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第二話 まず婚約します
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その昔、戦争をしていたとある国と国が戦争を止めるために和平の証としてそれぞれの国の王子と姫を婚姻させることにした。
だが結婚の直前、姫が病に倒れ死んでしまう。
姫には姉妹はいない。よく似た弟がいるだけであった。
このままでは和平がうやむやになってしまう……そこで国は法を変え男同士で結婚できることにし、姫の弟を相手の国の王子に嫁がせたのであった。
そういう経緯からこの国では男同士で結婚ができる。
そして憎い憎い異母兄との結婚を避ける為に領地を繁栄をさせるのがゲームの目的なので、ゲーム内ではロベールとの結婚はできない。
いや正確にはできるがそれはゲームオーバーになった時のことで、互いを憎悪し合う悲惨な結婚生活が待ち構えている。
まあそれはともかくとして転生によってせっかく自由度が高まったこの世界、最短でロベールと結婚するのが最善手と思われるのでここでプロポーズします。
「結婚しよう」
「はぁ……!?」
「僕とお前で結婚しよう」
僕は言葉を重ねる。
その僕の言葉に……ロベールはみるみるうちに顔を青褪めさせた。
「爺や! アントワーヌが錯乱した! 今すぐこの村にあるという城まで運べ!」
何故だか僕は爺やに城まで運ばれることになってしまった。
あれぇ、おかしいなあ。
ロベールは僕との結婚を望んでいるはずだから、『結婚しよう』とさえ言えば婚姻成立だと思ったのに。
僕は村民に吸血鬼の棲む廃城と噂されている古城に運び込まれ、慌てて清掃された寝室に押し込められた。
「……気分はどうだ」
しばらく大人しく寝ていたら、ロベールが様子を見に来た。
「いい」
「それは良かった……それで、さっきの妄言は一体なんだ。まさか村の惨状にショックを受けて自暴自棄になったのではあるまいな?」
僕のプロポーズは何一つ本気にされてなかった。
ついさっきまで親の仇と憎んでいた相手にプロポーズするという奇行に、流石のロベールも僕のことが心配になってしまったらしい。
さて、ロベールに僕のプロポーズを受け入れさせる為には一体どうしたらいいだろうか?
「本気だ」
とりあえず、真剣な顔をしてみる。
「…………」
ロベールは不気味なものでも見るみたいに顔を歪ませている。
このアプローチでは駄目なようだ。
では少し視点を変えてみよう。
「子供の頃は仲が良かったじゃないか……お兄様」
第二夫人がナルセンティアに戻るまでの短い間は、僕たちは一緒に育ち、異母兄弟ながらとても仲が良かった。何をするにも常に一緒で、僕はロベールをお兄様と呼んで慕っていた。
「大きくなったらお兄様と結婚するという約束もした」
「い、いや待て、だがそれは幼い頃の話で……」
「お兄様は心変わりしたの?」
こてん、と首を傾げて兄を見上げる。
ロベールは狼狽している。さっきよりは反応がいい。
「心変わりしたというのならそれは君の方だろう。私との婚姻が嫌で……っ、こんな僻地まで来たんじゃないのか?」
ロベールは睨むような懇願するような何とも言えない複雑な表情で僕を見つめる。
だが彼の中にどのような複雑な想いが渦巻いていようと僕には関係ない。
「いや。村おこしRTAしたいから来た」
あっけらかんと言う。
「だからそのアールティーエーというのは何なんだ!? 私には君が分からない!」
戸惑いが許容値を越え、このままではロベールの方が錯乱しかねない。
僕は無理やり話題を変えることにした。
「父上も母上も姉上も殺された時、僕だけが生き残ったのはロベールが命乞いしてくれたからだと聞いた」
僕の言葉にロベールはビクリとする。
「それは……君も聞いただろう。命乞いというほどのことはない。君の白い髪に白い肌、紅い瞳が珍しいから自分の物にしたいと母上にねだった。ただそれだけのことだ。ハッ、まるで私が君に情を抱いているかのような言い方は止してもらいたいな」
僕は自分の手を見下ろした。
確かに病的なほどの白い肌をしている。アルビノというやつだろう。
主人公がアルビノだからロベールは欲したという情報はゲーム内でも出ている。
「それは本当?」
「な……っ」
追及するとロベールはあからさまに動揺する。
「僕はロベールが僕のことが好きだから助けてくれたんだと信じてる。だから僕はロベールと結婚したい。でもナルセンティアでは生活したくない。だから僕と一緒にこの村を盛り上げるのを此処で手伝って欲しい……ダメ?」
早く最序盤からナルセンティア家の資金チートで村おこしRTAしたいんだから結婚しろ、と僕は迫った。
「いや、それは……だが、私にはそんな資格は……っ」
ロベールは躊躇いを見せる。
ええい、まどろっこしい。
僕はベッドから身を起こすとロベールに抱き着いた。
そして背伸びをして……唇と唇を接触させた。いわゆるキスという行為だ。
ゆっくりと唇を離すと、驚きに目を見張ったロベールの顔が耳まで真っ赤に染まっているのが見えた。
「僕にはロベールがいないと駄目なんだ」
実際には駄目ということはないがここで資金ブーストがあるかないかでかなりクリアタイムに差異が出てくると思われるので、いてくれた方がいい。
「アントワーヌ……」
「昔みたいにアンって呼んで」
僕は唇を尖らせる。
「アン……分かった。私はこの地で君と暮らそう。母上らのことは何とか説得しよう」
ロベールが僕の背中に片腕を回す。
そしてもう片方の手を僕の顎に添え、屈む。
唇と唇が触れる。再びの接吻け。二人の呼吸が混ざる。
よし、第一段階無事クリアー!
