寮長の恋~ふわふわボディのSub、とろあまDomが溺愛中♡

切羽未依

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#隣の部屋

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 ユアリィは部屋に入ると、背中を向け、扉を閉めた。背中を向けたまま、後ろ歩きで、長い黒髪のポニーテールを、ふりふり、振って、やって来て、フェブが床に敷いておいたブランケットに足を滑らせて、よろける。
「何やって」
 慌ててフェブが支えようと両手を伸ばした腕の中に、ユアリィは収まった。
「えへへ」
 フェブに抱き止めてもらって、ユアリィは首だけ振り向き、青い瞳で見上げて笑う。そして、フェブの物に、自分のお尻を振って、すりすりする。ズボン越しでも、夏の薄着では、じかに触れ合っているようだった。


「支配されたい」という本能の欲求を持つSubサブは、「支配したい」という本能の欲求を持つDomドム命令コマンドに逆らうことができない。同様にDomは、Subのおねだりに逆らうことができない。


 フェブDomは、ユアリィSubに命令した。
「Craw這えl」

 ユアリィは床に敷かれたブランケットの上、両膝を落とし、両手を着き、四つん這いになる。
 長い黒髪のポニーテールは、まだしっとりと濡れていて、背中から肩を滑り落ち、深紅の革を編み上げた首輪が露わになる。編んだ深紅の革紐の端の一本一本は、首の後ろで、ひとつひとつちょう結びにされている。

Strip脱いで
 フェブの命令コマンドに、ユアリィは四つん這いのままで、シャツを脱ぎ、ズボンを、下着を脱ぐ。明るいままの部屋で、ユアリィの濃い褐色の肌、程よく筋肉の付いた背中、引き締まった腰、肉付きのいいお尻を、フェブは見下ろす。

「Prese見せてnt」
 フェブの命令コマンドに、ユアリィは顔を横向きにして、ブランケットの上に両肩を着き、フェブに見えるように高く突き上げた自分のお尻の双丘を、両手で掴んで広げ、「そこ」を見せた。

 濃い褐色の肌色の中に、小さな薄桃のつぼみが、そこにある。

 フェブは膝を着き、ユアリィが双丘を掴んで広げている手に手を重ね合わせて、うやうやしく、そこにくちづけた。熱い舌に舐められて、ユアリィは声を上げる。
「やぁっ。そんなとこ、舐めちゃ、」
 とがらせた舌が、ぐゅにゅっと、そこを開く。
「っや、舌、挿入れ、っん、あっ、ぁぁっ、」
 声を上げながら、ユアリィは結界魔術で部屋を封じる。


 隣の部屋のバカップルに、ぼくらの、らぶらぶプレイを聞かせてやるぅって思ってたけど、聞かせすぎちゃったっ


 ちゅぷちゅぷ、濡れた音を立てて、フェブは挿し入れた舌で、そこを溶かし、ユアリィの勃ち上がり、膨れ上がる物を、手の中に握り締めた。
「ゃんっ、」
 ユアリィは声を上げ、腰を落としそうになったが、フェブの腕に抱き止められる。フェブは、もう一方の手で握り締めたユアリィの物をしごく。

「そこと、おちんちん、いっしょにぃ、イッちゃうっ!イッちゃうぅ!っん、ふっ、っく、」
 早々とユアリィの物は、フェブの手の中で震えてイッてしまって、ブランケットに精を飛び散らせ、自分の双丘を掴んでいた両手も落ちて、そこに挿し入れたフェブの舌は噛み切られたと思うほど、締め上げられる。

「っは、ぁ、ぁ、ぁぁ……」
 ユアリィが喘ぎ、そこがゆるむと、フェブは痛みにしびれる舌を引き抜いた。

「ゃぁあ」
 イッて感じやすくなってしまっているユアリィの物は、フェブの舌が抜ける瞬間にも、ぶるっと震えて、精を散らした。

 フェブはユアリィの物を、手放てばなし、抱き止めていた腰を、ユアリィが物を自分の体の下敷きにしてしまわないように、横向きにして、そっと下ろした。フェブはよだれまみれの自分の口を手の甲で拭うと、服を脱ぎ始める。

 ユアリィは喘いで、閉じることもできない口から涎を垂らし、青い瞳から涙をこぼしている。悲しいんじゃない、嬉しいんじゃない、気持ち良すぎて、涙が出ることをユアリィは、フェブの体に教えられた。

 他にも、あっちこっちから、いろいろ、たくさん、いっぱい出るけど。と、ユアリィは思いながら、鼻水をすすった。

 床にブランケットを敷くのは、2段ベッドの下の段だと、上の段に頭をぶつけ、上の段だと、天井に頭をぶつけるからだった。机や棚と2段ベッドの間は狭かったが、頭をぶつけるよりは、ましだった。


 裸になったフェブは、太ってもいない、やせてもいない。背が高いわけでも、低いわけでもない。ありふれた薄茶の短い髪、焦茶こげちゃの瞳。顔立ちも、人目をくような特徴は、何もない。勃ち上がっている物だって、さっきまで手の中にあったユアリィの方が大きくて太くて重い。


 フェブは、ユアリィのパートナーになれたのは、ユアリィがSubで、自分がDomだったからでしかないと、思っている。だからこそ、ユアリィをよろこばせたい。ユアリィを支配する相応ふさわしいDomになりたい。


