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第十八話
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サーカスデートの後、二人で食事をして家まで送ってもらった。
とても幸せな休日だった。
休日が明け、マコトは元気よく出勤した。
「おはようございます! ……あっ、先輩!」
マコトはフェリックスの姿を発見した。
途端につい先日彼と恋人同士になったことを思い出して、顔が赤らむ。
「おはよう、マコト」
フェリックスも、マコトの気がついて優しく微笑んでくれた。
「ふーん、なるほどなぁ……」
ダミアンがなにかに得心がいったかのように、呟いて頷く。
他の職員たちも、ダミアンと似たり寄ったりの反応をしている。
一体どうしたのだろう。
きょとんとしつつも、マコトは真面目に今日の仕事を始めた。
今日は仕事に集中できた。
といっても、まったく彼を意識しなかったわけではない。
机から顔を上げると、彼も同時に顔を上げたので目と目が合う。
そしたら、お互いに悪戯っぽく微笑み合うのだ。
そしてまた仕事に集中する。
二人の繋がりを感じられて、恋人同士って素敵なことだなとマコトは感じた。
「マコト、一緒に昼行くか」
昼休憩になるなり、彼はいの一番にマコトに声をかけた。
普段よりも声の響きが優しく甘く感じられた。
「はい……!」
嬉しくて、はにかんだ。
今日はバーンドではなく、ミディエパンを購入した。
海から運ばれてきた貝の実に衣をつけて揚げて、パンとパンの間に挟んだものだ。
王都ともなると、海産物も新鮮なままたくさん輸送されてくるようだ。
マコトはにこにことミディエパンを頬張った。
「なあマコト、今度はどこにデート行く?」
「ひょえっ」
思わずミディエパンを取り落としそうになった。
当たり前のようにデートの話をされたからだ。
(それに「今度は」だなんて! やっぱりサーカスに行ったのもデートだったってことだよね……!?)
まさかこの自分が意中の人とデートに行くなんて、青春みたいな日々を送れるなんて。
そんなイベントは自分には無縁なのだと、すっかり諦めていたのに。
マコトは顔が赤くなった。
「その、恋人はやっぱり毎週デートに行くのが当たり前なんですか?」
マコトはおそるおそる尋ねてみた。
そんなの当たり前だろ、と鼻で笑われる覚悟をしながら。
ところが彼は鼻で笑うどころか、ごくりと喉を鳴らしたのだった。
「……へえ、もしかしてマコトの初めての恋人ってオレだったりする?」
低い声に心臓がドキリと跳ねる。
なぜだか急に彼から色気を感じてしまって、仕方がない。
「は、はい。恥ずかしながら……」
バイトで忙しくしていて、おまけに野暮ったいマコトに惹かれてくれる人は大学時代にはいなかったし。社会人になってからは、恋にうつつを抜かす時間がなかった。睡眠時間すらなかった。
この年まで恋人がなかったことを恥じて、マコトは俯いた。
「なんで恥ずかしいんだよ。むしろ恥じるべきはオレの方だよ。マコトの初めての恋人がオレなこと、喜んじゃったから」
「喜んじゃったって……」
「そ。独占欲」
不意に顔を近づけてきた彼が耳元で囁き、体温が一気に上がった気がした。
「ど、ど、ど、独占欲……!」
恥ずかしくて彼の顔が見れなくて、俯いたまま顔を上げられなかった。
「ふふ、マコトは可愛いなあ。怖がらなくてもマコトの覚悟が決まってから、次に進むからな」
「つ、つ、次!?」
次とは一体なんだろう。
一瞬考えて、恋人としての段階のことだと気がついた。
次って、手を繋ぐとかだろうか。
「は、はい、ゆ、ゆっくり、お願いします……! 心臓が、もたないので……!」
恋人同士になるというのが、こんなにすごいことだとは思わなかった。
この状態で手を繋いだりしたら、心臓が爆発してしまうかもしれないと思った。
「わかったわかった。ほんと、マコトは可愛いなあ」
これまでも何回か彼が「可愛い」と言ってきたことはあったけれど、からかいや冗談なのだと思っていた。だけど、彼が本当に可愛いと思っているから口にしているのだということがよく理解できた。
いままでなんでもなかった言葉に、嬉しさと恥ずかしさを覚えてしまう。
心臓が爆発しそうだけれど、でもとても幸せだ。
