タイトルなし

渚彩

文字の大きさ
上 下
1 / 1
序章

序章

しおりを挟む
雲がまあまああって、程よく空は明るい。普通。ちょうどいい。

幸せな話なんて馬鹿馬鹿しい。みんながみんな幸せな訳じゃないし、悲しい話の方がドロドロしてていいじゃん。幸せな人を見てるとなんとなく羨ましくなってしまう。妬んでしまう。素直に喜べない。
そう思うのは自分の性格が故なのか、考え方が故か、はたまた家のせいか。そんなことは考えるのだけ無駄だと思いながらも考えてしまう。

私は自分の事を好きなのか、嫌いなのか。ただ可哀想な自分に浸りたいだけなのか、誰かに認めて欲しいのか。よく分からない。そんなことを考えながら、今日もまた学校に行く。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...