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第15章 その力は偉大らしいですよ⁉︎
213話 魔導反転
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カスカーナ男爵の屋敷内には、ハジェットの専用の個室が与えられていた。奴隷に対しては、異例とも呼べる待遇だろう。
部屋の外にアスピダを残して、ハジェットと共に入ったアラヤ達は、家具や衣類等も揃えてある待遇に、男爵がハジェットに対する信頼を感じた。
「随分と男爵に気に入れられているのですね?」
「…君達は本当に商人なのか?身に纏う魔素の流れもだが、妙な力を感じる。特に少年、君は人間というよりもエルフに近い感じがする」
ハジェットは少し散乱していた魔道具を片付けて、アラヤ達が座れるスペースを作った。
「正直に言うと、クモワスの商人ではこざいません」
部屋中にジャミングを掛けて、アラヤ達は大まかな事の経緯を話した。と言っても、ナーサキ出身という情報だけで、貴族名は出さなかった。彼は奴隷なので、主人から聞かれた場合には秘密を守れないからだ。
「すると、わざわざ私と話す為にこの様な手の込んだ事を?」
「その魔法を貴方が知っているのなら、ナーサキの二の舞いを防げる。手間を掛けてでも確かめるべきでしょう?」
ハジェットは、アラヤ達を見て本気だという事を理解する。
「…分かった。結論から言えば、魔法を強制中断させる魔法は確かにある。その魔法の名は【魔導反転】。闇属性上級魔法で、対象となる魔法の発動中、もしくは発動開始時に合わせて使用する事で、術者に魔力を逆流させる。しかし、この魔法には発動条件がある。対象となる魔術士が視野に必ず入る事と、対象魔法の術式を1つでも理解できている事だ。つまり、術者を特定した上で、ナーサキを滅したあの合成魔法の術式を、1つでも理解する事が出来なければ意味が無い。無詠唱に至っては、不可能に近いだろう。あの時、あの場所に私がもし居たとしても、術者の特定はおろか、無属性魔法に無知な私には無理だった」
なるほど、発動条件が確かに難しいな。仲間内で使用できるのは、カオリくらいだろう。アラヤはカオリを念話で呼び、その魔法を実際に見てもらう事にした。
「では、私に対して君は簡単な闇属性魔法を掛けてくれ。私はその魔法の術式を理解し、返して見せる。君には多少の反動が来るが、まぁ大丈夫だろう」
アラヤは、とりあえず害の無いコラープスを発動する事にした。
「意志を削ぐは常闇からの呼び声、英気・根気を奪い喰らえ、コラー…」
普段は使わない詠唱を読み上げ、ハジェットに向けて放とうとすると、ハジェットはすかさず杖を掲げて、その杖先をアラヤに向けた。
「唸れ、辿れ、己が旅路を。それもまた軌跡也、魔導反転!」
アラヤが放とうとしたコラープスは、形を成さぬままアラヤの体内に逆流する。行き場を無くした魔素が暴れ、アラヤは乗り物酔いに似た吐き気を催す。
「オッケー、バッチリ覚えたわ」
流石というべきか、カオリはこの1回で魔導反転をマスターした。その事実にハジェットは驚きを隠せない。
「貴女は私より格上の魔術士ですね。私が知るナーサキの歴史でも、一度見ただけで術式を全て覚えた魔術士は知らない」
「まぁ、それほどでもあるけど?」
調子に乗るカオリは、ペラペラと術式の定義を語り始める。アラヤにはチンプンカンプンで何が何やら分からない。おそらく呪文だと思う。
「何はともあれ、これで対応する手段は手に入った。後は魔法の術式だけど、その魔法自体を見た事無いから、どんな術式かなんて分からないね。術者の特定も然りだ。ブナイア司教は見た事はあるとはいえ、彼が術者だったかはまだ確定した訳じゃ無い」
「あの魔法を使用した術者がブナイア司教だって⁈いや、それは無いだろう?」
思わず彼の名に反応したハジェットだが、アラヤ達と目が合い慌てて口を閉じた。
「ハジェットさんは、ブナイア司教をご存知なんですね?」
「…うむ。本来なら思い出したく無いが、話さねばならない様だ。実は12年前のあの日、国境の駐屯地に居た私はブナイア司教とナーサキで会っている」
「それは、魔法が発動する前ですか?後ですか?」
