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第五十七話 花蜜の秘事 ④*
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「イったのか?」
「……うん」
快感の波が収まって彼の問いに答えられるようになるまで暫しの時を要した。
「じゃあ指を増やしても?」
「えっ、まだ指でするの?」
快楽に乱れた僕はすっかり彼のモノを受け入れられる気になっていたのに。
見えないだろうが彼に非難の視線を向ける。
「そんなこと言ったって念入りに解さねば怪我をする」
「むうぅー」
ロベールは僕のことを大事にし過ぎだ。ロベールのモノなんて粗チンに決まっているのだからそんなに丁寧に解さなくてもいいのに。
もちろんロベールの性器の大きさがどうであろうと彼のことを愛している気持ちに変わりはないよ。
そんなことを思っていたら指を増やした彼の手がぐに、と性感帯を含む肉壁を擦り上げる。
「あぁ……っ!」
快感が走る。
まさかこうして僕の嬌声を聞くためにねちっこく攻める気なのだろうかと邪推する。
「ひゃっ、うぅ……んっ!」
そうはさせてはなるものかと口を噤んでシーツを掴む。
なにせ彼の顔色が見えない。純粋に僕の身体を大事にしてのことなのか、それとも面白がって僕の急所を責めているのか判断できない。
それでも一度そこからの刺激で達することを覚えてしまった身体は快楽に酔弱かった。複数の指からの刺激にあっさりと善がってしまう。
「あんっ、ぁ、あっ! あぁ……っ!」
心なしか善がるほど彼の手の動きの激しさが増している気がする。
まだ彼は挿入もしていないのにまたイってしまう、僕ばかり気持ちよくなってしまう。
「あぁぁぁぁーーっ!!」
また、達してしまった。
とろとろと茎の先から液体が流れ落ちる。
気持ちが好すぎて、目がちかちかとする。
「ロベール、ロベールも一緒に……のに……」
ロベールも一緒に気持ち好くなって欲しいのに。
僕のことばかり攻めるのはさっきランプを点けちゃ駄目だと言った意趣返しだろうか。
「だから念入りに解す必要があると言っただろう。アン、続きをする元気はあるか?」
ぬちゅりと指が引き抜かれる。
すると圧迫感が一気に失せた。喪失感すら覚えるほどである。
埋めるモノのない寂しさに後孔がヒクヒクと収縮する。
「うん、まだまだ全然足りないくらい……」
僕はとろんと微笑んだ。
花の蜜を摂取したこの身体はほんの数回達したくらいではまるで熱が冷める様子を見せない。
「良かった」
衣擦れの音がする。
彼が服を脱ぎ捨てているのだろう。
それでやっと彼と一つになれるのだと理解した。
僕は自ら膝の裏を掴んで脚を大きく広げた。
暗闇の下で丸見せになっている秘部に、随分と熱いモノが充てがわれる。ヒクつくそこが先端に吸い付く。
何だか……予想よりもずっと大きいように感じる。
「アン、挿入れても?」
「う、うん」
戸惑いを覚えている間に声をかけられ、反射的に返事をしてしまった。
あ、と思った瞬間には想像していたより大きなモノが肉壁を押し割って挿入ってきていた。
「…………ッ!」
彼の質量が内側を埋め尽くす。
じわりと涙が滲んだ。
「大丈夫か?」
彼が一旦動きを止めて僕を案ずる。
「す、少し……」
「抜いた方が?」
「ううん!」
見えていないと分かっていながら必死に首を横に振る。
まだまだ欲が発散できていないというのに、頷いたらこのまま「今日はこの辺にしておこう」という雰囲気になりかねない。ロベールはヘタレだから。
「ゆっくり……おねがい……」
「ああ」
互いに息を吐く。
彼の陰茎が少しずつ、ゆっくりと奥へと進んでくる。
やがて根元まで埋まったようで、彼の身体が覆い被さるような体勢になる。
「手を」
彼の声に導かれて、彼に手を差し出す。
ぎゅっと手と手が繋がる。彼の手の温度に、安堵が広がっていく。
どれくらいの間そうやってじっとしていただろうか。
腹の中に彼の熱いほどの温度を感じる。彼の体温に意識を集中させていると、その形が馴染んでいくように感じた。
