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第20章 責任は押し付けるものじゃ無いですよ⁉︎
294話 神聖な空間
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浮遊邸に久しぶりに帰宅したサナエに、クララや留守番班のアルディス達が駆け寄る。
「サナエさん!」
「みんな久しぶり!その後変わりない?」
「聞いてください、実はこの前…」
サナエも他嫁とは違う人気があり、明るく元気担当?みたいな存在だ。
聞いてもらいたい話で盛り上がっているところ悪いが、今はまだ戦い中だからね?
「みんな、話は聞いていたよね?サナエさんを安全な部屋へお願い」
「アラヤ、私は本当に平気よ?それに、まだ同盟中だから協力しなきゃ」
「それは俺達がするから。サナエさんは浮遊邸にいて。それで、アヤコさんからの連絡は?カオリさんは無事に帰ったのか?」
サナエが戦うことを許そうとしないアラヤは、分身体と会話しながら行ってしまった。
「私ですらまだちゃんとした実感がないってのに、アラヤ、ちょっと先走ってない?」
まだ安定期では無いから安心できないのは分かるけど、過保護過ぎるのは正直なところ、抑えてほしいと思っていた。
だがその原因が、サナエには仮想未来の記憶だと分かってはいるので、強く言えないし、強引に勝手なこともできない。
「まぁ、今は大人しく従ってあげるかな」
サナエはアルディス達に連れられて、先ずは、沐浴じゃない久しぶりのお風呂よ!とアフティと目を輝かせたのだった。
アラヤは、クララをカオリと分身体の回収に向かわせ、本体と融合してから王城には向かうことにした。
ジョスイには見られたとはいえ、分離分身を多くに知られたくないし。
「エアリエル様、島全土の敵の状況はどうですか?」
『問題ない。多少は魔物側にも被害が出たが、どこも無事に殲滅しているようだ。まぁ、うつけが意外にも手助けに回ったおかげだな』
あのエンリルが、飛行部隊を倒した後で、雲行きが危なそうな魔物軍の加勢をしていたらしい。
『それはそうと、御主とサナエはお手柄だったな。引きこもりの闇の大精霊を発見説得し、御主は加護を得た。正直、奴は最後になるだろうと我は諦めていた』
「運が良かっただけですよ。それに、光の大精霊様に文句を言う約束をしましたので、こちらとしては悩みものです」
『ミフルに文句とな?ハハハ、それは良い!是非、我の分も加えてほしいものだ』
言う方としては勘弁してほしいだけだ。というか、ミフルは嫌われ過ぎじゃないか?
『まぁとにかく、此度の戦いは我々の圧勝だな。これだけ多大な被害を出したヌル虚無教団は、流石にこの島は諦めるであろう』
「そうですね。…でも、攻めてきた兵はほとんどが、改造魔人というB級程度の冒険者みたいでした。勇者と数人の多技能持ちが居たとはいえ、攻めるにしては兵が弱く、陽動にしては無駄が多い気がしました。仮にも、奴等は一度、上陸を狙って失敗している。前の教訓が生かされていないですよね?」
『…それは、今回攻めてきた者達が、最初に来た者達とは別者ということか?』
「それか、ろくに情報を知らされずに来たか。ともかく、寛容の勇者がレヴィアタンの祭壇と禁呪魔導書を狙ったのは事実なので、ヌル虚無教団なことには違いないでしょう。ただ、彼らとは違う目的があったのかなと思いました」
『それは考え過ぎであろう。今は少し休み、勝利の祝賀会を期待したらどうだ?』
「祝賀会…」
食べることを考えた途端に、お腹が鳴りだした。どんな状況でも体は正直だね。
「そうですね。クララが戻り次第、嫉妬魔王に祝賀会を開いてもらいましょう。ああ、こちらからも何か出せるかコルプスに聞いてみようかな」
生き生きとした表情で、アラヤは管制室から出て行った。
やはりアラヤは、食事を楽しんでいる方が似合っている。
『フフフ、加護も残るは火の大精霊と水の大精霊のみ。このまま全ての加護を得ることが出来れば…』
1人ニヤニヤとしているエアリエルを、土精霊達はただ黙って見つめていた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
飛竜に乗りゴーモラ王国へと向かっていたアヤコとアスピダは、テレポートが可能な圏内まで急いでいた。
立て続けにテレポートを繰り返せば直ぐ着くのだが、着いた時点で魔力量不足では戦闘に支障があるからだ。
「…先行したアラヤ君達と、どれくらいの時間差があるかしら?もう終わっている可能性もあるわね」
全力で移動した浮遊邸の速度と飛竜では、その移動速度は比べものにならない。アヤコ達は今の時点で半日は経過している。
「ハハ…エアリエル様が本気を出せばあり得ますね」