「直後に近い。前戦で帝国兵との激戦が繰り広げられている最中、私は一瞬しか空に現れた魔法陣を確認していなかった。直後、突然国境にも魔法による空振が背後から伝わり兵達がその光景に騒然とした。事態が把握出来ない我々の下に、帝国兵と共に美徳教団の私兵が現れた。その指揮を取っていたのがブナイア司教で、帝国の魔法が王国を消滅させたと我々に降伏勧告をしてきたのだ」
「それって、司教はナーサキ本土からじゃなく帝国領土から現れたって事だよね?」
「ああ。勧告を受け入れなかった我々に、あの司教の魔法は脅威だった。私自身、ナーサキの魔術士としてはそれなりの力があると自負していたが、彼の前では無力で、教団が国に加担する怖さを身をもって理解したよ。教団の兵団も国軍に匹敵する強さだった」
ハジェットの話を聞く限り、ブナイア司教は前戦で帝国軍に参加していた。魔法を発動する距離としては、爆心地より離れ過ぎている様だ。つまりは、魔法を放った者では無い可能性があるということだ。
「そうですか。前戦には他に怪しい人物は居ませんでしたか?それと、あの魔法について何か分かる事があれば教えて下さい」
「怪しい人物は分からないが、あの合成魔法については少し…。おそらく、禁呪魔法の1つだと私は考えている」
「禁呪魔法⁉︎」
「ああ。元々、個人が合成魔法の技能を持っている事は超希少な事で、古来の合成魔法は複数の魔術士による同時詠唱による合成を行っていた。その中で最も強力な魔法が古代魔法に記されている魔法で、その力は強すぎる為に地形や天候や環境にまで影響を与える。故に禁呪と称され、その術式が記された魔導書のほとんどは、王家や術者に封印されたと聞いた」
地形や環境を変えてしまう程の合成魔法。確かにハジェットの言う禁呪魔法と当てはまる。
「そんな隠されて来た様な話をどこで聞いたのですか?」
「彼女程の魔術士ならば、亡命したとはいえ王国魔術学院で学んだ事もあるかと思うのだが…?」
「…私は野良の魔術士を師に学んだのよ。ちゃんとした施設では学んでいないわ」
「…そうか。まぁ、学院でも多くの者が有りもしない与太話として考えていたがね。実際に古代に使用されたと討論された禁呪も2つのみで、どちらも立証されてはいないからな」
与太話か…。それは信憑性に欠けるな。大体、そんな強い力を帝国が持っているとしたら、諸国に対して脅しの材料として使うだろうし。
「だが、私はその与太話を真実と考えていた。学院の書物を漁り、王家に仕える高名な魔術士にも弟子入りし尋ねた。そして、その魔導書の行方を聞き出す事に成功した」
ハジェットが言うには、その師も魔導書を探していたらしく、独自に調査していたらしい。
その話によると、3つの魔導書の存在が確認できたらしく、1つはムシハ連邦国のハフナルヴィークに運ばれたらしい。港を出てからの行方は消えている。
2つ目は、デーヴォン列島の冥界の国ゴーモラにて、リッチが現在も所有しているとの事。
3つ目は、ラエテマ王国の王家が所有し封印しているらしい。尚、師は追跡調査をしている最中に、ハフナルヴィークにて亡くなったらしい。
「どの情報も20年前の情報だが、私は真実だと思っている。そして、ナーサキで使用された魔法もその1つだと考えているのだ」
「もし、使用された合成魔法がその禁呪だとして、魔導反転で中断は可能なのかな?」
「分からない。だが、合成魔法は複数からなる魔法だ。幾つかの術式を解読して反転出来れば、中断は可能かもしれない」
「そう、ありがとう。参考になった」
カオリは、彼に約束通り商品の改良化として、調合過程で闇属性魔法の付加を約束に付ける方法を教えた。
「おお、完成したかね?」
カスカーナ男爵の前に、製作した商品を並べると満足そうに瓶を手に取って見ている。実質的には、従来品より僅かに効力が上がった程度であるが、約束は守ったから良いだろう。
「では、我々も在庫品を仕入れさせてもらいますね。以後の取引先は、此方へお願いします」
アヤコは、クモワスの架空の住所を書いて渡すと、屋敷の倉庫にある在庫品を半分程買い取った。ファブリカンテと改良する為らしいが、ちょっといかがわしい商品なだけに、アラヤとアスピダは黙っているしかなかった。
まさか、バルグ商会の新商品に加える気じゃないよね?
