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𝒇𝒊𝒗𝒆
しおりを挟む「おい」
「はぁ?あーっ、会長じゃあ~んw」
「なんで黒木先輩いじめてんの?」
「えぇ?オトモダチだよ~?いじめる訳ないじゃん~」
、こいつはあのときいなかったやつだ。
「とぼけんなよ。いじめてんだろ?なんでいじめてんのか聞いてるだけなんだけど」
「は?とぼけてねーし、なんでタメ口?俺、センパイだよ?」
「先輩だろーがお前みたいなクズにはタメでよくね?」
「はぁ?ふざけんじゃねぇよっっ!」
*
「……無駄な体力つかわせんじゃねぇよ」
「ッ、なんで、だよ、ゴホゴホッ」
「黒木先輩をなんでいじめてんのか聞きたかっただけなんだけど」
「、ッそれはあいつが、う、ウザかったからだよ!!」
「…なんで?」
「あいつが俺の元カノに告られてたから……っ」
「…それだけ?」
まぁお前が元カノに振られる理由も一瞬で分かるな と言いたいところだけど、油を注ぐかもしれないので我慢する。
「っそうだよ!!」
「ふーん」
「…ぇ?」
「これからも黒木先輩いじめんの?いじめんだったらここで俺がもう1回お前殴るけど」
「!?い、いじめない!!約束する!」
「約束破ったときは50回な?」
「っはい!!!」
ガタガタと震えるあいつを置いて、保健室に戻る。
「黒木先輩」
「あ、麗央くん!大丈夫だった!?」
「え?無傷です。あいつのほうが重症だと思いますね」
「え…??」
「まぁ、黒木先輩をいじめてる理由分かりましたよ」
「え……なに、?」
「『俺の元カノに告られてたから』だそうですよ。」
「え、あ、そういえば…」
「もういじめないって言ってたんで、これからは安心してください」
「で、も」
「大丈夫です。もしも何かあったら俺がぶっ飛ばすんで」
「あ、はい(納得)」
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