操縦者のアヤコの後ろで、アスピダは苦笑いをしていた。
破壊するだけなら、きっとアラヤ達だけでもエアリエルに引けを取らない戦力だと彼は思っているからだ。
スニス大陸から出てデーヴォン列島の海域へと入った。ここからなら、飛竜を含めた3人でもゴーモラ王国の海岸まで飛べそうだ。
「アヤコ様、あれを見て下さい!」
アスピダが、遠方の海上に上がる煙を見つけた。しかし、そこには船らしきものは見えない。
「……確認はしません。今は戻ることを優先しましょう」
アヤコは、その煙を無視することに決めた。今はそれが何なのかを調べる不確定要素の排除よりも、アラヤ達と合流することが最優先だ。
迷いを断ち切るように、アヤコ達はテレポートを実行した。
テレポートの光から解放されて、初めに見えた光景にアヤコ達は目を疑った。
「…城が、あった場所…ですよ…ね?」
「え、ええ…。その筈よ。だけどこれは…この光景は…」
アヤコ達が知るゴーモラ王城のあった場所は、島の半分ごとクレーター状に抉れており、雲が晴れて太陽光が差していた。
「まさか……ナーサキと同じ禁呪⁉︎」
『いや、同じではないぞ』
エアリエルの念話が聞こえ見渡すと、アヤコ達の近くに浮遊邸が姿を現した。
直ぐにアラヤも飛竜に乗り現れた。
「アヤコさん、無事⁉︎」
「はい。私達は無事です。今来たばかりなので…」
「そっか、良かったよ…」
見下ろす光景に、アラヤは悔しさの表情を露わにしている。
「…何があったんですか?」
「戦いは終わったよ。これは、その後のほんの一瞬の出来事だった。辺りに巨大な魔法陣が現れて、音も無くこの辺りが白光に包まれた。次の瞬間には、この光景だよ。ナーサキの禁呪とは違うみたいで、カオリさんには魔導反転が出来なかったんだ」
「それは、新たな禁呪…ということですよね?」
「…そうだね」
それは、ヌル虚無教団側が、ナーサキで使用した禁呪と、ラエテマ王国の墳墓遺跡で手に入れた紫の禁呪魔導書以外にも、別の禁呪魔導書を手に入れている事を意味する。
「ナーサキの禁呪と違うって事は、近くを見てもらえば分かるよ」
アラヤは飛竜を降下させ、クレーターのギリギリまで近付く。アヤコ達も後を追った。
「これは…。土地が活性化している⁉︎」
日も当たらず、しかも魔素が強いこのゴーモラの土地は、ナーサキの土地は違う意味で植物が育たない。
ところが、クレーター内部の土地は、魔素が中和されていて地質が良くなっているように見える。尚且つ、一年中雲に覆われるこの国で、日光が当たり続けているのだ。
「そうなんだ。しかもこのクレーターの空間内は、絶えず浄化されている状態なんだ。そして、その活性化は辺りに侵食している」
「まるで神聖な空間…光の禁呪魔法⁉︎」
「そうだね。おそらくそうだろうと思う」
「あの、それならば、土地が正常化するので良い魔法なのでは?」
アスピダは、ナーサキとは逆に救いの魔法だと思っているようだ。確かに腐敗した土地を救うには素晴らしい魔法だろう。
「そうとも言えないんだ。この国には元々アンデッドが多く暮らす国だ。この領域では絶対に暮らせない。それだけじゃない。これを見てくれ」
アラヤは、亜空間収納からおにぎりを1つ取り出してクレーター内部に投げた。
「あっ⁉︎」
アラヤが食べ物を粗末に扱った事にも驚いたが、それが彼の真剣さを伝える為だと分かった。
おにぎりは、地面に落ちて直ぐに浄化が始まった。正確には、汚れた場所とは関係なしに塵化が始まったのだ。
「この空間内は、生者以外は消えてしまうんだ。つまり、生きていないものは、浄化され消える。死んだ時点で、料理用の収穫した野菜だろうが消えてしまうんだ」
それは、植物以外の生物には生存困難な空間を意味する。食物連鎖が成り立たないからだ。
「この空間がどれだけ広がるかは分からない。ただ、ナーサキのような解決策は思いつかない」
「そういえば、コウサカさんは?王城に居たのでは?」
「いや、運良く掃討戦に出ていたから助かったよ。ただ、城を警備していた魔物達は全滅した。戦いには勝ったはずなのに、負けた気分だよ…」
「……」
この時、アヤコには先程の煙が頭によぎっていた。
禁呪を使える人間は、そうそう居ないだろう。必要となる生贄や魔力量と、それを使用できる魔術士。
海底から上がるあの煙、あの下にはおそらく、術者が居た可能性があるのだ。
その可能性を確認しなかった事に、アヤコはただただ後悔の念に押し潰されそうになるのだった。
「サナエさん!」
「みんな久しぶり!その後変わりない?」
「聞いてください、実はこの前…」
サナエも他嫁とは違う人気があり、明るく元気担当?みたいな存在だ。
聞いてもらいたい話で盛り上がっているところ悪いが、今はまだ戦い中だからね?