 フェブは、もう一度、命令した。
「Craw這えl」

 ユアリィは長い手足を引きずり、床に敷かれたブランケットを、ぐちゃぐちゃにしながら、両手を着き、両膝を着き、四つん這いになる。フェブは膝立ちして、片腕で、ユアリィの引き締まった腰を抱え、もう一方の手で、自分の物を支えて、そこに先端をふくませる。
「ぅんぅ」
 ユアリィは喘ぎ、そこもフェブの先端にかぶりついて喘ぐ。

 フェブはユアリィの腰を両腕で抱えると、自分の腰を打ち付けた。
「あっ」
 ユアリィは一気に貫かれ、奥を先端に突かれて、目の前が真っ白になった。着いていた手も、膝も、崩れ落ち、でも、腰はフェブの両腕に抱えられていて、お尻だけを突き出させられている。

 と゛ち゛ゅ゛と゛ち゛ゅ゛、突いてもらえると思ったのに、フェブは、す゛る゛ゅ゛す゛る゛ゅ゛……と、ゆっくり、中を撫で、腰を引く。
「ぃぁ、ぁ、っぁ、ぁ、ぁ、ぁ、っぁ、」
 ユアリィは全身、鳥肌を立てて、開いた口から涎を垂らし、青い瞳から涙をこぼして、ぶるぶる、震える。

 このまま、抜かれちゃうと感じたユアリィのそこが、きゅっと締まった瞬間、フェブは腰を打ち付ける。
「ぁうんっ」
 また一気に貫かれ、奥を先端に突かれて、でも、すぐに先端は離れ、す゛る゛ゅ゛す゛る゛ゅ゛……と、ゆっくり、中を撫で、腰を引く。
「ぃゃぁぁぁぁ、ゃぁぁぁぁぁ、っ――んあっ」
 そして、また一気に貫かれ、奥を先端に突かれて、でも、すぐに先端は離れ、す゛る゛ゅ゛す゛る゛ゅ゛……と、ゆっくり、中を撫で、腰を引く。

 その繰り返しに、ちゃんと中を撫でてもらっているのに、ちゃんと奥を突いてもらっているのに、ユアリィはれる。自分で腰を突き上げて、奥に突き立てたくても、腰をフェブに両腕で抱き締められていて、できない。

「ふふっ」
 ゆっくりと、腰を引きながら、フェブが笑う。
「ユアリィの中、うねって、俺のちんこに、すげえ絡み付いて来る」
 焦れてる体を気付かれて、ユアリィはブランケットの上、顔を引きずって、フェブを濡れた青い瞳で見上げる。
「いじわるぅぅぅ、んあっ」
 フェブは腰を打ち付け、ユアリィを一気に貫き、奥を先端で突く。


――でも、自分が「支配したい」という本能の欲求を持つDomだからこそ、「支配されたい」という本能の欲求を持つSubのユアリィを満たすことができる。


 ユアリィの背中に、熱いフェブの体の重みが重なる。耳元でささやかれる。
「好きだよ、ユアリィ」
「ぼくも、フェブが大好きぃふひゃっ」
 ユアリィは、いきなりフェブの腕に抱き起こされた。

 体を繋いだまま、羽交はがめにされたユアリィは、フェブの膝の上に座らされる。自分の体の重みで、フェブの物は中に深く埋め込まれ、先端は最奥に突き刺さっている。ユアリィは両手を上げ、フェブの首の後ろに掛けて、振り返る。
「フェブのおちんこ、ぼくのお腹の中、いっぱいぃぃぃ」
「ほんとにユアリィ、俺のちんこ、大好きだよね…」
「大好きぃ大好きぃ大好きぃ」

 引き合うように二人は唇を重ね合わせ、舌を絡ませて、ユアリィは腰を浮かせ、落とした瞬間、フェブが突き上げる。勃ち上がったユアリィの物は、ぷるんぷるん、跳ねる。

 ぬちゅぬちゅ、唇を繋ぎ合う音と、ふ゛ち゛ゅ゛ふ゛ち゛ゅ゛、体を繋ぎ合う音と、
「っは、ぁ、ぅんっ、ゃあっ、あぁっ、」
「っふ、は、ぁ、ん、んんっ、んぅっ、」
 喘ぐ声が混ざり合う。

 涎まみれの唇で、ユアリィは、ねだる。
「フェブ、イかせてっ、ぼくをイかせてっ、」

 今日は、Subサブ Spaceスペースに入ってくんなかったな。とフェブは、ちょっと残念に思う。
 青い瞳孔ひとみを見開き、涙をこぼしながら、甘やかな声を上げるSubサブ Spaceスペースに入ったユアリィは、本当に綺麗だ。
 でも、

 褐色の肌を汗で艶やかに輝かせて、腰を振り、自分の物を振り、長い黒髪のポニーテールを振り、深紅の革の首輪をめたユアリィは、いつだって綺麗だ。

「ゃああああああっ、」
 ユアリィの最奥は、腰を振るフェブの先端に、く゛ち゛ゃ゛く゛ち゛ゃ゛にされて、ぎゅうっと、中が締まる。締め付けられて、フェブの物は最奥に精を放つ。ユアリィの物も、びゅくびゅく、震えながら、精を飛び散らせる。

「大好きぃ、フェブぅ…」
「っは、っふ、ぅ、う、」
 答えられないほど、イッちゃって喘いでいるフェブに、ユアリィはしあわせに微笑んだ。



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