと侍女がゆっくりと中に入ってきてワゴンに乗せた魔道具らしきものを私たちの目の前に置いた、黒い箱のようなものの上には透明な皿のようなものが置いてあり一番先に目を惹いた何故ならこんなにも透明なものを見たのはこの世界では初めてだったからだ純粋に美しいと思っていると彼女の視線を感じた
「これは偶然わたしの友人から譲り受けたものですあまりに美しいので譲ってもらったのですがまさか親子鑑定をするものだったとは考えもしなくて」
「そうだったのだな・・・・・しかし美しいものだこんなに透明なものを初めて見たがどうやって使うんだい?」
「こちらの透明な皿に数滴の血を垂らしますそして隣のもう一つの皿に鑑定したい人物の血を数滴垂らすのだそうです親子であるならばこの魔道具が光り親子でないなら反応がないそうです」
「姉上これはまた素晴らしいものですねでもこんな貴重なものを譲っていただけるお友達ってどなたなのですか?」
「どなたって・・・・・あ、あなたの知らない人よ!そんなことより早く鑑定してみましょうよ」
「では姉上試しに僕と父上で鑑定してみてもいいですか?」
「そうね!そうしましょうでは早速針を指に刺してこちらの皿にこぼさないように」
二つの皿にレイアンヌ様と公爵様が血を垂らした瞬間箱全体が光り輝いた
辺りを照らす位の輝きに騒めくほどの歓声が起こった
「な、なんと・・・・!!」
「綺麗ねえ、美しいわ!」
「これが隣国の最新の魔道具ですか・・・・・」
「そうよ!この魔道具はかなりの高確率で判定するらしいわ元々王家の血筋を確認する為に作られたものらしいから
誤差はほとんどないそうよ」
「では早速マリーと「ちょっと待って!!あたしもお義父様とやってみたいわいいでしょ?」
「ああ、いいよでもアウラはもうこの家の娘なんだ例え血が繋がらなくてもねわかってるだろう?」
「わかってるわお義父様でもやってみたいの!」
彼女は半ば強引に鑑定をしたいと駄々をこねた・・・・・あれ?あたしが鑑定するんじゃないの?そんな疑問が頭に過ったけど彼女はお構いなしのようだ
アウラさんはレイアンヌ様のほうの皿を魔法で綺麗にするとなんのためらいもなく指に針を刺すと血を数滴垂らした
「・・・・・・え?!」
辺りに光が満ちてゆく・・・・・レイアンヌ様と同じ輝きが箱から辺りを照らす
瞬間歓声が湧きたちあたしは呆然と立ち尽くすしかなかった
彼女の疑問に答えたのは師匠、流石だなあと心の中で感心しているとアウラさんは再び口を開いた
「そうです流石ライラ様ご存じでしたか・・・・双子であることを考えるとマリーさんがこんなにも似ているので間違いないとは思います聖魔法を使える点を考えてもシュバイツァー公爵家の娘であるとは思いますが万が一という可能性もないとはいいきれません現に公爵家の血をひいていない私が聖魔法を使えるのですお義父様どうか魔道具での鑑定を了承してはいただけないでしょうか」
「そうだな・・・・・科学的に証明出来ればそれに越したことはないが」
「お義父様!では鑑定のほうはやってみてもいいですか?」
「やってみてもいいがその隣国の魔道具とやらはあるのかい?なかなか手に入らないと聞いたが」
「只今お持ちいたします!さあこちらに持ってきてちょうだい!!」
アウラさんが手を叩くと侍女がゆっくりと中に入ってきてワゴンに乗せた魔道具らしきものを私たちの目の前に置いた、黒い箱のようなものの上には透明な皿のようなものが置いてあり一番先に目を惹いた何故ならこんなにも透明なものを見たのはこの世界では初めてだったからだ純粋に美しいと思っていると彼女の視線を感じた
「これは偶然わたしの友人から譲り受けたものですあまりに美しいので譲ってもらったのですがまさか親子鑑定をするものだったとは考えもしなくて」
「そうだったのだな・・・・・しかし美しいものだこんなに透明なものを初めて見たがどうやって使うんだい?」
「こちらの透明な皿に数滴の血を垂らしますそして隣のもう一つの皿に鑑定したい人物の血を数滴垂らすのだそうです親子であるならばこの魔道具が光り親子でないなら反応がないそうです」
「姉上これはまた素晴らしいものですねでもこんな貴重なものを譲っていただけるお友達ってどなたなのですか?」
「どなたって・・・・・あ、あなたの知らない人よ!そんなことより早く鑑定してみましょうよ」
「では姉上試しに僕と父上で鑑定してみてもいいですか?」
「そうね!そうしましょうでは早速針を指に刺してこちらの皿にこぼさないように」
二つの皿にレイアンヌ様と公爵様が血を垂らした瞬間箱全体が光り輝いた
辺りを照らす位の輝きに騒めくほどの歓声が起こった
「な、なんと・・・・!!」
「綺麗ねえ、美しいわ!」
「これが隣国の最新の魔道具ですか・・・・・」
「そうよ!この魔道具はかなりの高確率で判定するらしいわ元々王家の血筋を確認する為に作られたものらしいから
誤差はほとんどないそうよ」
「では早速マリーと「ちょっと待って!!あたしもお義父様とやってみたいわいいでしょ?」
「ああ、いいよでもアウラはもうこの家の娘なんだ例え血が繋がらなくてもねわかってるだろう?」
「わかってるわお義父様でもやってみたいの!」
彼女は半ば強引に鑑定をしたいと駄々をこねた・・・・・あれ?あたしが鑑定するんじゃないの?そんな疑問が頭に過ったけど彼女はお構いなしのようだ
アウラさんはレイアンヌ様のほうの皿を魔法で綺麗にするとなんのためらいもなく指に針を刺すと血を数滴垂らした
「・・・・・・え?!」
辺りに光が満ちてゆく・・・・・レイアンヌ様と同じ輝きが箱から辺りを照らす
瞬間歓声が湧きたちあたしは呆然と立ち尽くすしかなかった
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