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第27章 それでもお腹は空いてくるのですよ⁉︎
393話 仲間割れ
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部隊を編成し直したブルータスは、開けた荒野に土壁で仮の防壁を作り待ち構えていた。
防壁を越えて進軍してくる魔人達は、進軍速度は遅くなっている気がする。
国境防壁からかなり離れた距離に到達した頃、何度か黒い光が見えた。
何か始める気かもしれないと、ブルータスは魔人軍に向けて先制攻撃となる広範囲魔法を撃ち込んだ。
「全てを焼尽と化せ、フレイムインフェルノ‼︎」
剣士の姿をしていても、中身は魔法を得意とする悪魔だ。
一帯を焦土と変える程の複数ね業火の玉は確かに魔人達へと命中した。
「チィッ!防いだか!」
しかし、そのほとんどが魔導障壁により防がれていた。
魔法が使えるという事は、【不毛の世界】が無いエリアだと気付かれたのだ。
「我々も技能は解放されている!総員、私に続け!」
ブルータスは自身に強化魔法を掛けて、先頭に立ち駆け向う。
「うわぁぁぁぁぁっ‼︎」
敵陣に着いたブルータスは驚いた。
「逃げろ!撤退だぁ‼︎」
魔人達は既に満身創痍な状態で、半数以上が重傷者だったのだ。
「1人も逃すな!逆らわぬ者は捕まえて捕虜にするのだ!」
既に助からない者達も多かったが、100人近くの魔人と人工魔人を捕まえた。
負傷した者達のほとんどが、初撃のインフェルノの被害者ではなく、物理的な負傷だった事が判明した。
魔導剣士達も、魔導障壁を張った魔人達も魔力が枯渇寸前だった。
「畜生っ!あのホムンクルスどもめっ‼︎」
両腕を失った魔人が叫んでいる。他の魔人も、亜人にではなくホムンクルスとやらに怒りを吐いているみたいだ。
「将軍、あの、敵の数が少な過ぎるのですが…」
「確かにな…。どうやら、我々が仕掛ける前に同士討ちがあったらしい」
それも、こちらが攻撃を仕掛ける前の、あの黒い光の見えた僅かな時間で起きたのだろう。
魔人達すらも混乱している者が多い。とりわけ無事な魔人を選び、拘束した状態で質問をする。
「仲間割れでもあったのか?」
「…顔を近付けるな!獣臭い!」
優しく話し掛けるブルータスに、魔人の男は嫌悪感たっぷりに唾を吐いた。
「貴様‼︎」
部下の猫人が腹を立て、彼の肩に爪を食い込ませる。
「やめろ。種族間の確執話は後だ。今は無駄な拷問をするつもりは無い」
肩を掴んでいた手をゆっくり離し、配下を落ち着かせる。
「兵の数もだが、防壁を貫いた強弩砲も見当たらない。この程度の戦力で勝機があると思われるとは、我々も安く見られたものだな」
「…当然だ。首輪の無い獣を蹴散らすなど、我々の魔導科学があれば容易な事だ。今回も本来なら貴様達を一方的に蹂躙する筈だった」
多くの部下が牙を見せ威嚇しているが、ブルータスが睨むと大人しくなる。
「…それは、今までに無い圧倒的な力の魔導機兵だった。だが、ソレを作ったのも奴等で、動かしていたのも奴等だった。奴等は突然裏切り、魔導機兵とバリスタを全て奪った。奴等は初めから裏切るつもりだったに違いない。まさか、貴様達のスパイだったのか⁉︎」
「それならば、わざわざ逃げずに共闘しているだろう?その機兵とやらがあるなら、無駄に防壁を破壊する必要が無い」
まぁ、実物を見ていないからどれだけ強いかは知らないが、【不毛の世界】のエリア内なら大した事はないだろう。
「クソッ!こうなったら、お前達だけでも…‼︎」
魔人は奥歯をガリッと鳴らした。すると、ボンッと頭が弾け飛んだ。
「自殺か⁉︎」
辺りを巻き込むには小さ過ぎる爆発。だが、異変は直ぐに現れた。
首無し遺体から黒い煙が上がり、近くにいた犬人の兵士が激しく苦しみだした。
「毒か‼︎その者を担ぎ出し、遺体から距離を取れ!」
その煙は地を這うように広がり出した。ただ、煙に触れていないに回りの兵士にも影響が出だす。