機関や工場で起きた事が騒ぎになり始めた頃、アラヤ達は帝都から脱出したのだった。
部屋の外にアスピダを残して、ハジェットと共に入ったアラヤ達は、家具や衣類等も揃えてある待遇に、男爵がハジェットに対する信頼を感じた。
「随分と男爵に気に入れられているのですね?」
「…君達は本当に商人なのか?身に纏う魔素の流れもだが、妙な力を感じる。特に少年、君は人間というよりもエルフに近い感じがする」
ハジェットは少し散乱していた魔道具を片付けて、アラヤ達が座れるスペースを作った。
「正直に言うと、クモワスの商人ではこざいません」
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「すると、わざわざ私と話す為にこの様な手の込んだ事を?」
「その魔法を貴方が知っているのなら、ナーサキの二の舞いを防げる。手間を掛けてでも確かめるべきでしょう?」
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「…分かった。結論から言えば、魔法を強制中断させる魔法は確かにある。その魔法の名は【魔導反転】。闇属性上級魔法で、対象となる魔法の発動中、もしくは発動開始時に合わせて使用する事で、術者に魔力を逆流させる。しかし、この魔法には発動条件がある。対象となる魔術士が視野に必ず入る事と、対象魔法の術式を1つでも理解できている事だ。つまり、術者を特定した上で、ナーサキを滅したあの合成魔法の術式を、1つでも理解する事が出来なければ意味が無い。無詠唱に至っては、不可能に近いだろう。あの時、あの場所に私がもし居たとしても、術者の特定はおろか、無属性魔法に無知な私には無理だった」
なるほど、発動条件が確かに難しいな。仲間内で使用できるのは、カオリくらいだろう。アラヤはカオリを念話で呼び、その魔法を実際に見てもらう事にした。
「では、私に対して君は簡単な闇属性魔法を掛けてくれ。私はその魔法の術式を理解し、返して見せる。君には多少の反動が来るが、まぁ大丈夫だろう」
アラヤは、とりあえず害の無いコラープスを発動する事にした。
「意志を削ぐは常闇からの呼び声、英気・根気を奪い喰らえ、コラー…」
普段は使わない詠唱を読み上げ、ハジェットに向けて放とうとすると、ハジェットはすかさず杖を掲げて、その杖先をアラヤに向けた。
「唸れ、辿れ、己が旅路を。それもまた軌跡也、魔導反転!」
アラヤが放とうとしたコラープスは、形を成さぬままアラヤの体内に逆流する。行き場を無くした魔素が暴れ、アラヤは乗り物酔いに似た吐き気を催す。
「オッケー、バッチリ覚えたわ」
流石というべきか、カオリはこの1回で魔導反転をマスターした。その事実にハジェットは驚きを隠せない。
「貴女は私より格上の魔術士ですね。私が知るナーサキの歴史でも、一度見ただけで術式を全て覚えた魔術士は知らない」
「まぁ、それほどでもあるけど?」
調子に乗るカオリは、ペラペラと術式の定義を語り始める。アラヤにはチンプンカンプンで何が何やら分からない。おそらく呪文だと思う。
「何はともあれ、これで対応する手段は手に入った。後は魔法の術式だけど、その魔法自体を見た事無いから、どんな術式かなんて分からないね。術者の特定も然りだ。ブナイア司教は見た事はあるとはいえ、彼が術者だったかはまだ確定した訳じゃ無い」
「あの魔法を使用した術者がブナイア司教だって⁈いや、それは無いだろう?」
思わず彼の名に反応したハジェットだが、アラヤ達と目が合い慌てて口を閉じた。
「ハジェットさんは、ブナイア司教をご存知なんですね?」
「…うむ。本来なら思い出したく無いが、話さねばならない様だ。実は12年前のあの日、国境の駐屯地に居た私はブナイア司教とナーサキで会っている」
「それは、魔法が発動する前ですか?後ですか?」
「直後に近い。前戦で帝国兵との激戦が繰り広げられている最中、私は一瞬しか空に現れた魔法陣を確認していなかった。直後、突然国境にも魔法による空振が背後から伝わり兵達がその光景に騒然とした。事態が把握出来ない我々の下に、帝国兵と共に美徳教団の私兵が現れた。その指揮を取っていたのがブナイア司教で、帝国の魔法が王国を消滅させたと我々に降伏勧告をしてきたのだ」
