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第一部 リューナジア城編
第七十一話 ボードゲームで遊ぼう ②
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こうしてお兄ちゃんと僕のカタクラズムでの対戦が始まった。
「先行はお前に譲ろう」
「わーい! じゃあまずはねぇ、ええと……」
大事な第一手目だ。熟考して指さねば。
タソトキをプレイしている時には興味のなかったカタクラズムも、お兄ちゃんとやるとなれば真剣になれるのだから不思議なものだ。
全ての駒の中で一番強いのはきっと皇帝の駒だ。
皇帝の駒は愚者の駒にしか取られることはない。
だから皇帝の駒を動かしていくのが一番安全な筈だ。
うんと頭を悩ませた結果、僕は真ん中の皇帝の駒を前へと一歩進ませることにした。
「えーと皇帝の駒が取れるのは黒のマナだったよね」
「そうだ」
僕は皇帝の駒を黒い石が置かれているマスへ進ませた。
「おめでとう。これでその黒のマナはカレンのものだ」
「やったー! 一点先取!」
記念すべき一つ目のマナを取得した。
「ではオレの手番だ」
お兄ちゃんの一手目。
なんとお兄ちゃんはいきなり愚者の駒を手に取った。
僕の皇帝の駒に距離を詰めるように斜めに前進してくる。
愚者の駒は白のマナも黒のマナも取れるので、お兄ちゃんもこれで一点だ。
「次、カレンの番だ」
このままではいつか僕の皇帝の駒が取られてしまう。
愚者の駒に対抗する為に他の駒を動かさなければ。
考えた末に僕は魔術師の駒を前に出した。
「ふむ……」
お兄ちゃんは少し考える素振りを見せた後、愚者の駒を手に取って更に前に進めた。
魔術師の駒が近づいてきているというのに躊躇いがない!
こちらも魔術師の駒をさらに前へ進ませる。
「おにーちゃんの番だよ」
流石にお兄ちゃんも愚者の駒をさらに一歩前進させることはなく、斜め後ろへと動かした。
ただしマナを取れるように来た方向とは逆の方向へと。
ふう、とりあえずこれで当面の危機は免れた。
「先行はお前に譲ろう」
「わーい! じゃあまずはねぇ、ええと……」
大事な第一手目だ。熟考して指さねば。
タソトキをプレイしている時には興味のなかったカタクラズムも、お兄ちゃんとやるとなれば真剣になれるのだから不思議なものだ。
全ての駒の中で一番強いのはきっと皇帝の駒だ。
皇帝の駒は愚者の駒にしか取られることはない。
だから皇帝の駒を動かしていくのが一番安全な筈だ。
うんと頭を悩ませた結果、僕は真ん中の皇帝の駒を前へと一歩進ませることにした。
「えーと皇帝の駒が取れるのは黒のマナだったよね」
「そうだ」
僕は皇帝の駒を黒い石が置かれているマスへ進ませた。
「おめでとう。これでその黒のマナはカレンのものだ」
「やったー! 一点先取!」
記念すべき一つ目のマナを取得した。
「ではオレの手番だ」
お兄ちゃんの一手目。
なんとお兄ちゃんはいきなり愚者の駒を手に取った。
僕の皇帝の駒に距離を詰めるように斜めに前進してくる。
愚者の駒は白のマナも黒のマナも取れるので、お兄ちゃんもこれで一点だ。
「次、カレンの番だ」
このままではいつか僕の皇帝の駒が取られてしまう。
愚者の駒に対抗する為に他の駒を動かさなければ。
考えた末に僕は魔術師の駒を前に出した。
「ふむ……」
お兄ちゃんは少し考える素振りを見せた後、愚者の駒を手に取って更に前に進めた。
魔術師の駒が近づいてきているというのに躊躇いがない!
こちらも魔術師の駒をさらに前へ進ませる。
「おにーちゃんの番だよ」
流石にお兄ちゃんも愚者の駒をさらに一歩前進させることはなく、斜め後ろへと動かした。
ただしマナを取れるように来た方向とは逆の方向へと。
ふう、とりあえずこれで当面の危機は免れた。
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