「匂い⁉︎ガスみたいなものか⁉︎」
亜人は誰もが嗅覚が良すぎる。魔人達はあらかじめ捕虜に陥った時の為に用意していたのかもしれない。
「家畜も道連れだぁぁっ‼︎」
他の魔人も自爆を使い始め、辺り一面にガスが広がった。
ブルータス隊も煙に包まれ、兵士達がバタバタと倒れていく。
「サクション‼︎」
辺り一面の煙が見る見るうちに吸い込まれ始める。
煙が晴れてくると、そこにはアラヤ達が居た。全員がサクションとホーリーレインを使い、目に見えぬガスを全て吸い取った上に仲間達の傷を癒している。
「初めまして、ブルータス大将軍。ギリギリ間に合ったかな?」
見上げると上空には、巨大な島が浮いている。確か彼等は、今日は王都に居た筈だ。
だが、何故かこの事態に気付き、駆け付けてくれたようだ。
「こ、これは空中公国月の庭の方々。御助力ありがとう申し上げます」
御礼を言いつつもやや視線を逸らすブルータスに、アラヤは首を傾げる。
以前、ブルータスと会った時は、竜人姿だったから、人間の姿では初対面の筈なんだけど。
(何だ、この夥しい加護持ちの化け物は⁉︎私はもう見つかる訳にはいかぬというのに‼︎)
アラヤから感じる精霊力に、サタンが入っているブルータスは冷や汗をダラダラとかいていた。
「それにしても、敵の数は2000人程と聞いていたんですが、焼き殺したんですか?」
アラヤは、地面が焼けた跡があるので、魔人達を焼いたのかと思っていた。
「い、いや、それが、仲間割れがあったようでして、我等が仕掛けた時には既に大半が満身創痍だったのです」
「仲間割れ?それは気になりますね。ちょっと調べて見ましょう」
「…調べる?」
アラヤは、黒い光を見たという地点へと移動して、痕跡視認を使用してみた。
「これは…」
見た目がゴーレムより人間っぽいホムンクルスと呼ばれる者達によって、一瞬で魔導剣士の魔人達が制圧されていく。
驚きなのは、大きなロボットや小さいが重火器を装備した小型ロボットが、次々と消えていく現象だ。
まるで、亜空間収納に収めるが如く、次々と消えていく。
そして黒い光が起こると、その光の中にホムンクルス達が移動していく。
光の中へと最後に入ろうとした男が振り返ると、まるでこちらを見ているように、ニヤリと笑った。
「ああ、そういう事か…」
その男は、顔に張り付いていた火傷のメイクを剥がして見せた。
「アシヤ…」
アシヤが黒い光へと消えた後、まだ動ける魔人達が慌てて魔導障壁を張っている映像が見え、痕跡視認は終わった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「アラガキ様‼︎大変でございます‼︎」
崩れた防壁の近くに張った大きなテントで、女の膝枕でゆっくりと休んでいたアラガキは、身なりを正し仮の玉座に座り直した。
「騒々しいな、何事だ?」
「も、申し上げます!パガヤ領土に進軍していたアシヤ総指揮官からの通信が途絶えました‼︎副指揮官とも繋がりません‼︎」
「何⁉︎カメラ通信もダメか⁉︎」
「はい、全て繋がらない状態です!」
報告する兵の表情を見るに、ただの通信ミスやカメラの故障とは思えない。
「偵察機は飛ばせないのか⁉︎」
「や、やってみます!」
ドローンから映し出される映像を、アラガキも食い入るように見る。
本来なら超える事のできなかった防壁を、今や簡単に通過できる。
「む、アレは?」
ドローンが映した映像は、見るも無惨な状態となった魔人達だった。
「おいっ!今の映像に機兵の姿はあったか⁉︎」
ドローンの向きを変えさせて戻ろうとした瞬間、ボンと画像が揺れて映像が途切れた。
「チィッ、壊されたか!」
魔導機兵の存在は確認できなかった。分かっているのは、2000人居た軍隊が敗れたという事実だけだ。
「いかが致しますか?」
「…どのみち、今の戦力では話にならない。一度要塞へと戻り、部隊を再編成する‼︎」