「そういえばマコトは、午後は受付だったよな。がんばれよ」
「はい!」
恋人からの励ましに、マコトは元気いっぱいになった。
「よお、マコト!」
「あ、カインさん!」
午後、受付をしているとカインが姿を現した。
マコトの恋心を自覚させてくれた得難い友人の登場に、顔を輝かせる。
「やあ、マコトくん」
同時に横合いからもう一人の人物が姿を現す。
白づくめで白い仮面をつけた怪しい人物、もとい王太子グラントリアスだ。
「あ!?」
「あっ」
二人がマコトの受付の前で鉢合わせしてしまった。
「なんだてめぇ、横入りか!?」
カインの短すぎる怒りの導火線が爆発した。
「申し訳ない。仮面で視野が狭くなっていたんだ。決して順番を違えるつもりなどなかった」
怒っている相手が王太子であるなどと、カインは知る由もない。
マコトはどうすることもできず、おろおろとする。
「言い訳すんな! 俺のこと半魔だからって舐めてんだろ!」
カインが怒りに任せて放った言葉に、グラントリアスは大きく息を呑んだ。
カインはオッドアイをしているから、この世界の人が見れば半魔とやらだとわかるのだろう。
「まさか、そんな気持ちはこれっぽっちもない。だがそう言いたくなる気持ちはわかる。きっと君は片親が魔族であることに関して、これまで心無い仕打ちを山ほど受けてきたのだろう。君を傷つけてきてしまったこと、国を代表して謝罪したい」
なんとグラントリアスはその場で膝を折って、跪いた。
しかも仮面を外して、カインに向かって素顔を曝け出してしまった。グラントリアスの白くて鼻筋の通った綺麗な顔が露わになる。
いいのだろうか、とマコトはハラハラしている。
「な、な、な、なんだよ『国を代表して』って! お前なんか、国王でもなんでもないだろ! 俺のこと何も知らないくせに、知った風な口を利くな!」
素顔を晒されても、カインは正体に気がつかない。
フェリックス曰く王族は国民の前に姿を現しても、すごく遠くからだというから仕方がないだろう。
その人は国王ではないけれど王太子ではあるんだよ、と教えてあげたかった。
「変な奴! お前なんて意味わかんねえ、知るか!」
カインは顔を真っ赤にして、その場を立ち去ってしまった。
後ろ姿から、耳まで真っ赤になっていることがわかった。
「ああ、怒らせてしまった……」
グラントリアスは、残念そうに肩を落とした。
「その……そうでもないと思いますよ。カインさんは、少し素直じゃないだけなんです」
マコトも初対面のときは「変な奴」と捨て台詞を吐かれたのを思い出して言った。
きっとあれは、カインなりの気持ちの表れなのではないだろうか。
とても幸せな休日だった。
休日が明け、マコトは元気よく出勤した。
「おはようございます! ……あっ、先輩!」
マコトはフェリックスの姿を発見した。
途端につい先日彼と恋人同士になったことを思い出して、顔が赤らむ。
「おはよう、マコト」
フェリックスも、マコトの気がついて優しく微笑んでくれた。
「ふーん、なるほどなぁ……」
ダミアンがなにかに得心がいったかのように、呟いて頷く。
他の職員たちも、ダミアンと似たり寄ったりの反応をしている。
一体どうしたのだろう。
きょとんとしつつも、マコトは真面目に今日の仕事を始めた。
今日は仕事に集中できた。
といっても、まったく彼を意識しなかったわけではない。
机から顔を上げると、彼も同時に顔を上げたので目と目が合う。
そしたら、お互いに悪戯っぽく微笑み合うのだ。
そしてまた仕事に集中する。
二人の繋がりを感じられて、恋人同士って素敵なことだなとマコトは感じた。
「マコト、一緒に昼行くか」
昼休憩になるなり、彼はいの一番にマコトに声をかけた。
普段よりも声の響きが優しく甘く感じられた。
「はい……!」
嬉しくて、はにかんだ。
今日はバーンドではなく、ミディエパンを購入した。
海から運ばれてきた貝の実に衣をつけて揚げて、パンとパンの間に挟んだものだ。
王都ともなると、海産物も新鮮なままたくさん輸送されてくるようだ。
マコトはにこにことミディエパンを頬張った。
「なあマコト、今度はどこにデート行く?」
「ひょえっ」
思わずミディエパンを取り落としそうになった。
当たり前のようにデートの話をされたからだ。
(それに「今度は」だなんて! やっぱりサーカスに行ったのもデートだったってことだよね……!?)
