松山伝説

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序章

キャラ紹介

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   「おはよー」

   「おはよ」

   「てかさー...」

   「昨日のテレビ見た?あれさ...」

今日も憂鬱な学校生活がはじまる。

僕の名前は松山貴晃。ただの一般高校生だ。
何の変哲もないただの高校生。
毎日退屈で変わらない生活を送っている僕だが今日の僕はひと味違う。
何故かと言うと、僕は今朝プリンを食べたからだ。
これは一見ただ朝プリンを食べて気分がいいだけかと思うだろう。
その通りだ。
僕は朝プリンを食べただけで気分がいいのだ。
でもいつもの生活にそんなちょっとしたいい事があるだけでいいじゃないか。僕はそれでいいと思う。

   「貴晃くん!おはよう!今日もいい天気だね!」

   「あ、委員長、おはよう」

彼女は僕のクラスの学級委員長の宮崎咲
成績優秀、スポーツ万能、まさに文武両道の権化みたいな人だ。
幼少期の頃から空手をやっていて中学の頃に黒帯をもらったらしい。ほかにも剣道や柔道、合気道なんかもやっていたらしい。戦ったらボコボコにされるんだろうな。
そう思いつつ僕は校門を通り下駄箱へ向かった。
そして教室に入り授業の準備をしているとある1人の男が話しかけてきた。

   「なぁたかあき、シャドバやろうや。」

こいつは藪内康徳。いつも僕のことをばかにしてくるクラスメイトだ。どんなゲームも上手くて僕はいつもボコボコにされる。今日もシャドバで僕のことをボコボコにしにきたのだろう。

   「いいよ」

   「よしじゃあルームたてるからはよ入ってこい雑魚」

   「待って今起動するから。」

     キーンコーンカーンコーン

   「うわまじかもうチャイム鳴ったし。まあいいわ、また休み時間にやろ」

そう言って康徳は席へ戻って行った。

朝のSHRが始まる。この時間はいつもなにかの説明とかプリントとか配られる。正直言ってとても退屈だ。まだ授業を受けてる方が楽しいと思えるぐらい退屈だ。
早く終わってくれないかなぁ。



朝のSHRが終わり1限目の授業が始まりそこからあっとゆう間に時間が過ぎ...
     [昼休み]

   「あぁー、疲れた。」

そう呟いた僕

   「たか、購買行こうぜ。早く行かんと売り切れるって!急げ!」

この購買に一刻も早く行きたい男、坂岡樹だ。
最近バイトを始めたらしく給料が入ってからというものの毎日僕の事を購買に誘ってくる。

   「おけ、行くか。」

そう言って僕はリュックの中から財布を取り出し樹と共に購買へ向かった...



購買へ着くと見知った顔がいつくかあった。

   「たかおっそ。もう焼きそばパン売り切れてるよ。もうまともなもんないぞ。おつかれ。まあお前みたいな三流の雑魚は校庭の砂利でも食っとけ。」

このとてつもない言葉を繰り出してくる男、原口大樹。
いつも僕にとてつもない暴言や罵詈雑言を吐いてくるよく分からない男だ。しかしゲームの才能が凄まじくどんなゲームをやらせても持ち前のゲームセンスでいくつものゲームを制覇してきたとてつもなく今の高校生が憧れるような男だ

   「うわぁー、まじか。じゃあ僕昼ごはん抜きってこと?最悪や。」

   「あっぶね、メロンパン1個だけ残っててよかったわ。」

   「うぇ!?樹いつの間に買いに行ってたん!?一緒に来たはずやのに。」

   「いやまあ、これでも元野球部キャプテンやったからな。」

そういえばそうだった。坂岡樹はいまでは野球部は引退したものの当時は弱小野球部を甲子園まで連れていった超有能投手だ。まさに伝説の投手という名にふさわしい男だ。だが投手だけでは甲子園に行くことなんて不可能に近いだろう、そこで出てくるのがこの男...おっと噂をすれば...

   「あれ、たか、遅かったな。たかの欲しかった焼きそばパンは全部俺が買い占めといたよ。」

そうこの男こそ坂岡樹と共にバッテリーを組み甲子園に行った田居響。
こいつは伝説の投手と言われた坂岡樹の球を完璧な捕球、リードをして数々のバッターを三球三振に抑えてきた。
それだけではなくバッターとしても超一流でどんなすごい投手の球でも1度見れば次にはホームランという、ものすごいバッティングセンスの持ち主だ。

   「え、買い占めたんなら1個ぐらい頂戴よお金なら払うからさ。」

   「んー、まあいいよ。1個500円な。」

   「は!?たっか!ぼったくりやろ!」

   「えーでもこんなことしてくれんの俺ぐらいしかおらんよ?」

   「ぐぬぬぬ」

   「たか、買っときな。じゃないと午後から体育あるしきついぞ。」

大樹にそう言われ渋々買った僕であった。

   [自宅]

無事今日の学校が終わり帰宅した。
いつも通りの学校だったのだが今日は妙に疲れた気がする。
よく分からないが体もだるいし頭も痛い。
まだ夕方だけど寝るとしよう。
そして僕は深い眠りについた。
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