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7章 鍛冶屋と武具を狙いしモノ
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しおりを挟む加治屋「ハローワークねぇ・・・。」
騎士団長「こっちが相手に合わせた職を紹介し、支援する。最初のイメージはそんな感じだった。
だが、こだわりを捨てきれず中々職が決まらない者。就職をしたものの、
直ぐに辞めてここへ戻って来てしまう者。大体が同じ言い訳をする。」
加治屋「・・・・・・・・・。」
騎士団長「あの職場は自分には合わなかった。もっと他のを紹介してくれ・・・。
何度も聞いたよ。その度に私は心の中で、・・・ふざけるなって思ってたよ。
あんた達が選んだ仕事だろ?あんた達の希望を聞いてこっちが提案する。
それだけでも大変なんだ・・・、それを数週間で合わないと決めつける。」
加治屋「それも時代なのかもな・・・。」
騎士団長「確かに私が現世にいた時も、嫌なら辞めても良いとか、やり甲斐を見つけるだとか。
根性論が悪となって来ていた。質が悪いのは、
自分は悪くない自分を使いこなせなかった会社が悪いんだと開き直る奴もいた程だ。」
徳井「・・・・・・・・・。」
騎士団長「そんな事を私達に文句を言い自分では何もしない、
だったら自分から会社に電話して就職活動してみろよ?文句言うなら自分でやれよ!」
加治屋「・・・・・・・・・。」
騎士団長「・・・申し訳ない、少し感情的になってしまった。」
加治屋「いや、あんたも苦労してたんだな?」
騎士団長「いえ、それもここに来てからは随分マシになった。だから今度はもう道を間違えない、
そう・・・決めた。」
加治屋「言いたい事はわかった。だが、俺にも信念はある。俺は俺の決めた事は絶対に曲げない。
だからあんたがいくら頼んだとしても聞くことは出来ない。」
騎士団長「どうしても・・・か?」
加治屋「・・・ならもう一つ聞きたい事がある。」
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