「みんな、話は聞いていたよね?サナエさんを安全な部屋へお願い」
「アラヤ、私は本当に平気よ?それに、まだ同盟中だから協力しなきゃ」
「それは俺達がするから。サナエさんは浮遊邸にいて。それで、アヤコさんからの連絡は?カオリさんは無事に帰ったのか?」
サナエが戦うことを許そうとしないアラヤは、分身体と会話しながら行ってしまった。
「私ですらまだちゃんとした実感がないってのに、アラヤ、ちょっと先走ってない?」
まだ安定期では無いから安心できないのは分かるけど、過保護過ぎるのは正直なところ、抑えてほしいと思っていた。
だがその原因が、サナエには仮想未来の記憶だと分かってはいるので、強く言えないし、強引に勝手なこともできない。
「まぁ、今は大人しく従ってあげるかな」
サナエはアルディス達に連れられて、先ずは、沐浴じゃない久しぶりのお風呂よ!とアフティと目を輝かせたのだった。
アラヤは、クララをカオリと分身体の回収に向かわせ、本体と融合してから王城には向かうことにした。
ジョスイには見られたとはいえ、分離分身を多くに知られたくないし。
「エアリエル様、島全土の敵の状況はどうですか?」
『問題ない。多少は魔物側にも被害が出たが、どこも無事に殲滅しているようだ。まぁ、うつけが意外にも手助けに回ったおかげだな』
あのエンリルが、飛行部隊を倒した後で、雲行きが危なそうな魔物軍の加勢をしていたらしい。
『それはそうと、御主とサナエはお手柄だったな。引きこもりの闇の大精霊を発見説得し、御主は加護を得た。正直、奴は最後になるだろうと我は諦めていた』
「運が良かっただけですよ。それに、光の大精霊様に文句を言う約束をしましたので、こちらとしては悩みものです」
『ミフルに文句とな?ハハハ、それは良い!是非、我の分も加えてほしいものだ』
言う方としては勘弁してほしいだけだ。というか、ミフルは嫌われ過ぎじゃないか?
『まぁとにかく、此度の戦いは我々の圧勝だな。これだけ多大な被害を出したヌル虚無教団は、流石にこの島は諦めるであろう』
「そうですね。…でも、攻めてきた兵はほとんどが、改造魔人というB級程度の冒険者みたいでした。勇者と数人の多技能持ちが居たとはいえ、攻めるにしては兵が弱く、陽動にしては無駄が多い気がしました。仮にも、奴等は一度、上陸を狙って失敗している。前の教訓が生かされていないですよね?」
『…それは、今回攻めてきた者達が、最初に来た者達とは別者ということか?』
「それか、ろくに情報を知らされずに来たか。ともかく、寛容の勇者がレヴィアタンの祭壇と禁呪魔導書を狙ったのは事実なので、ヌル虚無教団なことには違いないでしょう。ただ、彼らとは違う目的があったのかなと思いました」
『それは考え過ぎであろう。今は少し休み、勝利の祝賀会を期待したらどうだ?』
「祝賀会…」
食べることを考えた途端に、お腹が鳴りだした。どんな状況でも体は正直だね。
「そうですね。クララが戻り次第、嫉妬魔王に祝賀会を開いてもらいましょう。ああ、こちらからも何か出せるかコルプスに聞いてみようかな」
生き生きとした表情で、アラヤは管制室から出て行った。
やはりアラヤは、食事を楽しんでいる方が似合っている。
『フフフ、加護も残るは火の大精霊と水の大精霊のみ。このまま全ての加護を得ることが出来れば…』
1人ニヤニヤとしているエアリエルを、土精霊達はただ黙って見つめていた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
飛竜に乗りゴーモラ王国へと向かっていたアヤコとアスピダは、テレポートが可能な圏内まで急いでいた。
立て続けにテレポートを繰り返せば直ぐ着くのだが、着いた時点で魔力量不足では戦闘に支障があるからだ。
「…先行したアラヤ君達と、どれくらいの時間差があるかしら?もう終わっている可能性もあるわね」
全力で移動した浮遊邸の速度と飛竜では、その移動速度は比べものにならない。アヤコ達は今の時点で半日は経過している。
「ハハ…エアリエル様が本気を出せばあり得ますね」
操縦者のアヤコの後ろで、アスピダは苦笑いをしていた。
破壊するだけなら、きっとアラヤ達だけでもエアリエルに引けを取らない戦力だと彼は思っているからだ。
スニス大陸から出てデーヴォン列島の海域へと入った。ここからなら、飛竜を含めた3人でもゴーモラ王国の海岸まで飛べそうだ。