「それって、司教はナーサキ本土からじゃなく帝国領土から現れたって事だよね?」
「ああ。勧告を受け入れなかった我々に、あの司教の魔法は脅威だった。私自身、ナーサキの魔術士としてはそれなりの力があると自負していたが、彼の前では無力で、教団が国に加担する怖さを身をもって理解したよ。教団の兵団も国軍に匹敵する強さだった」
ハジェットの話を聞く限り、ブナイア司教は前戦で帝国軍に参加していた。魔法を発動する距離としては、爆心地より離れ過ぎている様だ。つまりは、魔法を放った者では無い可能性があるということだ。
「そうですか。前戦には他に怪しい人物は居ませんでしたか?それと、あの魔法について何か分かる事があれば教えて下さい」
「怪しい人物は分からないが、あの合成魔法については少し…。おそらく、禁呪魔法の1つだと私は考えている」
「禁呪魔法⁉︎」
「ああ。元々、個人が合成魔法の技能を持っている事は超希少な事で、古来の合成魔法は複数の魔術士による同時詠唱による合成を行っていた。その中で最も強力な魔法が古代魔法に記されている魔法で、その力は強すぎる為に地形や天候や環境にまで影響を与える。故に禁呪と称され、その術式が記された魔導書のほとんどは、王家や術者に封印されたと聞いた」
地形や環境を変えてしまう程の合成魔法。確かにハジェットの言う禁呪魔法と当てはまる。
「そんな隠されて来た様な話をどこで聞いたのですか?」
「彼女程の魔術士ならば、亡命したとはいえ王国魔術学院で学んだ事もあるかと思うのだが…?」
「…私は野良の魔術士を師に学んだのよ。ちゃんとした施設では学んでいないわ」
「…そうか。まぁ、学院でも多くの者が有りもしない与太話として考えていたがね。実際に古代に使用されたと討論された禁呪も2つのみで、どちらも立証されてはいないからな」
与太話か…。それは信憑性に欠けるな。大体、そんな強い力を帝国が持っているとしたら、諸国に対して脅しの材料として使うだろうし。
「だが、私はその与太話を真実と考えていた。学院の書物を漁り、王家に仕える高名な魔術士にも弟子入りし尋ねた。そして、その魔導書の行方を聞き出す事に成功した」
ハジェットが言うには、その師も魔導書を探していたらしく、独自に調査していたらしい。
その話によると、3つの魔導書の存在が確認できたらしく、1つはムシハ連邦国のハフナルヴィークに運ばれたらしい。港を出てからの行方は消えている。
2つ目は、デーヴォン列島の冥界の国ゴーモラにて、リッチが現在も所有しているとの事。
3つ目は、ラエテマ王国の王家が所有し封印しているらしい。尚、師は追跡調査をしている最中に、ハフナルヴィークにて亡くなったらしい。
「どの情報も20年前の情報だが、私は真実だと思っている。そして、ナーサキで使用された魔法もその1つだと考えているのだ」
「もし、使用された合成魔法がその禁呪だとして、魔導反転で中断は可能なのかな?」
「分からない。だが、合成魔法は複数からなる魔法だ。幾つかの術式を解読して反転出来れば、中断は可能かもしれない」
「そう、ありがとう。参考になった」
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「おお、完成したかね?」
カスカーナ男爵の前に、製作した商品を並べると満足そうに瓶を手に取って見ている。実質的には、従来品より僅かに効力が上がった程度であるが、約束は守ったから良いだろう。
「では、我々も在庫品を仕入れさせてもらいますね。以後の取引先は、此方へお願いします」
アヤコは、クモワスの架空の住所を書いて渡すと、屋敷の倉庫にある在庫品を半分程買い取った。ファブリカンテと改良する為らしいが、ちょっといかがわしい商品なだけに、アラヤとアスピダは黙っているしかなかった。
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