だが結婚の直前、姫が病に倒れ死んでしまう。
姫には姉妹はいない。よく似た弟がいるだけであった。
このままでは和平がうやむやになってしまう……そこで国は法を変え男同士で結婚できることにし、姫の弟を相手の国の王子に嫁がせたのであった。
そういう経緯からこの国では男同士で結婚ができる。
そして憎い憎い異母兄との結婚を避ける為に領地を繁栄をさせるのがゲームの目的なので、ゲーム内ではロベールとの結婚はできない。
いや正確にはできるがそれはゲームオーバーになった時のことで、互いを憎悪し合う悲惨な結婚生活が待ち構えている。
まあそれはともかくとして転生によってせっかく自由度が高まったこの世界、最短でロベールと結婚するのが最善手と思われるのでここでプロポーズします。
「結婚しよう」
「はぁ……!?」
「僕とお前で結婚しよう」
僕は言葉を重ねる。
その僕の言葉に……ロベールはみるみるうちに顔を青褪めさせた。
「爺や! アントワーヌが錯乱した! 今すぐこの村にあるという城まで運べ!」
何故だか僕は爺やに城まで運ばれることになってしまった。
あれぇ、おかしいなあ。
ロベールは僕との結婚を望んでいるはずだから、『結婚しよう』とさえ言えば婚姻成立だと思ったのに。
僕は村民に吸血鬼の棲む廃城と噂されている古城に運び込まれ、慌てて清掃された寝室に押し込められた。
「……気分はどうだ」
しばらく大人しく寝ていたら、ロベールが様子を見に来た。
「いい」
「それは良かった……それで、さっきの妄言は一体なんだ。まさか村の惨状にショックを受けて自暴自棄になったのではあるまいな?」
僕のプロポーズは何一つ本気にされてなかった。
ついさっきまで親の仇と憎んでいた相手にプロポーズするという奇行に、流石のロベールも僕のことが心配になってしまったらしい。
さて、ロベールに僕のプロポーズを受け入れさせる為には一体どうしたらいいだろうか?
「本気だ」
とりあえず、真剣な顔をしてみる。
「…………」
ロベールは不気味なものでも見るみたいに顔を歪ませている。
このアプローチでは駄目なようだ。
では少し視点を変えてみよう。
「子供の頃は仲が良かったじゃないか……お兄様」
第二夫人がナルセンティアに戻るまでの短い間は、僕たちは一緒に育ち、異母兄弟ながらとても仲が良かった。何をするにも常に一緒で、僕はロベールをお兄様と呼んで慕っていた。
「大きくなったらお兄様と結婚するという約束もした」
「い、いや待て、だがそれは幼い頃の話で……」
「お兄様は心変わりしたの?」
こてん、と首を傾げて兄を見上げる。
ロベールは狼狽している。さっきよりは反応がいい。
「心変わりしたというのならそれは君の方だろう。私との婚姻が嫌で……っ、こんな僻地まで来たんじゃないのか?」
ロベールは睨むような懇願するような何とも言えない複雑な表情で僕を見つめる。
だが彼の中にどのような複雑な想いが渦巻いていようと僕には関係ない。
「いや。村おこしRTAしたいから来た」
あっけらかんと言う。
「だからそのアールティーエーというのは何なんだ!? 私には君が分からない!」
戸惑いが許容値を越え、このままではロベールの方が錯乱しかねない。
僕は無理やり話題を変えることにした。
「父上も母上も姉上も殺された時、僕だけが生き残ったのはロベールが命乞いしてくれたからだと聞いた」
僕の言葉にロベールはビクリとする。
「それは……君も聞いただろう。命乞いというほどのことはない。君の白い髪に白い肌、紅い瞳が珍しいから自分の物にしたいと母上にねだった。ただそれだけのことだ。ハッ、まるで私が君に情を抱いているかのような言い方は止してもらいたいな」
僕は自分の手を見下ろした。
確かに病的なほどの白い肌をしている。アルビノというやつだろう。
主人公がアルビノだからロベールは欲したという情報はゲーム内でも出ている。
「それは本当?」
「な……っ」
追及するとロベールはあからさまに動揺する。
「僕はロベールが僕のことが好きだから助けてくれたんだと信じてる。だから僕はロベールと結婚したい。でもナルセンティアでは生活したくない。だから僕と一緒にこの村を盛り上げるのを此処で手伝って欲しい……ダメ?」
早く最序盤からナルセンティア家の資金チートで村おこしRTAしたいんだから結婚しろ、と僕は迫った。
「いや、それは……だが、私にはそんな資格は……っ」
ロベールは躊躇いを見せる。
ええい、まどろっこしい。
僕はベッドから身を起こすとロベールに抱き着いた。
そして背伸びをして……唇と唇を接触させた。いわゆるキスという行為だ。
ゆっくりと唇を離すと、驚きに目を見張ったロベールの顔が耳まで真っ赤に染まっているのが見えた。
「僕にはロベールがいないと駄目なんだ」
実際には駄目ということはないがここで資金ブーストがあるかないかでかなりクリアタイムに差異が出てくると思われるので、いてくれた方がいい。
「アントワーヌ……」
「昔みたいにアンって呼んで」
僕は唇を尖らせる。
「アン……分かった。私はこの地で君と暮らそう。母上らのことは何とか説得しよう」
ロベールが僕の背中に片腕を回す。
そしてもう片方の手を僕の顎に添え、屈む。
唇と唇が触れる。再びの接吻け。二人の呼吸が混ざる。
よし、第一段階無事クリアー!
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