1 / 7
プロローグ
もしやり直せるなら
しおりを挟む
「俺たち、別れよう」
私は目の前の好きな人にいきなり別れ話をされた。
「ちょ、ちょっと待って。いきなり何の冗談?」
「冗談じゃない、本気で言っているんだ」
どうして?
私…○○に何かしちゃったかな。
「○○、急に何言ってんだよ。こいつがどれだけお前のことを思い続けているのか知ってるだろ!」
友達が私のために彼に怒ってくれた。
友達の言う通り、私はまだ彼のことが好きだし浮気しているなんて絶対にありえない。
だからこそわからない、どうして別れようと言ってきたのか。
「…勝手に俺の人格を変えて俺に嘘をつきながら続けた友達ごっこは楽しかったか?」
私は彼に能力を使っていた。
その能力が…解かれた。
「違うの!あの時はこうしないと○○は死んでしまいそうだったから…」
「ならどうしてずっとそのことを俺にも言わずに一緒に過ごしてきたんだよ」
「ただいうタイミングがなかったから…」
○○はため息をつく。
「もういい、俺はこの後やることがあるんだ。もう行く」
○○は私たちに背を向けて歩き始めた。
「いやだ、行かないで!私、○○が居なくなったらどう生きていけばいいの…」
彼は私の生きる意味の一つだ。
そんな彼が行ってしまう。
いやだ。
いやだ……。
いやだいやだいやだいやだ――!
そんな時友達が彼の前に立った。
「行かせるわけねえだろ。あいつの気持ち考えたことあんのか!短い期間だが付き合っていたんだろ!」
「どけ」
彼はもう私たちに興味がないみたいだ。
「お前…!」
パチンと音がした。
友達が彼をたたいた音だ。
「あいつに謝れ。謝らない限り俺はお前の行く手を阻む」
「…俺に勝てると思っているのか?悪いことは言わない、どけ」
もう彼を止められない。
私が悪いのはわかっている、だけどこんな別れ方…したくないよ。
彼は能力を使い友達の位置を私たちと同じところまで戻した。
「じゃあな。もう二度と俺たちが交わることはないだろうな」
いやだ、○○が行ってしまう。
私は〇〇の事が好きなの、ずっとずっと好きなの、だから…
「いかないで!お願い!」
悲鳴のような声で○○に行かないでというがもう彼が振り返ることはなかった。
彼は最後にちらっとこちらを向き、そのままどこかに行ってしまった。
そこからの記憶はほとんどない。
泣いていた気がするがそれすらも自分では覚えていない。
もしやり直せるなら…。
もし○○に出会った時からやり直せるなら…。
そんなもしもを考えても現実はゆっくりと時間が進むだけだった。
私は目の前の好きな人にいきなり別れ話をされた。
「ちょ、ちょっと待って。いきなり何の冗談?」
「冗談じゃない、本気で言っているんだ」
どうして?
私…○○に何かしちゃったかな。
「○○、急に何言ってんだよ。こいつがどれだけお前のことを思い続けているのか知ってるだろ!」
友達が私のために彼に怒ってくれた。
友達の言う通り、私はまだ彼のことが好きだし浮気しているなんて絶対にありえない。
だからこそわからない、どうして別れようと言ってきたのか。
「…勝手に俺の人格を変えて俺に嘘をつきながら続けた友達ごっこは楽しかったか?」
私は彼に能力を使っていた。
その能力が…解かれた。
「違うの!あの時はこうしないと○○は死んでしまいそうだったから…」
「ならどうしてずっとそのことを俺にも言わずに一緒に過ごしてきたんだよ」
「ただいうタイミングがなかったから…」
○○はため息をつく。
「もういい、俺はこの後やることがあるんだ。もう行く」
○○は私たちに背を向けて歩き始めた。
「いやだ、行かないで!私、○○が居なくなったらどう生きていけばいいの…」
彼は私の生きる意味の一つだ。
そんな彼が行ってしまう。
いやだ。
いやだ……。
いやだいやだいやだいやだ――!
そんな時友達が彼の前に立った。
「行かせるわけねえだろ。あいつの気持ち考えたことあんのか!短い期間だが付き合っていたんだろ!」
「どけ」
彼はもう私たちに興味がないみたいだ。
「お前…!」
パチンと音がした。
友達が彼をたたいた音だ。
「あいつに謝れ。謝らない限り俺はお前の行く手を阻む」
「…俺に勝てると思っているのか?悪いことは言わない、どけ」
もう彼を止められない。
私が悪いのはわかっている、だけどこんな別れ方…したくないよ。
彼は能力を使い友達の位置を私たちと同じところまで戻した。
「じゃあな。もう二度と俺たちが交わることはないだろうな」
いやだ、○○が行ってしまう。
私は〇〇の事が好きなの、ずっとずっと好きなの、だから…
「いかないで!お願い!」
悲鳴のような声で○○に行かないでというがもう彼が振り返ることはなかった。
彼は最後にちらっとこちらを向き、そのままどこかに行ってしまった。
そこからの記憶はほとんどない。
泣いていた気がするがそれすらも自分では覚えていない。
もしやり直せるなら…。
もし○○に出会った時からやり直せるなら…。
そんなもしもを考えても現実はゆっくりと時間が進むだけだった。
0
あなたにおすすめの小説
【新作】1分で読める! SFショートショート
Grisly
ファンタジー
❤️⭐️感想お願いします。
1分で読める!読切超短編小説
新作短編小説は全てこちらに投稿。
⭐️忘れずに!コメントお待ちしております。
「魔物の討伐で拾われた少年――アイト・グレイモント」
(イェイソン・マヌエル・ジーン)
ファンタジー
魔物の討伐中に見つかった黄金の瞳の少年、アイト・グレイモント。
王宮で育てられながらも、本当の冒険を求める彼は7歳で旅に出る。
風の魔法を操り、師匠と幼なじみの少女リリアと共に世界を巡る中、古代の遺跡で隠された力に触れ——。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
優しい世界のシリウスさん
みなと劉
ファンタジー
ギルドで毎日仕事をコツコツとこなす青年シリウスは
今日も掲示板とにらめっこ。
大抵は薬草採取とか簡単なものをこなしていく。
今日も彼は彼なりに努力し掲示板にある依頼書の仕事をこなしていく
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる