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さあ、勉強会の始まりです。その1
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皆さまこんにちは。
ランナ・ストラヴィスです。
貴族の生まれではございますが、田舎育ちの貧乏男爵令嬢でしたので、満足に使用人もおらず、大抵の家事全般はこなせます。
病弱だった母に代わり、幼いころから妹や弟の世話をしながら家の事をやっていたせいか、割と要領よく何でもでき、自分で言うのも何ですが、領地では賢いご令嬢と中々の評判でした。
ただ、そこで父が何を思ったか、私をこの聖フォース学園に通わせようとしたのです。
ただでさえ、ギリギリの暮らしをしている我が家に当然そんなお金はなく、親戚や、あげく領地の商人からも借金をして私をこの学園に通わせたのです。
私は何度も反対したのですが…。
父はこの学園で私がお金持ちの貴族と婚約…まではいかなくても、知り合いになっておけば私も妹達も良縁があると思った様です。
あっ、大分話がそれてしまいました。
何を言いたいかと言うと…。
同じ貴族でも階級があり、私のような田舎の男爵令嬢にとって、この勉強会はありえない状況なのです!!
斜め前を見るとそこにはアンジェリカが座って居た。
アンジェリカ・サン・ドミエール
由緒あるドミエール公爵家の長女で、なんといっても皇太子であるリュークリオン様の婚約者。
艶やかなレッドブラウンの髪をハーフアップにまとめ、そこには上品は蝶の髪飾りが挿してある。
髪飾りについている小さな緑色に輝く宝石はエメラルドだろうか?いずれにしてもお高いんだろうなあと容易に想像がつく。
伏し目がちに机に向かい、勉学に励む姿はどこか儚げでもあり、美しかった。
そしてその隣にはランフォース・トラルフマン。
現王国騎士団長、トラルフマン侯爵の息子であり、自らもその下部組織に所属していて、実力は父を上回るのではとの噂もある。
そちらの方は一時休隊して、見分を深める為、皇太子と共にこの学園に入って来たとか。
元々なのか、日に焼けたような褐色の肌に、シルバーブロンドの髪の対比がワイルド差と優雅さが混在し、まるで上品な獣の様だと感じた。
腕まくりした袖から見える筋肉は見惚れてしまうくらいで、思わずちら見してしまう。
とにかく田舎男爵令嬢にとって、公爵家と侯爵家の人々と会話する事さえ夢のまた夢なのに、まして一緒に勉強会?私がアンジェリカ様に教える??
…ありえない話だ。
同じ男爵家である、タクマとミナミがいるのは救いではあるが、ミナミは元平民とはいえ、光属性の持ち主で、国の保護対象の、いわば特待生なわけだ。
おまけにここにきて才女という事もわかった。
彼女の集中力や頭の良さは、桁違いだ。(思い込みの激しさも桁違いだったが…)
故郷で賢いと言われてきた自分が、恥ずかしくなるくらいだった。
タクマはと言うと、ミナミの養夫婦先のランクレッド男爵家の私生児として、身分的にはあまり良いとは言えない。(私生児に対する偏見は今もある)
ただ、その端正な顔立ちと、人当たりの良さもあってか、一部のご令嬢には密かに人気が高い。
爵位をお金で買った貴族や、婿養子を希望しているご令嬢には、タクマはそう悪い物件でもないのだ。
そんな、それぞれに華やかな一面を持つ面々を前に、ランナは自分が場違いに思えて、いたたまれない気分になってしまうのだ。
だが、一番いたたまれない気分いなってしまうのは…。
「いや、だ~か~ら!それ!さっき教えたでしょう?!この公式当てはめればいいだけなのに!わかったって言ってたじゃない!」
「だって…」
「だってもなにもない!覚える気ないわけ!!」
さっきから、男爵家であり元平民のミナミが、仮にも公爵家の令嬢であるアンジェリカ様に、容赦なく怒声に近い声をあげ、勉強を教えているのである。
ー帰りたい。
ランナは本気でそう思った。
タクマが何とかミナミをなだめて、一旦落ち着くのだが、ミナミが言った事がまったく頭に入っていないアンジェリカは、またミナミに怒られ、その繰り返しが先ほどからの光景なのである。
「はぁ、どうしてなの?歴史学や古典は素晴らしいできじゃない?アンジェリカ様は決して覚えが悪いわけではないのに…。どうしてこんなにも数式を覚えられないの…?」
先ほどからのアンジェリカとの堂々巡りに、ミナミが苦悶する。
「だって……ときめかないんですもの…」
アンジェリカが、しおしおと答える。
…ブチッ!