(クソが‼︎何で俺の回りにはこうも使える奴が居ないんだ⁉︎結局は、俺が動くしか無いのかよ‼︎)
冷静な判断をしているよう見せているが、内心ではかなりの苛立ちが彼には溜まっていたのだった。
防壁を越えて進軍してくる魔人達は、進軍速度は遅くなっている気がする。
国境防壁からかなり離れた距離に到達した頃、何度か黒い光が見えた。
何か始める気かもしれないと、ブルータスは魔人軍に向けて先制攻撃となる広範囲魔法を撃ち込んだ。
「全てを焼尽と化せ、フレイムインフェルノ‼︎」
剣士の姿をしていても、中身は魔法を得意とする悪魔だ。
一帯を焦土と変える程の複数ね業火の玉は確かに魔人達へと命中した。
「チィッ!防いだか!」
しかし、そのほとんどが魔導障壁により防がれていた。
魔法が使えるという事は、【不毛の世界】が無いエリアだと気付かれたのだ。
「我々も技能は解放されている!総員、私に続け!」
ブルータスは自身に強化魔法を掛けて、先頭に立ち駆け向う。
「うわぁぁぁぁぁっ‼︎」
敵陣に着いたブルータスは驚いた。
「逃げろ!撤退だぁ‼︎」
魔人達は既に満身創痍な状態で、半数以上が重傷者だったのだ。
「1人も逃すな!逆らわぬ者は捕まえて捕虜にするのだ!」
既に助からない者達も多かったが、100人近くの魔人と人工魔人を捕まえた。
負傷した者達のほとんどが、初撃のインフェルノの被害者ではなく、物理的な負傷だった事が判明した。
魔導剣士達も、魔導障壁を張った魔人達も魔力が枯渇寸前だった。
「畜生っ!あのホムンクルスどもめっ‼︎」
両腕を失った魔人が叫んでいる。他の魔人も、亜人にではなくホムンクルスとやらに怒りを吐いているみたいだ。
「将軍、あの、敵の数が少な過ぎるのですが…」
「確かにな…。どうやら、我々が仕掛ける前に同士討ちがあったらしい」
それも、こちらが攻撃を仕掛ける前の、あの黒い光の見えた僅かな時間で起きたのだろう。
魔人達すらも混乱している者が多い。とりわけ無事な魔人を選び、拘束した状態で質問をする。
「仲間割れでもあったのか?」
「…顔を近付けるな!獣臭い!」
優しく話し掛けるブルータスに、魔人の男は嫌悪感たっぷりに唾を吐いた。
「貴様‼︎」
部下の猫人が腹を立て、彼の肩に爪を食い込ませる。
「やめろ。種族間の確執話は後だ。今は無駄な拷問をするつもりは無い」
肩を掴んでいた手をゆっくり離し、配下を落ち着かせる。
「兵の数もだが、防壁を貫いた強弩砲も見当たらない。この程度の戦力で勝機があると思われるとは、我々も安く見られたものだな」
「…当然だ。首輪の無い獣を蹴散らすなど、我々の魔導科学があれば容易な事だ。今回も本来なら貴様達を一方的に蹂躙する筈だった」
多くの部下が牙を見せ威嚇しているが、ブルータスが睨むと大人しくなる。
「…それは、今までに無い圧倒的な力の魔導機兵だった。だが、ソレを作ったのも奴等で、動かしていたのも奴等だった。奴等は突然裏切り、魔導機兵とバリスタを全て奪った。奴等は初めから裏切るつもりだったに違いない。まさか、貴様達のスパイだったのか⁉︎」
「それならば、わざわざ逃げずに共闘しているだろう?その機兵とやらがあるなら、無駄に防壁を破壊する必要が無い」
まぁ、実物を見ていないからどれだけ強いかは知らないが、【不毛の世界】のエリア内なら大した事はないだろう。
「クソッ!こうなったら、お前達だけでも…‼︎」
魔人は奥歯をガリッと鳴らした。すると、ボンッと頭が弾け飛んだ。
「自殺か⁉︎」
辺りを巻き込むには小さ過ぎる爆発。だが、異変は直ぐに現れた。
首無し遺体から黒い煙が上がり、近くにいた犬人の兵士が激しく苦しみだした。
「毒か‼︎その者を担ぎ出し、遺体から距離を取れ!」
その煙は地を這うように広がり出した。ただ、煙に触れていないに回りの兵士にも影響が出だす。
「匂い⁉︎ガスみたいなものか⁉︎」
亜人は誰もが嗅覚が良すぎる。魔人達はあらかじめ捕虜に陥った時の為に用意していたのかもしれない。
「家畜も道連れだぁぁっ‼︎」
