こんなもんだろう

かぁくん

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二章6 舞美の手作りクッキー

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舞美「はー?マジムカつく!どれ。私が食べる」

舞美が食べるとまた間があく。

舞美「味な!!」

心「ほら!味ないでしょ?」

するとえみがクッキーに手を伸ばした。

心「えみちゃん食べなくていいよ。口の中パサパサになるだけだよ?」
舞美「おい!食べなくていいよってなんだよ!」

えみがクッキーを持ち、一口食べた。

心「ね?」
えみ【何で?美味しいよ?】
心、春、舞美「え?」
心「気使わなくてもいいよ」
えみ【本当に】
心「味なくない?」
えみ【味なくない。これくらいがいい】
心「ねー!舞ちゃん来てー!」

舞が台所からやってくる。

舞「何?どうした?」
心「これ食べてみて」

心はクッキーを渡した。

舞「あー。どれどれ」

舞がクッキーを口に入れる。

舞「舞美、あんたもっと練習した方がいいね」
心「ほらー。ねーえみちゃん!」

えみを見るともう2枚目を口に入れていた。

心「マジ?」
えみ【マジ】
舞美「きっとわかる人にはわかるんだよ」
心「うそー?」
舞美「駿君はいいよね?」
駿「ほうっふね」
心「いや、飲み込めてないじゃん。牛乳飲めよ」
駿「ふぁ」

駿が牛乳を飲むと一言。

駿「あるのこれだけですよね?」
舞美「そうだけど」
駿「ふー」
舞美「ほっとしてんじゃねーよ!」
春「けどまた練習すればいいし!ね?えみ!」  

えみは3枚目に突入していた。

心「マジなの!?」

えみが頷く。

舞美「よし!練習する!今度はもっと美味しく作る!」
心「よし!頑張れ!」
舞美「明日は楽しみにしてろよ?」
心「え?」
駿「イヤイヤ、もう充分大丈夫っすよ!僕は美味しかったっすよ!完璧!ね?えみちゃん!!」
えみ【明日も作って】
心「無理!普通のお菓子でいい!舞ちゃん何とかしてよー」
舞「よし!じゃあ明日は舞美、一緒に作ろっか!」
春「それがいいですよ!」
舞「けど今日のは皆食べちゃってよー」
心「何で!?」
舞「舞美が皆の事考えて作ったんだから食べなきゃダメ」
舞美「そうだそうだー」
心「うーん・・・皆食べよ」
駿「舞さん一様牛乳もう一杯用意して貰ってもいいっすか?」
心「俺も」
舞美「クッソー!悔しい!」



次の日


駿「いやー昨日のクッキーは中々だったね」
心「うん。味しなかったねー。砂固めて食ってるみたいな」
えみ【そんな事いわないでよ!美味しかったし!】

えみは春を見た。

春「うーん、そうだなー?どうかなー?まぁ今日は舞さんも一緒に作るって言ってたし!今日は大丈夫だよ!」

えみは頬を膨らました。

浩二「心!駿!」
駿「浩二君!」
浩二「あ!えみちゃんと春ちゃんもいたんだ!」
春「こないだもいたんですけどー」
浩二「そうだっけ?ごめんごめん」
駿「で?何?」
浩二「駿、部活決まったか?」
駿「うん!帰宅部!」
浩二「心は!?」
心「俺はバスケ部」
駿「浩二くん何部なの?」
浩二「あー、俺?一様サッカー部」
心「似合わないね」
浩二「なんだよそれ!似合うも似合わないもねーよ!」
駿「え?それだけ聞きに来たの?」
浩二「まぁそれだけ」
駿「なんだよ!そんな事聞きに来なくていいよ!」
浩二「まぁいいじゃん!俺行くわ!」
駿「おう!」

すると先生が4人に近づいてきた。

先生「君たち浩二とどんな関係?」
心「え?普通の友達だけど」
先生「そっかぁ」
春「何でですか?」
先生「いや、あいつが朝から来るの珍しいから」
春「そうなんですか!?」
先生「うん。まぁ朝から来るのはいい事だしまぁいいか。ごめんね!教室いきな」
春「はい!」

先生は去って行った。

心「浩二くん何で朝から来たんだろう」
駿「俺たち入ったから嬉しいんじゃないの?」
心「そうかなぁ?」
春「まぁいいじゃん!行こ!」
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