ランナの耳に、何かが切れる音が間違いなく聞こえた。
「ときめくときめかないの問題かー!!断捨離してるわけじゃないんだから!こんまりかよ?!いいから、黙って覚えなさーい!!」
ミナミが般若の様な形相でアンジェリカに詰め寄る。
アンジェリカは力なく返事をする。
実は儚げに見えたのは、ミナミのスパルタな教え方に参っていただけなのである。
「リュークリオンのスパルタから逃れられたと思ったら、大間違いだったな。」
隣のランフォースがアンジェリカに耳打ちする。
アンジェリカは、ため息混じりにうなずくのだった。
ランフォースは、この歯に着せない物言いの元平民の娘に、不快を通り越してむしろ感心していた。
ーいくら身分階級のない平民出身と言えど、アンジェリカにここまでハッキリと言えるとは。
この様な者がリュークリオンの傍らに居てくれれば良いのではとさえ思う。
ランフォースを始め、リュークリオンを将来支えるであろう自分達は十分に優秀だと自負しているが、お互いを知りすぎて、近すぎる。
時に判断を誤ってしまわないかと一抹の不安が過る時がある。
ー光属性…どのみち国にとって重要人物であることは間違いない。セシリオとパトリオットに話してみようか。
教養も知識も技能だってある自分達がこの学園に入ったのは、見聞を広める為なのはもちろんだが、将来的に国政を共に担える人物を探すためでもあるのだ。
「はあ、もういいわ。一旦、数理は置いといて魔法基礎をやりましょうか」
ミナミは数理はひとまず後回しにして、もう少しで及第点に届きそうな魔法基礎からやることにした。
「あっ、それなら私、図書館で解りやすい資料を見つけたの。魔法基礎の歴史や背景も説明されていたから、アンジェリカ様にもいいと思うの」
そう言って、ランナは席を立った。
アンジェリカ様はきっと物語とか、図解つきの方が頭に入るのかも知れないと思ったランナは、ついでに他の教科も何冊か解りやすい資料を探して来ようと考えた。なんせ数理が頭に入らない理由が、トキメカナイからなのだから。
ミナミの言ったコンマリはよく解らなかったが…。
だか、何よりも、一旦この場から逃げ出したい気持ちがあったのだか。
「俺も一緒に行こう」
そう言って、ランフォースが立ち上がったので、ランナが慌てて首をふる。
「いえ!そんなっ!ランフォース様のお手を煩わせるわけには…!私一人で十分ですわ」
ランナは少し怯えたように、滅相もないと首を降った。わずかに震えている様にも見えた。
ーまあ、これが普通の令嬢の反応だろうな。
ミナミが特殊すぎるとランフォースは思った。
「その資料は1冊なのか?何冊もあって貴女が往復するなら、効率が悪いだけだ」
効率の話をされてはランナはそれ以上何も言えなかった。
「だったら、俺が行きますよ」
タクマが困ってる様子のランナを見かねて助け舟を出そうとしたが、ミナミがチラッと時計を見て言った。
「タクマ、もう時間じゃない?今日は約束があるって言ってなかった?」
「あっ…そうだった。すみません、先約があって…今日はこれで失礼します」
そう言ってタクマはバタバタと勉強道具を片付け、ランナに申し訳なさそうに目くばせすると、アンジェリカ達に会釈をして、部屋を出て行った。
タクマがいるとその場が自然と空気が和む。
そんなタクマが居なくなってしまって、ランナはこの後の部屋の空気を考えると少し気が重く、正直残念だった。
しかし、ランナ以上にへこんで、もはや打ちひしがれているかのようなアンジェシカを、ランナは見逃さなかった。
・・・???