まさかこの自分が意中の人とデートに行くなんて、青春みたいな日々を送れるなんて。
そんなイベントは自分には無縁なのだと、すっかり諦めていたのに。
マコトは顔が赤くなった。
「その、恋人はやっぱり毎週デートに行くのが当たり前なんですか?」
マコトはおそるおそる尋ねてみた。
そんなの当たり前だろ、と鼻で笑われる覚悟をしながら。
ところが彼は鼻で笑うどころか、ごくりと喉を鳴らしたのだった。
「……へえ、もしかしてマコトの初めての恋人ってオレだったりする?」
低い声に心臓がドキリと跳ねる。
なぜだか急に彼から色気を感じてしまって、仕方がない。
「は、はい。恥ずかしながら……」
バイトで忙しくしていて、おまけに野暮ったいマコトに惹かれてくれる人は大学時代にはいなかったし。社会人になってからは、恋にうつつを抜かす時間がなかった。睡眠時間すらなかった。
この年まで恋人がなかったことを恥じて、マコトは俯いた。
「なんで恥ずかしいんだよ。むしろ恥じるべきはオレの方だよ。マコトの初めての恋人がオレなこと、喜んじゃったから」
「喜んじゃったって……」
「そ。独占欲」
不意に顔を近づけてきた彼が耳元で囁き、体温が一気に上がった気がした。
「ど、ど、ど、独占欲……!」
恥ずかしくて彼の顔が見れなくて、俯いたまま顔を上げられなかった。
「ふふ、マコトは可愛いなあ。怖がらなくてもマコトの覚悟が決まってから、次に進むからな」
「つ、つ、次!?」
次とは一体なんだろう。
一瞬考えて、恋人としての段階のことだと気がついた。
次って、手を繋ぐとかだろうか。
「は、はい、ゆ、ゆっくり、お願いします……! 心臓が、もたないので……!」
恋人同士になるというのが、こんなにすごいことだとは思わなかった。
この状態で手を繋いだりしたら、心臓が爆発してしまうかもしれないと思った。
「わかったわかった。ほんと、マコトは可愛いなあ」
これまでも何回か彼が「可愛い」と言ってきたことはあったけれど、からかいや冗談なのだと思っていた。だけど、彼が本当に可愛いと思っているから口にしているのだということがよく理解できた。
いままでなんでもなかった言葉に、嬉しさと恥ずかしさを覚えてしまう。
心臓が爆発しそうだけれど、でもとても幸せだ。
「そういえばマコトは、午後は受付だったよな。がんばれよ」
「はい!」
恋人からの励ましに、マコトは元気いっぱいになった。
「よお、マコト!」
「あ、カインさん!」
午後、受付をしているとカインが姿を現した。
マコトの恋心を自覚させてくれた得難い友人の登場に、顔を輝かせる。
「やあ、マコトくん」
同時に横合いからもう一人の人物が姿を現す。
白づくめで白い仮面をつけた怪しい人物、もとい王太子グラントリアスだ。
「あ!?」
「あっ」
二人がマコトの受付の前で鉢合わせしてしまった。
「なんだてめぇ、横入りか!?」
カインの短すぎる怒りの導火線が爆発した。
「申し訳ない。仮面で視野が狭くなっていたんだ。決して順番を違えるつもりなどなかった」
怒っている相手が王太子であるなどと、カインは知る由もない。
マコトはどうすることもできず、おろおろとする。
「言い訳すんな! 俺のこと半魔だからって舐めてんだろ!」
カインが怒りに任せて放った言葉に、グラントリアスは大きく息を呑んだ。
カインはオッドアイをしているから、この世界の人が見れば半魔とやらだとわかるのだろう。
「まさか、そんな気持ちはこれっぽっちもない。だがそう言いたくなる気持ちはわかる。きっと君は片親が魔族であることに関して、これまで心無い仕打ちを山ほど受けてきたのだろう。君を傷つけてきてしまったこと、国を代表して謝罪したい」
なんとグラントリアスはその場で膝を折って、跪いた。
しかも仮面を外して、カインに向かって素顔を曝け出してしまった。グラントリアスの白くて鼻筋の通った綺麗な顔が露わになる。
いいのだろうか、とマコトはハラハラしている。
「な、な、な、なんだよ『国を代表して』って! お前なんか、国王でもなんでもないだろ! 俺のこと何も知らないくせに、知った風な口を利くな!」
素顔を晒されても、カインは正体に気がつかない。
フェリックス曰く王族は国民の前に姿を現しても、すごく遠くからだというから仕方がないだろう。
その人は国王ではないけれど王太子ではあるんだよ、と教えてあげたかった。
「変な奴! お前なんて意味わかんねえ、知るか!」
カインは顔を真っ赤にして、その場を立ち去ってしまった。
後ろ姿から、耳まで真っ赤になっていることがわかった。
「ああ、怒らせてしまった……」
グラントリアスは、残念そうに肩を落とした。
「その……そうでもないと思いますよ。カインさんは、少し素直じゃないだけなんです」
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