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聞こえぬ死燕の足音
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亜美は何があったのかも気付かずに遊具で遊んでいて、狙いは真治だけだったということがわかる。
あの口ぶりからすると、恵梨香と遭遇したのだろうが、辛うじて生きていると言っていたことから、戦闘に発展して恵梨香に勝ったということなのだろう。
ナイトから逃げ切った恵梨香がコンビニにいなかった理由は、きっとあの人物に負けたからだ。
「恵梨香さんが辛うじて生きている……絶対に逃げろと言ってた四人のうちの誰かか。あの感覚……短刀の津堂か?」
真治を助けてくれた二人のうちの一人、女子高生の方は打刀の狩野であると、今思い返せば判断が出来る。
となると、介抱してくれていた方は名鳥。
東軍に入って早々、四天王のうちの三人に出会うとは、運が良いのか悪いのか。
「俺がどうにかしなきゃならないってことか。四天王を相手に……恵梨香さんにも勝つようなやつを相手に」
チラリと亜美の方を見た真治は、問題が多いことに頭を抱えた。
自分一人が戦うのは問題ないのだが、亜美を連れたまま戦うわけにはいかない。
下手をすれば戦闘に巻き込まれて死ぬことだってあるだろうし、人質に取られてしまう可能性だってあるのだから。
頼れる誰かに亜美を預かってもらうしかなかった。
あの口ぶりからすると、恵梨香と遭遇したのだろうが、辛うじて生きていると言っていたことから、戦闘に発展して恵梨香に勝ったということなのだろう。
ナイトから逃げ切った恵梨香がコンビニにいなかった理由は、きっとあの人物に負けたからだ。
「恵梨香さんが辛うじて生きている……絶対に逃げろと言ってた四人のうちの誰かか。あの感覚……短刀の津堂か?」
真治を助けてくれた二人のうちの一人、女子高生の方は打刀の狩野であると、今思い返せば判断が出来る。
となると、介抱してくれていた方は名鳥。
東軍に入って早々、四天王のうちの三人に出会うとは、運が良いのか悪いのか。
「俺がどうにかしなきゃならないってことか。四天王を相手に……恵梨香さんにも勝つようなやつを相手に」
チラリと亜美の方を見た真治は、問題が多いことに頭を抱えた。
自分一人が戦うのは問題ないのだが、亜美を連れたまま戦うわけにはいかない。
下手をすれば戦闘に巻き込まれて死ぬことだってあるだろうし、人質に取られてしまう可能性だってあるのだから。
頼れる誰かに亜美を預かってもらうしかなかった。
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