「何している?行くぞ」
そう言って、ランフォースが扉を開けて待っていたので、ランナは慌てて「今、行きます」と言って部屋を後にするのだった。
ランナ・ストラヴィスです。
貴族の生まれではございますが、田舎育ちの貧乏男爵令嬢でしたので、満足に使用人もおらず、大抵の家事全般はこなせます。
病弱だった母に代わり、幼いころから妹や弟の世話をしながら家の事をやっていたせいか、割と要領よく何でもでき、自分で言うのも何ですが、領地では賢いご令嬢と中々の評判でした。
ただ、そこで父が何を思ったか、私をこの聖フォース学園に通わせようとしたのです。
ただでさえ、ギリギリの暮らしをしている我が家に当然そんなお金はなく、親戚や、あげく領地の商人からも借金をして私をこの学園に通わせたのです。
私は何度も反対したのですが…。
父はこの学園で私がお金持ちの貴族と婚約…まではいかなくても、知り合いになっておけば私も妹達も良縁があると思った様です。
あっ、大分話がそれてしまいました。
何を言いたいかと言うと…。
同じ貴族でも階級があり、私のような田舎の男爵令嬢にとって、この勉強会はありえない状況なのです!!
斜め前を見るとそこにはアンジェリカが座って居た。
アンジェリカ・サン・ドミエール
由緒あるドミエール公爵家の長女で、なんといっても皇太子であるリュークリオン様の婚約者。
艶やかなレッドブラウンの髪をハーフアップにまとめ、そこには上品は蝶の髪飾りが挿してある。
髪飾りについている小さな緑色に輝く宝石はエメラルドだろうか?いずれにしてもお高いんだろうなあと容易に想像がつく。
伏し目がちに机に向かい、勉学に励む姿はどこか儚げでもあり、美しかった。
そしてその隣にはランフォース・トラルフマン。
現王国騎士団長、トラルフマン侯爵の息子であり、自らもその下部組織に所属していて、実力は父を上回るのではとの噂もある。
そちらの方は一時休隊して、見分を深める為、皇太子と共にこの学園に入って来たとか。
元々なのか、日に焼けたような褐色の肌に、シルバーブロンドの髪の対比がワイルド差と優雅さが混在し、まるで上品な獣の様だと感じた。
腕まくりした袖から見える筋肉は見惚れてしまうくらいで、思わずちら見してしまう。
とにかく田舎男爵令嬢にとって、公爵家と侯爵家の人々と会話する事さえ夢のまた夢なのに、まして一緒に勉強会?私がアンジェリカ様に教える??
…ありえない話だ。
同じ男爵家である、タクマとミナミがいるのは救いではあるが、ミナミは元平民とはいえ、光属性の持ち主で、国の保護対象の、いわば特待生なわけだ。
おまけにここにきて才女という事もわかった。
彼女の集中力や頭の良さは、桁違いだ。(思い込みの激しさも桁違いだったが…)
故郷で賢いと言われてきた自分が、恥ずかしくなるくらいだった。
タクマはと言うと、ミナミの養夫婦先のランクレッド男爵家の私生児として、身分的にはあまり良いとは言えない。(私生児に対する偏見は今もある)
ただ、その端正な顔立ちと、人当たりの良さもあってか、一部のご令嬢には密かに人気が高い。
爵位をお金で買った貴族や、婿養子を希望しているご令嬢には、タクマはそう悪い物件でもないのだ。
そんな、それぞれに華やかな一面を持つ面々を前に、ランナは自分が場違いに思えて、いたたまれない気分になってしまうのだ。
だが、一番いたたまれない気分いなってしまうのは…。
「いや、だ~か~ら!それ!さっき教えたでしょう?!この公式当てはめればいいだけなのに!わかったって言ってたじゃない!」
「だって…」
「だってもなにもない!覚える気ないわけ!!」
さっきから、男爵家であり元平民のミナミが、仮にも公爵家の令嬢であるアンジェリカ様に、容赦なく怒声に近い声をあげ、勉強を教えているのである。
ー帰りたい。
ランナは本気でそう思った。
タクマが何とかミナミをなだめて、一旦落ち着くのだが、ミナミが言った事がまったく頭に入っていないアンジェリカは、またミナミに怒られ、その繰り返しが先ほどからの光景なのである。
「はぁ、どうしてなの?歴史学や古典は素晴らしいできじゃない?アンジェリカ様は決して覚えが悪いわけではないのに…。どうしてこんなにも数式を覚えられないの…?」
先ほどからのアンジェリカとの堂々巡りに、ミナミが苦悶する。
「だって……ときめかないんですもの…」
アンジェリカが、しおしおと答える。
…ブチッ!