「アヤコ様、あれを見て下さい!」
アスピダが、遠方の海上に上がる煙を見つけた。しかし、そこには船らしきものは見えない。
「……確認はしません。今は戻ることを優先しましょう」
アヤコは、その煙を無視することに決めた。今はそれが何なのかを調べる不確定要素の排除よりも、アラヤ達と合流することが最優先だ。
迷いを断ち切るように、アヤコ達はテレポートを実行した。
テレポートの光から解放されて、初めに見えた光景にアヤコ達は目を疑った。
「…城が、あった場所…ですよ…ね?」
「え、ええ…。その筈よ。だけどこれは…この光景は…」
アヤコ達が知るゴーモラ王城のあった場所は、島の半分ごとクレーター状に抉れており、雲が晴れて太陽光が差していた。
「まさか……ナーサキと同じ禁呪⁉︎」
『いや、同じではないぞ』
エアリエルの念話が聞こえ見渡すと、アヤコ達の近くに浮遊邸が姿を現した。
直ぐにアラヤも飛竜に乗り現れた。
「アヤコさん、無事⁉︎」
「はい。私達は無事です。今来たばかりなので…」
「そっか、良かったよ…」
見下ろす光景に、アラヤは悔しさの表情を露わにしている。
「…何があったんですか?」
「戦いは終わったよ。これは、その後のほんの一瞬の出来事だった。辺りに巨大な魔法陣が現れて、音も無くこの辺りが白光に包まれた。次の瞬間には、この光景だよ。ナーサキの禁呪とは違うみたいで、カオリさんには魔導反転が出来なかったんだ」
「それは、新たな禁呪…ということですよね?」
「…そうだね」
それは、ヌル虚無教団側が、ナーサキで使用した禁呪と、ラエテマ王国の墳墓遺跡で手に入れた紫の禁呪魔導書以外にも、別の禁呪魔導書を手に入れている事を意味する。
「ナーサキの禁呪と違うって事は、近くを見てもらえば分かるよ」
アラヤは飛竜を降下させ、クレーターのギリギリまで近付く。アヤコ達も後を追った。
「これは…。土地が活性化している⁉︎」
日も当たらず、しかも魔素が強いこのゴーモラの土地は、ナーサキの土地は違う意味で植物が育たない。
ところが、クレーター内部の土地は、魔素が中和されていて地質が良くなっているように見える。尚且つ、一年中雲に覆われるこの国で、日光が当たり続けているのだ。
「そうなんだ。しかもこのクレーターの空間内は、絶えず浄化されている状態なんだ。そして、その活性化は辺りに侵食している」
「まるで神聖な空間…光の禁呪魔法⁉︎」
「そうだね。おそらくそうだろうと思う」
「あの、それならば、土地が正常化するので良い魔法なのでは?」
アスピダは、ナーサキとは逆に救いの魔法だと思っているようだ。確かに腐敗した土地を救うには素晴らしい魔法だろう。
「そうとも言えないんだ。この国には元々アンデッドが多く暮らす国だ。この領域では絶対に暮らせない。それだけじゃない。これを見てくれ」
アラヤは、亜空間収納からおにぎりを1つ取り出してクレーター内部に投げた。
「あっ⁉︎」
アラヤが食べ物を粗末に扱った事にも驚いたが、それが彼の真剣さを伝える為だと分かった。
おにぎりは、地面に落ちて直ぐに浄化が始まった。正確には、汚れた場所とは関係なしに塵化が始まったのだ。
「この空間内は、生者以外は消えてしまうんだ。つまり、生きていないものは、浄化され消える。死んだ時点で、料理用の収穫した野菜だろうが消えてしまうんだ」
それは、植物以外の生物には生存困難な空間を意味する。食物連鎖が成り立たないからだ。
「この空間がどれだけ広がるかは分からない。ただ、ナーサキのような解決策は思いつかない」
「そういえば、コウサカさんは?王城に居たのでは?」
「いや、運良く掃討戦に出ていたから助かったよ。ただ、城を警備していた魔物達は全滅した。戦いには勝ったはずなのに、負けた気分だよ…」
「……」
この時、アヤコには先程の煙が頭によぎっていた。
禁呪を使える人間は、そうそう居ないだろう。必要となる生贄や魔力量と、それを使用できる魔術士。
海底から上がるあの煙、あの下にはおそらく、術者が居た可能性があるのだ。
その可能性を確認しなかった事に、アヤコはただただ後悔の念に押し潰されそうになるのだった。
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