「ロベール……」
暗闇の中で彼と目が合ったような気がした。
「……うん」
快感の波が収まって彼の問いに答えられるようになるまで暫しの時を要した。
「じゃあ指を増やしても?」
「えっ、まだ指でするの?」
快楽に乱れた僕はすっかり彼のモノを受け入れられる気になっていたのに。
見えないだろうが彼に非難の視線を向ける。
「そんなこと言ったって念入りに解さねば怪我をする」
「むうぅー」
ロベールは僕のことを大事にし過ぎだ。ロベールのモノなんて粗チンに決まっているのだからそんなに丁寧に解さなくてもいいのに。
もちろんロベールの性器の大きさがどうであろうと彼のことを愛している気持ちに変わりはないよ。
そんなことを思っていたら指を増やした彼の手がぐに、と性感帯を含む肉壁を擦り上げる。
「あぁ……っ!」
快感が走る。
まさかこうして僕の嬌声を聞くためにねちっこく攻める気なのだろうかと邪推する。
「ひゃっ、うぅ……んっ!」
そうはさせてはなるものかと口を噤んでシーツを掴む。
なにせ彼の顔色が見えない。純粋に僕の身体を大事にしてのことなのか、それとも面白がって僕の急所を責めているのか判断できない。
それでも一度そこからの刺激で達することを覚えてしまった身体は快楽に酔弱かった。複数の指からの刺激にあっさりと善がってしまう。
「あんっ、ぁ、あっ! あぁ……っ!」
心なしか善がるほど彼の手の動きの激しさが増している気がする。
まだ彼は挿入もしていないのにまたイってしまう、僕ばかり気持ちよくなってしまう。
「あぁぁぁぁーーっ!!」
また、達してしまった。
とろとろと茎の先から液体が流れ落ちる。
気持ちが好すぎて、目がちかちかとする。
「ロベール、ロベールも一緒に……のに……」
ロベールも一緒に気持ち好くなって欲しいのに。
僕のことばかり攻めるのはさっきランプを点けちゃ駄目だと言った意趣返しだろうか。
「だから念入りに解す必要があると言っただろう。アン、続きをする元気はあるか?」
ぬちゅりと指が引き抜かれる。
すると圧迫感が一気に失せた。喪失感すら覚えるほどである。
埋めるモノのない寂しさに後孔がヒクヒクと収縮する。
「うん、まだまだ全然足りないくらい……」
僕はとろんと微笑んだ。
花の蜜を摂取したこの身体はほんの数回達したくらいではまるで熱が冷める様子を見せない。
「良かった」
衣擦れの音がする。
彼が服を脱ぎ捨てているのだろう。
それでやっと彼と一つになれるのだと理解した。
僕は自ら膝の裏を掴んで脚を大きく広げた。
暗闇の下で丸見せになっている秘部に、随分と熱いモノが充てがわれる。ヒクつくそこが先端に吸い付く。
何だか……予想よりもずっと大きいように感じる。
「アン、挿入れても?」
「う、うん」
戸惑いを覚えている間に声をかけられ、反射的に返事をしてしまった。
あ、と思った瞬間には想像していたより大きなモノが肉壁を押し割って挿入ってきていた。
「…………ッ!」
彼の質量が内側を埋め尽くす。
じわりと涙が滲んだ。
「大丈夫か?」
彼が一旦動きを止めて僕を案ずる。
「す、少し……」
「抜いた方が?」
「ううん!」
見えていないと分かっていながら必死に首を横に振る。
まだまだ欲が発散できていないというのに、頷いたらこのまま「今日はこの辺にしておこう」という雰囲気になりかねない。ロベールはヘタレだから。
「ゆっくり……おねがい……」
「ああ」
互いに息を吐く。
彼の陰茎が少しずつ、ゆっくりと奥へと進んでくる。
やがて根元まで埋まったようで、彼の身体が覆い被さるような体勢になる。
「手を」
彼の声に導かれて、彼に手を差し出す。
ぎゅっと手と手が繋がる。彼の手の温度に、安堵が広がっていく。
どれくらいの間そうやってじっとしていただろうか。
腹の中に彼の熱いほどの温度を感じる。彼の体温に意識を集中させていると、その形が馴染んでいくように感じた。
「ロベール……」
暗闇の中で彼と目が合ったような気がした。
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