ランナの耳に、何かが切れる音が間違いなく聞こえた。
「ときめくときめかないの問題かー!!断捨離してるわけじゃないんだから!こんまりかよ?!いいから、黙って覚えなさーい!!」
ミナミが般若の様な形相でアンジェリカに詰め寄る。
アンジェリカは力なく返事をする。
実は儚げに見えたのは、ミナミのスパルタな教え方に参っていただけなのである。
「リュークリオンのスパルタから逃れられたと思ったら、大間違いだったな。」
隣のランフォースがアンジェリカに耳打ちする。
アンジェリカは、ため息混じりにうなずくのだった。
ランフォースは、この歯に着せない物言いの元平民の娘に、不快を通り越してむしろ感心していた。
ーいくら身分階級のない平民出身と言えど、アンジェリカにここまでハッキリと言えるとは。
この様な者がリュークリオンの傍らに居てくれれば良いのではとさえ思う。
ランフォースを始め、リュークリオンを将来支えるであろう自分達は十分に優秀だと自負しているが、お互いを知りすぎて、近すぎる。
時に判断を誤ってしまわないかと一抹の不安が過る時がある。
ー光属性…どのみち国にとって重要人物であることは間違いない。セシリオとパトリオットに話してみようか。
教養も知識も技能だってある自分達がこの学園に入ったのは、見聞を広める為なのはもちろんだが、将来的に国政を共に担える人物を探すためでもあるのだ。
「はあ、もういいわ。一旦、数理は置いといて魔法基礎をやりましょうか」
ミナミは数理はひとまず後回しにして、もう少しで及第点に届きそうな魔法基礎からやることにした。
「あっ、それなら私、図書館で解りやすい資料を見つけたの。魔法基礎の歴史や背景も説明されていたから、アンジェリカ様にもいいと思うの」
そう言って、ランナは席を立った。
アンジェリカ様はきっと物語とか、図解つきの方が頭に入るのかも知れないと思ったランナは、ついでに他の教科も何冊か解りやすい資料を探して来ようと考えた。なんせ数理が頭に入らない理由が、トキメカナイからなのだから。
ミナミの言ったコンマリはよく解らなかったが…。
だか、何よりも、一旦この場から逃げ出したい気持ちがあったのだか。
「俺も一緒に行こう」
そう言って、ランフォースが立ち上がったので、ランナが慌てて首をふる。
「いえ!そんなっ!ランフォース様のお手を煩わせるわけには…!私一人で十分ですわ」
ランナは少し怯えたように、滅相もないと首を降った。わずかに震えている様にも見えた。
ーまあ、これが普通の令嬢の反応だろうな。
ミナミが特殊すぎるとランフォースは思った。
「その資料は1冊なのか?何冊もあって貴女が往復するなら、効率が悪いだけだ」
効率の話をされてはランナはそれ以上何も言えなかった。
「だったら、俺が行きますよ」
タクマが困ってる様子のランナを見かねて助け舟を出そうとしたが、ミナミがチラッと時計を見て言った。
「タクマ、もう時間じゃない?今日は約束があるって言ってなかった?」
「あっ…そうだった。すみません、先約があって…今日はこれで失礼します」
そう言ってタクマはバタバタと勉強道具を片付け、ランナに申し訳なさそうに目くばせすると、アンジェリカ達に会釈をして、部屋を出て行った。
タクマがいるとその場が自然と空気が和む。
そんなタクマが居なくなってしまって、ランナはこの後の部屋の空気を考えると少し気が重く、正直残念だった。
しかし、ランナ以上にへこんで、もはや打ちひしがれているかのようなアンジェシカを、ランナは見逃さなかった。
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