他の魔人も自爆を使い始め、辺り一面にガスが広がった。
ブルータス隊も煙に包まれ、兵士達がバタバタと倒れていく。
「サクション‼︎」
辺り一面の煙が見る見るうちに吸い込まれ始める。
煙が晴れてくると、そこにはアラヤ達が居た。全員がサクションとホーリーレインを使い、目に見えぬガスを全て吸い取った上に仲間達の傷を癒している。
「初めまして、ブルータス大将軍。ギリギリ間に合ったかな?」
見上げると上空には、巨大な島が浮いている。確か彼等は、今日は王都に居た筈だ。
だが、何故かこの事態に気付き、駆け付けてくれたようだ。
「こ、これは空中公国月の庭の方々。御助力ありがとう申し上げます」
御礼を言いつつもやや視線を逸らすブルータスに、アラヤは首を傾げる。
以前、ブルータスと会った時は、竜人姿だったから、人間の姿では初対面の筈なんだけど。
(何だ、この夥しい加護持ちの化け物は⁉︎私はもう見つかる訳にはいかぬというのに‼︎)
アラヤから感じる精霊力に、サタンが入っているブルータスは冷や汗をダラダラとかいていた。
「それにしても、敵の数は2000人程と聞いていたんですが、焼き殺したんですか?」
アラヤは、地面が焼けた跡があるので、魔人達を焼いたのかと思っていた。
「い、いや、それが、仲間割れがあったようでして、我等が仕掛けた時には既に大半が満身創痍だったのです」
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「これは…」
見た目がゴーレムより人間っぽいホムンクルスと呼ばれる者達によって、一瞬で魔導剣士の魔人達が制圧されていく。
驚きなのは、大きなロボットや小さいが重火器を装備した小型ロボットが、次々と消えていく現象だ。
まるで、亜空間収納に収めるが如く、次々と消えていく。
そして黒い光が起こると、その光の中にホムンクルス達が移動していく。
光の中へと最後に入ろうとした男が振り返ると、まるでこちらを見ているように、ニヤリと笑った。
「ああ、そういう事か…」
その男は、顔に張り付いていた火傷のメイクを剥がして見せた。
「アシヤ…」
アシヤが黒い光へと消えた後、まだ動ける魔人達が慌てて魔導障壁を張っている映像が見え、痕跡視認は終わった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
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崩れた防壁の近くに張った大きなテントで、女の膝枕でゆっくりと休んでいたアラガキは、身なりを正し仮の玉座に座り直した。
「騒々しいな、何事だ?」
「も、申し上げます!パガヤ領土に進軍していたアシヤ総指揮官からの通信が途絶えました‼︎副指揮官とも繋がりません‼︎」
「何⁉︎カメラ通信もダメか⁉︎」
「はい、全て繋がらない状態です!」
報告する兵の表情を見るに、ただの通信ミスやカメラの故障とは思えない。
「偵察機は飛ばせないのか⁉︎」
「や、やってみます!」
ドローンから映し出される映像を、アラガキも食い入るように見る。
本来なら超える事のできなかった防壁を、今や簡単に通過できる。
「む、アレは?」
ドローンが映した映像は、見るも無惨な状態となった魔人達だった。
「おいっ!今の映像に機兵の姿はあったか⁉︎」
ドローンの向きを変えさせて戻ろうとした瞬間、ボンと画像が揺れて映像が途切れた。
「チィッ、壊されたか!」
魔導機兵の存在は確認できなかった。分かっているのは、2000人居た軍隊が敗れたという事実だけだ。
「いかが致しますか?」
「…どのみち、今の戦力では話にならない。一度要塞へと戻り、部隊を再編成する‼︎」
(クソが‼︎何で俺の回りにはこうも使える奴が居ないんだ⁉︎結局は、俺が動くしか無いのかよ‼︎)
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